以前「スマホ専用サイトは不要?スマホ専用のサイトのメリットとは?」という記事で レスポンシブデザインについて軽く触れました。 今回はこの「レスポンシブデザイン」と「スマホサイトは本当に必要か?」という 疑問に対して、もう少し掘り下げてみようと思います。
■レスポンシブデザインって? レスポンシブとは、「パソコンをはじめスマホやタブレット・機種・画面に応じて 適切な形状に変化させる、ウェブデザイン手法の一つです。
例えば、パソコンでの閲覧を前提にしたサイトをスマホで閲覧した場合、 スマートフォン画面ではその機種の画面サイズに縮小されてしまい、 非常に読みにくくなってしまう場合がほとんどで、文章を読むのにも いちいち拡大・縮小を行わなければいけません。 これを回避するのに、レスポンシブデザインは大きく役立ちます。
■じゃぁ、全てのホームページをレスポンシブ化すればいいの? レスポンシブデザインをGoogleは推奨しています。 しかし、それによって検索順位が上がるわけではありません。 また以前の記事でも紹介したとおり、 レスポンシブ化したウェブサイトが万能というわけでもなく、 メリット・デメリットが存在します。具体的に紹介していきましょう。
・メリット1 スマートフォンや他の端末でも閲覧することができる 先程からかなり頻繁に書いていますが、これは一番大きな特徴で、 様々な端末に対して表示方法を変えることが可能です。
・メリット2 「スマートフォンサイト」を別に用意する必要がない レスポンシブデザインは、一つのページで完結させることが可能なため、 新たにスマホサイトを併設する必要も無いので、管理がしやすくなります。 また、URLを別に用意することもないため外部からリンクしたり、 シェアをしやすいサイトになります。
・メリット3 ユーザビリティが向上する メリット1と繋がる部分ですが、レスポンシブ化させることでパソコンだけでなく、 スマートフォンからも利用しやすくなるため、よりユーザーが利用しやすい サイトを構築できます。
・デメリット1 表示速度が下がる可能性がある 単一のHTMLで構成するため、非表示であったとしてもそこにある文字や 画像・データを全て読み込んでしまいます。 一度に読み込む要素が多くなり、結果的に動作が遅くなる。 これが原因でユーザーを直帰させてしまう可能性もあります。
・デメリット2 デザインの自由度が低くなる パソコンやスマホで表示されることを想定するため、通常のサイトと比べ デザイン性はある程度制限されてしまうことがあります。 制限があるからこそ、初期の設計が非常に重要になります。
■大切なのは「スマホ化」ではなく「ユーザーの視点」 スマホやタブレットの普及が高まる中、 もはやホームページのスマホ化は当然の時代・・・ そう思う方も少なくありません。 しかし、全てのサイトをスマホ化、レスポンシブ化させれば良い、 というわけでもないのです。
大切なのは、ユーザーがサイトを訪れた際の「利便性」。
ただ見やすいサイトを構築するのではなく、 そこから「どうやって利益やお問い合わせにつながるか」を考えることです。
■利益やお問い合わせにつなげるには 例えばスマートフォンでホームページを閲覧したときに、 「そのまま電話できる状態」を作れば、ユーザーはいちいち電話番号を押さずとも、 画面をたった2タッチするだけで電話の問い合わせに結び付けられるのです。 特にこれは、美容院やレストラン・車の修理工場などの「サービス業」では重要な 導線となるのではないでしょうか?
ホームページのレスポンシブ化を行う前に、狙っているユーザーがどんな人物か、 どんな状況で問い合わせをしたくなるのか、を考えた上でスマホ化を図ることで、 更なる利益を見込むことができるかもしれません。
弊社のシステムを利用したホームページでは、スマートフォンで表示させた際に、 直接電話をかけられる仕組みが搭載されているものもあります。 またHTMLなどの難解な知識が無くとも更新が簡単に行えるシステムを ご用意しております。 詳しくはお問い合わせください。
スリーカウント株式会社 〒430-0919 浜松市中区野口町501 2F TEL:053-581-8781(平日9:00~18:00) FAX:053-581-8783
>関連記事 スマホ専用サイトは不要?スマホ専用のサイトのメリットとは? ホームページを作る、作り変える前にターゲットを明確にしよう! 問い合わせフォームの修正で問い合わせ数が倍になる!? ブログやホームページにアップする画像サイズについて 無駄なコストを生まないために知っておくべきホームページ制作 基本の「キ」
|