「ホームページからの問い合わせが減少してきた、またはこない」
「売上が減少している」
など、ホームページを制作、またはリニューアルする際には問題やニーズありきということにお気づきでしょうか。
つまり、ホームページを制作、リニューアルすることのすべては、何らかの問題を解決することと言えます。
問題には必ず原因が存在します。
よって、「なぜそのような問題が起こるのか」と繰り返し考えることが重要です。
そして、「その原因をどのように解決していくのか」を繰り返し考え、具体的な解決策の立案につなげていくのです。
トヨタ自動車でも問題が起こった際には「5回のなぜ?」を繰り返すことで、
根本的な原因を追究する文化が継承されています。
この「なぜなぜ分析」は
トヨタの元副社長だった大野さんが著書「トヨタ生産方式」の中で
「一つの事象に対して、五回の「なぜ」をぶつけてみたことはあるだろうか。」
更に、「5回の『なぜ』を自問自答することによって、ものごとの因果関係や
その裏にひそむ本当の原因を突きとめることができる。」と、
提唱しているようにトヨタの現場で行われた問題事象の原因を追究する方法なのです。
「売上が減少している」という問題に対して、
「ライバル会社のホームページの方が見栄えがいいから」
「競合他社の類似商品に押されているから」…
など、一つの原因に偏った見方をして、そこばかりに解決策を打っても、
本来解決すべき根本的な原因が別に存在していると、一向に問題は解決しません
「ホームページからの問い合わせがこない」という例を挙げてみると
例えば・・・
「なぜ」ホームページから問い合わせが来ないのか
>どこにお問い合わせボタンがあるか分かりにくい
「なぜ」お問い合わせボタンが分かりにくいのか
>見た目のデザインを重視したため
「なぜ」見た目だけ重視したホームページを作成したのか
>ホームページ制作会社の言われるままに作ったから
「なぜ」ホームページ制作会社の言われるままに作ったのか
>ホームページの知識がまったくなかったから
「なぜ」ホームページの知識がないのか、今でも知識がないのか
→ホームページの勉強をしたことがないから
などなど・・・
つまり、見当違いを防ぐためにも、「なぜ」と1回だけ考えるのではなく、
「なぜなぜ…」と何回も繰り返し、複数の根本原因と考えられるポイントに対して、解決策を打っておくことが必要なのです。