■リスティング広告の目的を考える
以前より何度かお知らせをしているリスティング広告ですが、リスティング広告は
Google / Yahoo!Japanのそれぞれに仕掛けることができ、その目的は多岐に渡りますが、
大きくは
見込み顧客のアクセスを増やして、問い合わせ(売上)を伸ばしたい
というものになります。
リスティング広告は弊社の場合ですと、
「ホームページ制作」などのワードを調べた人にのみ出す広告になりますので、
見込み顧客の獲得はもちろん可能です。
理論値だけでいえば、見込み顧客のアクセスが増えれば問い合わせ(売上)を
伸ばすことは可能ですが、ここに1つの落とし穴があります。
それが 広告予算と転換率の問題になります。
■広告予算と転換率の問題について
リスティング広告のような1クリック○○円という課金制の広告を出稿する場合、
予算が無制限であれば、まったく問題ありません。
しかしながら、どの商品やサービスでも広告予算は決まってきます。
例えば、「問い合わせ1件に対して、5,000円以内に収めてほしい」という
ご要望があります。この場合の問い合わせを目標(コンバージョン)と呼ぶことにします。
仮に広告1クリックの価格(クリック単価)が200円の場合、
25クリックで1件の目標達成をしなければなりません。
この1クリック200円の訪問者に対して、何パーセントで目標を達成できるかの指標を
転換率と呼びます。
通販サイトをご利用頂いている皆様には馴染みのある言葉ですね。
上記の場合ですと、
よって、転換率は4パーセントとなります。
通販サイトの場合は、転換率が1パーセント前後と言われていますので、
4パーセントでの目標達成をするには
・より転換率の高い見込み客を広告で集めてくる
または
・より転換率の高いサイト(ランディングページ)を作る
ここで出てくるのが「ランディングページ」になります。
■ランディングページの重要性
ランディングページとは、先ほどの広告をクリックしたときに訪れる
「はじめのページ」になります。
通常広告をクリックして、別のページに遷移する確率は50%程度と言われているため、
このランディングページが直接的に転換率に大きく左右します。
よくランディングページに縦長の長いページが採用されるのはそのためです。
先ほどの事例のように、転換率が4パーセントという条件が付いたら、
まずランディングページを作りこまなければ、とても画期的な商品やサービスでない限り、
転換率を4パーセントを達成することは不可能でしょう。
ここで私たちが考えるランディングページの作成のコツをお伝えします。
もちろん転換率を上げていくには、実際にテストと修正を行う必要があり、
そこでGoogle Analyticsやヒートマップといった解析ツールを利用して、
ランディングページの解析をしていく必要があります。
■ランディングページ作成のコツ
弊社で考えるランディングページのコツとしては、
スマートフォンで見られることを前提に作成する
ここをまず第一に考えています。
キーワードによっても大きく変わりますが、スマートフォンで閲覧される可能性が
高い広告の場合は必須ですし、10%でもスマートフォンで見る方がいるデータがアナリティクスなどで分かっていれば、こちらを考える必要があります。
もちろんスマートフォンとPCでランディングページを2つ作れば、話は変わりますが、なかなか2つのランディングページを作るとコストが上がりますので、
今回は1つにした場合のみのことを考えます。
それではコツを記載いたします。
○コツ1【ページの読み込み速度を考える】
ランディングページで転換率を上げようと思うと、情報を詰め込まなければならず、1つのページの中に多くの画像が入ります。
ホームページにおいてサーバに負担をかけるのが画像になりますので、
ランディングページは特に重くなる傾向にあります。
スマートフォンで閲覧をした場合は、読み込み速度が遅いと余計に見込み客が
離れていってしまいますので、こちらの対応は必須です。
画像の解像度を下げたり、画像のファイル容量を減らしたりして、
読み込み速度を上げてあげると、大きく効果を得られます。
>サイトの読み込み速度を上げる方法
○コツ2【電話をクリックできるようにする】
これは業種にもよりますが、特に通販よりもサービスを展開されいている企業様のケースでは、
メールフォームからの問い合わせよりも、電話に直接かかってくるというケースが多くございます。
特にスマートフォンで閲覧をした際には、この確率が高くなる傾向にあります。
ランディングページをスマートフォンに見た際に、電話番号の記載はもちろん行いますが、
ここの番号をクリックできるできないで目標の達成率は大きく変わります。
○コツ3【空間を縦に大きく使う】
ランディングページでよくありがちな問題になるのですが、空間を縦に大きく使うことで、
画面上の文字などを大きく表示させることができます。
特にスマートフォンの画面では、画像化された文字は見えにくかったり、
読み落とされてしまうケースが多々あります。
これを縦に空間を大きく使うことで、回避ができますので、ランディングページを
作成した場合は、デザインをスマートフォンで見てみることをオススメします。
■まとめ
リスティング広告とランディングページの組み合わせの仕方という内容で
今回のワンポイントアドバイスはお伝えをさせて頂きました。
リスティング広告では見込みの顧客を集めることはもちろんできます。
またきちんと運用をすることで見込み顧客の中でも、さらに転換率の高い顧客を
抽出して流入させることが可能です。
しかしながら、せっかく見込みの顧客を集めてきても
肝心のランディングページの構築に問題があると、効果を最大限に発揮させることができません。
目標を達成していくためにも、ぜひとも一度見直しをしていただければと思います。
便利なツールだからこそ、効率的に使用したいものですね。
リスティング広告をご利用中の皆様も多いと思いますが、
ランディングページにまで目を向けていくとさらに高い効果を発揮することができますよ\(^^)√