ホームページのリニューアルする時、
デザインやコンテンツとあわせてきちんと見ていきたいポイントがいくつかあります。
今日はその中でも、基本的だけど意外と見落としがちな
ホームページの「環境」についてお伝えしていきます。
ホームページの環境で基本的なものは、
ホームページの住所となる「URL」とホームページの「サーバ」です。
他にもセキュリティ関連などいろんな要素がありますが、
今回はシンプルにこの2つに絞りお話をします。
まず、「URL」。
よくみる「https://www.○●○.com」のことです。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、
これは、インターネットで「www.○●○.com」と指定したら、
このホームページを見せてね、といったそのホームページの住所のようなものです。
URLを構成するためには「ドメイン」取得が必須です。
「ドメイン」とはざっくりですが、「○●○.com」の部分と覚えておいていただければOKです。
ドメインは世界に一つだけのものなので、「example.com」を取得したら
他の人は同じものは取得できません。
ただし、「.com」の部分を変えたものは異なるものと認識しますので、
自分で取得していなければどなたかで取得可能です。
次に「サーバ」です。
ホームページをインターネット上で公開するためには、
ホームページ制作者のPCで作ったホームページのデータを、
「サーバ」へ置く必要があります。
この「サーバ」へアクセスすることで、作ったホームページが見てもらえるようになるのです。
サーバの種類の1つに「共有サーバ」と言うものがあります。
これは、マンションの一室をあなたのホームページのデータを置くためのお部屋として
レンタルする方法です。
多くのホームページで利用されているサーバの種類です。
「サーバ」は機械なので、経年劣化や言語のバージョンアップにより、
機械を変えたり、サーバのプランを変更する必要がでてきます。

さて、ホームページを公開するにあたって必要な環境がわかったところで、
ホームページをリニューアルする際に何が関係するのでしょうか?
ここではよく頂く質問からそのポイントをお伝えしていきたいと思います。
リニューアルの御相談をいただく際、よくいただくご質問の一つです。
その答えは、
ホームページの環境を変えず、そのままリニューアルする場合は、
「はい」です。
リニューアルを機にホームページのサーバや
ドメインの管理を引っ越される場合も
基本的には現在のURLを引き継ぐことができます。
この場合、URLは変わりませんが移管を行う際に
気をつけたいポイントが何点かあります。
<ポイント1:ドメインとサーバの管理を移管する場合>
まず、現在のドメインの状況を確認し、そもそも移管ができるかを確認しましょう。
契約期間や、ドメインの種類、ドメインの連絡先を明確にしておくと、
ドメイン移管の際、スムーズです。
もし、現在の状況がわからない場合は、管理元に確認してみましょう。
ドメインの移管はだいたい1週間〜2週間程の時間を要します。
サーバを移管しない場合、さほど問題は起こりませんが、
契約状況によっては、移管ができない場合もありますので、
状況確認は必要です。
<ポイント2:サーバが変わる場合>
今までのサーバが古くなったため、新しいものへ入れ替える、
今までの管理元から、新たな制作会社のサーバへお引越しする、
などサーバを移管する理由は様々です。
こちらもURLについては引き続き使用可能ですが、
ドメイン移管より大掛かりになることが多いため、
事前の確認事項はしっかり抑えておきたいところです。
・現在のサーバでメールは使用しているか?
・使用している場合のメールアドレスの数と容量
・現在のサーバの契約期間
などがあげられます。
ホームページのリニューアルに気を取られていると、
意外とメールの引っ越しを見落としがちになるので、気をつけましょう。
こちらは、現在のホームページの作りにかなり左右されます。
現在のサーバの使用言語のバージョンと新しサーバの互換性があるか、
データベースを使用した記事の移行ができるか、など確認ポイントが幾つかあります。
ここでポイントとなるのは、今まで使っていたサーバのデータを
新しいサーバへ移行できなかった時の、既存のページについてです。
これは、ホームページリニューアルの際の大きなポイントとなるので、
是非チェックしてみてください。
<リニューアルにより、今まであったページがなくなった。そんな時どうする!?>
サーバを変えて、データの引き継ぎが難しかった、
または、リニューアルしてコンテンツや構成が変わり、今まであったページが無くなった、
ホームページリニューアルのタイミングではよくあることです。
よくあることなのですが、ユーザさんにとっては、これ、意外と困ることなんです。
このように、なくなってしまったページは、
Googleなどの検索エンジンで、キーワードから調べて、たどり着いた場合は、
「404 not found」や「このページは存在しません」といったエラーとなります。
よって、ユーザさんにとっては、絶好の直帰ポイントとなるのです。
探す→気になるタイトルをクリックする→このページは存在しません
帰りますよね・・・
もちろん、他のページに遷移するという選択肢もありますが、
割合としては、すぐ帰って別のきちんと表示されるページを見るほうが断然多いです。
では、その対策はどのようにすればよいのでしょうか?
1:URL対応表を作る
ホームページリニューアルの際、コンテンツ内容やサイトマップが出揃ったら、
併せて、URL対応表を作ります。
今のこのページはリニューアルしたらこのURLになるよ、
もしくはなくなるよ、という一覧を作るのです。
例:
今のホームページ 新しいホームページ
会社案内 example.com/company → example.com/companyprofile
2:転送をかける
一覧表を作ったら、新しいホームページでの行き先があるページについては転送をかけます。
転送するページ数はその会社さん毎に異なりますので、
過去のアクセス数をみて決めていかれることをオススメします。
転送方法も「恒久的な転送」か「一時的な転送か」で方法が異なりますので、
そのページを今後どうするか、の打ち合わせを制作者さんとするのが良いと思います。
新しいホームページでの行き先がないページは、
トップページへ転送をするか、
エラー画面の「404 not found」ページを「カスタム404」で対応するのも手です。
カスタム404にする場合はリニューアルしてページがなくなった旨と、
トップページや他コンテンツへ行きやすい内容にするとより良いでしょう。
3:URLの正規化も忘れずに
最近のホームページリニューアルでは、
そのタイミングで、スマホ化をする企業様が非常に多いです。
URLの正規化が行われていないと、検索エンジンに同じページが2つあると
ミラーサイトとして扱われてしまい、検索結果に不利になることもありますので、
しっかり確認しましょう。
今現在、自社のホームページへどのような解析ツールが入っているか、
そのツールの権限がどのようになっているかを把握しておくと、
リニューアルの際スムーズです。
新規制作のときよりも、パット見でわからない、内部的な部分への配慮が必要な
ホームページのリニューアル。
だからこそ、余裕を持ったスケジュールで望むことをオススメします。
- ホームページリニューアルの際、基本URLはそのまま使える。
- ドメインやサーバを移管する場合はまず、現状の把握をしっかりしよう
- リニューアルによってなくなるページの対応を決めよう
- アクセス解析ツールが入っているか、状況も把握しよう
- ホームページのリニューアルは新規で制作するときよりも内部的な調整への調整が必要。
今回は、
ホームページの「環境」から見た、
リニューアルの際に気をつけたいポイントについてお伝えしました。
成果拡大や目的達成への施策実施となるホームページのリニューアル。
今までのいいところを活かし、改善点を大きく実施できる1つの転機を
幸先よくスタートするために役立ていただけけたら幸いです!
弊社では、ホームページの現状の問題点を改善する、
ホームページのリニューアルも実績多数です。
現在の状況をお聞かせいただき、制作はもちろんその後の運用プランも最適なものをご提案いたします。
お困りの点がありましたら、お気軽に御相談ください!
お問い合わせはこちら
電話でのお問い合わせはこちら
TEL 053-581-8781
(平日9:00~18:00 (土・日・祝日休み))
E-mail:info@three-count-jp.check-xbiz.jp