3月中旬に、グーグルが検索結果画面の表示をリニューアルしました。
今回のリニューアルの内容はそれほど大がかりなものではありませんが、
長年見慣れたデザインが変更されただけに、インパクトは小さくないように
感じます。
どんな画面になったのかは実際に検索してみていただければと思いますが、
おもな変更点は次のようなものです。
【1】タイトルの文字サイズが大きくなった
【2】タイトルの文字列から下線が削除された
【3】広告のリンクに「広告」と表示された
どのように変わったのが、具体的に見ていきましょう。
◆グーグルリニューアルの詳細
【1】タイトルの文字サイズが大きくなった
「タイトル」というのは、検索結果画面で皆さんがクリックする、それぞれの
サイトへのリンクテキストのことです。
文字サイズが、従来より一回り(16ピクセル→18ピクセル)大きくなりました。
たった2ピクセルですが、視認性はかなりよくなっていますね。
【2】タイトルの文字列から下線が削除された
これまで、タイトルのテキストには下線(アンダーライン)が表示されていた
のですが、これがなくなりました。
通常リンクのテキストには「下線を付ける」というのがスタンダードです。
しかしグーグルは、今回の変更で下線をなくしました。
じつは、この変更はスマートフォンやタブレット用の検索結果画面では
実装済みで、PC用画面もそれに合わせたものなのです。
この背景には、どんな環境でも同じデザイン、同じ使い勝手にしたほう
が、ユーザーにとって親切なはず、というグーグルの思想があります。
【3】広告のリンクに「広告」と表示された
グーグルの検索結果画面には、純粋なキーワード検索の結果(ウェブ検索、SEO部分)
だけではなく、1クリックごとに課金がされる成果報酬広告のグーグル・アドワーズ
という広告部分がございます。
グーグルにとっては貴重な収入源ですので、純粋なキーワードの検索結果よりも
上の場所や横の場所など、目立つ箇所に表示されています。
しかしユーザーにとっては広告をクリックしたくないときもあります。
そこで、【リンクに広告であることを明示して、両者のニーズを満たそう】と
するようになりました。
「広告」と書かれた黄色のアイコンがそれぞれのURL横に表示され、
これまでよりも広告であることがわかりやすくなりました。
◆今回のリニューアルに対する注意
【表示されるタイトルの文字数が減りました】
従来、タイトルの文字数は32文字程度まで表示できましたが、今回の変更で
文字サイズが大きくなったことにより、3文字~4文字少なくなりました。
今まで文字数が32文字でギリギリ表示されていたような場合などは、最後の文字が
表示されなくなってしまいます。
タイトルは、検索結果でクリックされるための大切な情報なので、最後の文字が
切れてしまうと、反応の低下にもつながりかねません。
長いタイトルを入れている場合は、一度確認してみてください。
創業以来慣れ親しんだ長年のデザインを変更するには、グーグル内部で
も相当に慎重な判断があったものと思います。
でも、使い勝手がよくなるなら我々にとっても悪いことではありません
から、ぜひこうした変化に対応していってくださいね。\(^^)√