前回、前々回でそれぞれ明確化、
そして情報を発信する際の視点の確認を行ってきました。
今回は、いよいよホームページの設計部分。
「サイトマップ」に入っていきます。
「サイトマップ」とは、
ホームページのどこに どの情報が入っているか?を表しているものです。
全体の構成図といったところでしょうか。
実は、このサイトマップ、
お家を建てる場合で言う設計図となる、大変重要な役割を持っているのです。
みなさんは、ホームページを見ていて、
あれ?今どこだっけ?
さっきのページにはどう戻るんだっけ?
あそこに行きたいんだけど、どこからいくの?
と迷子になり、
結局戻るボタンで検索画面にもどる、
もしくはページを閉じた経験、お有りではないでしょうか?
よくあるこの状態、
ホームページの保有者である企業にとっては非常にもったいない動きなのです。
なぜなら、
迷子になったユーザがホームページから出て行ってしまう=離脱する。
ということは、
コンバージョン(ホームページでのお問い合わせや集客などの成果)を
遠ざけることにつながります。
せっかくいい情報を掲載しているのに、
導線が悪いために、コンバージョンを作り出せない、なんてもったいないですよね。
というように、
しっかりとした設計図がないと、
しっかりとした家が建たないように、
しっかりとしたサイトマップがないと、
しっかりとしたホームページが成り立たない、
といっても過言ではない程、重要なものなのです。
今後ホームページを新規で立ち上げたり、リニューアルする際、
ぜひこのサイトマップを活かしていただけるよう、
今回はサイトマップを見る際に大切な、
4つのポイントについてお話したいと思います。
◆全体を俯瞰してみる。そしてコンテンツと導線の確認を。
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サイトマップには、メニュー(コンテンツ)名と
その中にどんなページがあるか、などを一覧で記載するので、
ホームページ全体を俯瞰して見ることができます。
全体の情報を俯瞰してみることで、
足りない情報や、逆に重複している情報に気づくこともできます。
また、コンテンツ名はこれで適当なのか?
この情報は、このコンテンツの中で本当にいいのか?など、
情報の導線についてもサイトマップを見ながら決めていきましょう。
◆情報の優先順位を認識
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サイトマップ上でのコンテンツは、
基本優先順位が高いものから左から右(または上から下)へ並んでいます。
想定されるユーザに向け、的確に情報を伝えるためには、
このコンテンツの並び順はコンテンツ名と共に
非常に大切なポイントとなりますので、しっかりと練りましょう。
◆ページ数など、ボリュームの把握。
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サイトマップにはページ数が何ページになるか、といった情報が書かれています。
また、内容によっては、
どのコンテンツにCMS(自社で更新できる仕組み)が入る、
などの機能についても把握することができます。
◆共通言語や仕様書としての使用
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ホームページ制作やインターネットによく使われる専門用語。
メールのみのやりとりだとわかりにくいし、
打合せでの議事録だけだと、双方の認識にズレが生じてしまうことも・・・
サイトマップがあれば、ホームページ内の情報を図として認識できるので、
お客様と私たち(ホームページ制作側)との「共通言語」や「仕様書」として
使うことができます。
このようにサイトマップは、
ホームページ作りにおいて非常に重要な役割と
いくつものメリットを持っています。
今後サイトマップを目にした時には、ぜひ活用してみてください!
こちらもあわせてどうぞ。
◆ホームページ制作 基本の「キ」シリーズ
vol.1 無駄なコストを生まないために知っておくべき ホームページ制作 基本の「キ」
vol.2 意外と見落としがち!情報の「発信側」と「受信側」視点の違い