以前の記事でも紹介していますが、ウェブ広告等から自社のサイトに訪れたお客様に、 より高い確率で商品購入や問い合わせ、または見積もりの請求をしてもらうのに、 ランディングページの運用は有効な手段の1つです。
ランディングページとは、ウェブ広告等をクリックした方が訪れる、「はじめのページ」です。 狭義では、商品やサービス(以下、「商品」とまとめます)を強烈に売り込むための内容が盛り込まれた、 縦長1枚のページを指します。

ランディングページの出来次第で、同じ商品でも売れ行きに大きな差が生じます。 では、「売れる」ランディングページを作るには、どうすればよいのか? そこで今回は基本編として、ランディングページを作る前におさえておきたいポイントを2点、 お伝えしていきます。 初めて制作する方はもちろん、運用しているがいまいち成果を感じられない方も、 是非ご覧ください! なお、ランディングページのゴールは、先に示した通り、商品の購入や問い合わせ、 資料請求と様々ですが、今回お伝えするような基本的な部分の考え方に違いはありません。 便宜上表記は「商品の購入」に統一しました。
■ポイント1.ターゲットを明確に 「売れる」ランディングページとは、言い換えると、商品を「買いたくなる」ランディングページ。 どうすればお客様が「買いたくなる」のかを考え抜くことが、ランディングページを作る上で 最も重要です。 そのお客様として描く人物像、つまりターゲットが明確であるほど、その人になりきり、 どんな気持ちなのか、イメージを膨らめることができます。 ですから、まずはターゲットを明確にするところから始めましょう。 商品の企画・開発段階でターゲットがきちんと絞られていれば、ランディングページ制作前に それを確認するだけですね。 しかし、ターゲットが絞られておらず、「とにかく売れればいい」という場合もあります。 その場合はターゲットを定める必要がないか、もしくは定めることができないかというと、 それは間違いです。 商品の特性から見つめ直すところから始め、「もっとも売れる層はどこか」をきちんと リサーチすれば、自ずとターゲットは絞られます。必ずターゲットを設定してから 制作を始めましょう。繰り返しますが、ターゲットとなる人物像が定まっていなくては、 お客様になりきって気持ちを考えることができず、 それでは「買いたくなる」=「売れる」ランディングページを作ることはできません。 また、よりお客様の気持ちをイメージしやすくするために、 ランディングページを訪問した瞬間の、お客様のテンションも予めイメージしてみます。 テンションがお客様によって、または状況によって様々であることは言うまでもありませんが、 「少し興味はあるが、ほとんど期待していない。軽いノリで訪問した」程度のテンションの お客様に照準を合わせましょう。 この程度のテンションで入ってきたお客様に商品を購入していただければ、 ランディングページとして成功しているといえます。 最後にもう一度。 ターゲット設定の目的は、お客様の気持ちになって作成することです。 お客様の気持ちを想像せずに、どれだけ見栄えの素敵なランディングページを作っても、 商品を買ってもらうことはできません。是非十分な時間をとって、 ターゲットをできる限り明確にしてください。 ■基本構成をおさえよう
ランディングページの基本構成は、下図のようになります。

各パートごとに説明していきます。 つかみ お客様はやや興味はありますが、期待しているわけではありません。 最初の3秒で「え?本当?」「読んでみたい」という気持ちにならなければ、 [戻る]か[閉じる]です。魅力的なフレーズや写真・画像で、 お客様の興味を一気に惹きつけます。 共感 お客様は基本的に、売り込みに対して否定的です。 ここで、お客様が抱えているであろう問題を提起したり、気持ちの代弁することで、 お客様に「確かに」「そうそう!わかる!」と、肯定の気持ちが芽生えます。
 商品紹介 前のパートで提起した問題を解決するもの、ニーズを満たすものとして、売りたい商品を紹介します。 ここでは、写真・画像でわかりやすく、商品自体の特性や魅力を十分に伝えます。 ベネフィット お客様は、本質的には、商品そのものではなく、購入後の快適さや幸福感を求めています。 ここでいうベネフィットとは、その快適さや幸福感を意味します。 本来購入後に得られるベネフィットに購入前に触れ、それを現実のものにしたいと思ってもらうことが、 お客様の購買意欲を掻き立てる重要なポイントです。 しかし、③の商品紹介だけでは、お客様は十分にベネフィットをイメージすることができませんから、 このパートで余すことなく伝える必要があります。 裏付け 商品を知り、ベネフィットを感じたお客様は、商品の購入に魅力を感じています。 お客様が次に求めるのは、確信です。ここまで商品の特性や効果を謳ってきましたが、 お客様はその裏付けとなる事実を知りたいのです。信憑性がポイントなので、数値的なデータを 用意できると効果的です。 お客様の声 このパートも、目的はお客様に確信を持ってもらうことです。 前のパートで、裏付けは理解できた。 では、実際に商品を購入した人たちは、本当に満足しているのか? お客様の声を掲載することで、さらに確信を深めてもらいます。
 ダメ押し ここまで来れば、お客様の購入意欲はかなり高まっています。 が、油断してはいけません。お客様は、基本的に「先延ばし」にします。 最後に、限定コンテンツなどで「今」手に入れることのメリットを伝え、購入の意思決定をしてもらいましょう。 注文リンク お客様には、購入の意思があります。 最後の最後で迷わずスムーズにここをクリックしてもらうことが、何より重要です。 注文リンクとなるボタンを目立たせることと、ボタン自体に、お客様にとって有益な情報を記載することで、 確実にクリックに導きます。 ページ最下部だけではなく、お客様の気持ちが盛り上がる箇所を狙って意図的に点在させることもあります。 今回は基礎編ということで、各パートの目的と概念だけをお伝えしましたが、 おおまかな流れは掴んでもらえたかと思います。 お客様が求めているコンテンツを、お客様の気持ちの流れに合わせてレイアウトすることが 重要だということですね。
■まとめ 今回は、「売れる」ランディングページの作り方の基本編として、 作る前におさえておきたいポイントを2点、お伝えしました。具体的なターゲット設定の仕方、 各パートの作り方に関しては今後触れていく予定なので、今回のポイントを踏まえた上でご覧ください。 今すぐ知りたい!という方は、是非弊社までお気軽にお問い合わせください! アクセスさえあれば、あとはランディンページ次第!「売れる」ランディングページを作りましょう!
|