ホームページは、様々な役割を持っています。
集客・販売・採用・認知度向上・・・
今回は、その中のうち「集客・販売」と「集客後」について触れていきたいと思います。
インターネットで集客を行うためには、ホームページの作成・運営が不可欠です。
しかし、「しっかり運営していても成果が出ない…」「アクセスは伸びているのに、どうして・・・?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
実は、ウェブでの売上を上げるためにはもう一つ、”大切な要素”があります。
そして、もしかしたらそれが、せっかくのお問い合わせや成約を取り逃して
しまっている可能性があるのです。
それが「クロージング」です。
クロージングとはもともとマーケティング用語の一つであり、文字通り「締め」を意味します。
ここでは、お客様が成約・購入に結びつくまでの流れを指します。
たとえば、ホームページでのお問い合わせや、電話で商談、
購入ボタンを押す、などがこれに当たるといえますね。
このクロージングは、ウェブでの販売に限らず、あらゆる営業販売において
非常に重要な役割を持っています。
クロージングは先ほども記載した通り、販売における「締め」の部分です。
この締めが甘いと、どうなるのでしょうか?
たとえば、スマートフォンでホームページを訪れた人が、
様々なことが記載されたページを巡り、「じゃあ一度聞いてみて、よかったら購入しようか・・・」と
いよいよ問い合わせに差し掛かったとします。
しかし、電話番号が近くに見当たりません。
ページ内をくまなく探し、やっとの思いで見つけます。
ところが、電話番号をタップしても電話ができません。
そういう仕様なのかと、今度はお問い合わせフォームから問い合わせてみよう・・・。
しかし、いざお問い合わせフォームを開くと、住所やら何やら入力が面倒なものがいっぱい。
しかも全部「必須項目」。
これでは時間がかかるし、買う気もなくなってしまった。また今度にしよう・・・。
そう思って、訪問者は離脱してしまいます。
こんな事態にならないためにも、クロージングは重要と言えます。
では、クロージングを徹底するために必要なことはなんでしょうか?
まず、上の例で問題となった点を挙げてみると
・ユーザーが訪れたページに、電話番号が見つからなかった
(または、わかりにくかった)
・電話タップができなかった
・お問い合わせフォームの必須項目の量が多い
これらの問題が見えてきます。
では次に、これらに対する改善案を見ていきましょう。
・ユーザーが訪れたページに、電話番号が見つからなかった
スマートフォンの画面は基本的に小さく、PCに比べて
その表示も変わってきます。
電話番号がヘッダーやフッターに書かれていたとしても、
ページ中盤を見ている場合には気づかないことが多いのです。
これを改善するためには 「記事内や文末にお問い合わせページへの
リンク・電話番号などを掲載する」という方法が考えられます。
・電話タップができなかった
スマホには、文章の中にある電話番号を認識する機能がありますが
電話番号を「画像」で配置している場合には、altタグを使っていても
通常はリンクされません。
しかし、javascript等のプログラムを使って画像にリンクを付ける事が可能です。
・お問い合わせフォームの必須項目の量が多い
これは、「エントリーフォームの最適化(EFO)」と呼ばれるもので、
文字通り、フォーム周りを改善するお話になります。
簡単に言えば「ユーザーが面倒くさい」と思うものを全て省くことで
問い合わせしやすい環境を作る、といったものです。
たとえば「住所」など記入が不要な項目を減らしたり、
チェックボックスやボタンなどを利用する、
必須項目を少なくするなどが挙げられますね。
また、EFOにはフォームのデザインにも工夫が必要です。
「送信・購入ボタン」の色を変えたり、リセットボタンをとったり・・・
これを行うだけでも、劇的にお問い合わせや購入・成約率が改善されることもあります。
では、ウェブサイトを改善したからと言って、クロージングが完璧になるわけではありません。
クロージングは、「人」の手によって完結します。
たとえば電話につながったとしても、そのつながった電話番号が違っていれば
問題ですし、対応した人が怖い態度だった場合、
「もうここには問い合わせしたくない」と思われてしまいます…。
お問い合わせフォームの場合は、メールが迷惑メールフォルダに入っていたり、
そもそも設定されているメールアドレスが間違っている可能性も、ゼロではありませんよね。
そういった場合は、すぐに連絡を入れるなどして対処していくといいでしょう。
クロージングを徹底するには、これらのことにも注意をしていく必要があります。
お問い合わせ後の「アフターフォロー」はクロージングの重要な要素です。
たとえば、お問い合わせが来ても、
「今回は結構です」と断られてしまった場合は、
そこで商談は一旦終了に…
しかし、ここであきらめたら試合は終了してしまいます。
たとえ今回はだめだったとしても、後日連絡を入れてみたり、
メールマガジンを配信するなど工夫をすることで、その後の成約に結びつくことは十分にありえます。
商談が成立した場合は、その後使ってもらってどうか、不具合は起きていないかなど
定期的に連絡を入れるのもアリですね。
また、問い合わせたユーザーはそのユーザーの「つながり」を持っています。
親切に対応した結果、口コミなどで「この会社、対応がいいよ」と
紹介してもらえることもあります。
SEOやEFOも重要ですが、
アフターフォローを大切にし、クロージングを徹底することで
それが信頼につながり、売上アップにも結び付いていきます。
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