今回は、このモバイルファーストインデックスにあたり、一つおさらいしたい内容を書きます。
打ち合わせさせて頂くお客様によく聞かれる「じゃあどうやってスマホ化するの?」についてです。
「スマホで綺麗に見えればいいよ!」と言われがちなスマホ対応ですが
主に2種類の方法で、スマホ対応というのを行っています。
このスマホサイトの違いと、レスポンシブウェブデザインの違い、知らないと実は後で「聞いてない!」なんて事態になりがちです。
既にサイトを持っている方は、自分のサイトはどちらがベストなのか、
これから作られる方は、どちらの方法が良いのかをしっかりとした知識があると安心ですね。
・スマホサイトの場合、URLが2つ、HTMLも2つ必要。
まずスマホサイトについて説明していきます。
これは、ガラケーからスマホが主流になった時に現れた手法です。
レスポンシブとの大きな違いは、スマホサイトはHTMLがPC用、スマホ用で2つになります。
PCで見た時にはPC用のHTMLを読み込んでPCサイトを表示させ
スマホで見た時には、スマホ用のHTMLを読み込んでスマホサイトを表示してくれます。
(HTMLは、簡単に言うとホームページを作っている言語のことです。)
このHTMLが2つということから、URLも変わります。
例えば、PCサイトがhttps://abc.comに対して
スマホサイトはhttps://abc.com/sp/というように、スマホ時のURLが変わってきます。
※URLを一つにする方法がありますが、今回は割愛します。
その為、PCサイトを作る手間と、スマホサイトを作る手間
そして尚且つ、修正時にはPCサイトを修正する費用と、スマホサイトを修正する費用がダブルで発生します。
これを知らずに作った場合「聞いてない!これからも2倍ずつ修正費用がかかるの?!」ということになります。
恐ろしいですね。
・レスポンシブウェブデザインの場合、HTMLもURLも1つ。
レスポンシブウェブデザインは、スマホサイトの後に流行になった方法です。
今から3~5年くらい前だったと記憶してます。
スマホサイトと比べ、HTMLは1つ、URLも1つなので、とにかく管理がしやすいです。
流行した当初は「スマホサイトの方が安かった」という方もいらっしゃいますが
現在はレスポンシブの方が比較的コストを抑えて制作できる傾向にあります。
(2)の内容を踏まえた上で、メリット・デメリットをまとめてみましょう。
<スマホサイトのメリット>
・PCサイトとスマホサイトでデザインや見せ方を大幅に変えたりすることができる
・レスポンシブに比べ、表示速度が早い
<スマホサイトのデメリット>
・制作、更新で2倍の手間と費用がかかる。
・URLが2つの場合、流入が分散するのでSEOやSNSによるシェアが弱い
<レスポンシブウェブデザインのメリット>
• HTMLが同じなので、1度にPCサイトとスマホサイトの両方が更新される
• URLが1つなので、SEOやSNSによるシェアに強い
<レスポンシブウェブデザインのデメリット>
・スマホサイトに比べ、表示速度が遅い
・PCサイトのデザインやレイアウトと、大きく変化させることが難しい
ちなみにGoogleはレスポンシブウェブデザインを推奨しています。
(が、スマホサイトがダメと言っているわけではないので、レスポンシブの方がSEOが強い!なんてことはありません)
ざっくりとスマホサイトとレスポンシブの違いを紹介しましたが
どちらが自分のサイトにベストなのか、これが一番大切な部分です。
モバイルファーストインデックスが発表され、少しずつアルゴリズムにも変化が見られる今
・スマホ対応をしていないサイト
・中途半端にスマホサイトをしているサイト
は、なるべく早めのスマホ対応を心がけた方がいいでしょう。
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