ホームページを「とにかく一新してリニューアルしたい!」という
お問い合わせや御相談をよくいただきます。
その場合、ヒアリングで詳細をお聞かせいただくと出てくるのが、
以下のような潜在的課題。
・問い合わせ数が少ない
・あんまり活用できていない
・検索結果に満足いっていない
これら現在の状態(成果)へ満足いかれていないお声が多い印象です。
(もちろん顕在的課題として、これらを最初に挙げられる方もいらっしゃいます)
このような課題がある場合は、
デザインの経年劣化もそうだし、
スマホ対応もしていないし、
更新の仕方もわからない、または担当が退職するし、
さらにはお問い合わせもないし、
色々よくわかんないから、とにかく変えたい!
という思いから「すべて壊してしまって、もう一新したいです!」となることが多いようです。
そのまますべてをなかったことにしてリニューアルすることも
もちろん可能ですが、現在課題があるのだとすれば、
まずはその本質的なものを見て、リニューアルに活かしていくと非常に効率的かと思います。
そこで、
今回は、「もうとにかく一新したい!!」というご担当者様が、
ホームページのリニューアルを進める時にやるべきことをお伝えいたします♪
今すぐにでも新しいホームページの話を進めたいお気持ちは大変わかりますが、
その前に、まずは現状の把握からしましょう。
リニューアル後のホームページの目的が、
現状のホームページと同じ場合は、改善ポイントが明確になるため、
当たり前のことですが、ここは非常に大切です!
・現在のホームページは何を目的に作ったのか?
・ターゲットは誰か?
・コンテンツの中身、質は?
・現在のアクセス状況
・現在のお問い合わせ数
・現在の利用媒体の数、費用、内容
その他、既存のホームページに関する現在の状況把握をしていきます。
中でも、「コンテンツの中身・質」については、
ここ数年、検索エンジンが大変よく見るようになっています。
1ページの推奨文字数が少ない、スマホとPCとで文字数が異なる場合は、
リニューアルの際は、その部分を改善できるコンテンツを入れましょう。
アクセス解析は、Googleアナリティクス等のツールを入れていらっしゃる場合は、
そちらからアクセス状況や直帰率、離脱ページ、ページビュー等を見ていきます。
もし、今Googleアナリティクス等のアクセス解析ツールが入っていない場合は、
入れておくと便利ですよ!
お問い合わせや資料請求数の増加促進や、
セミナー申し込み等ユーザーに何かしらのアクションを起こしてほしい場合、
または目的が明確な場合は、ホームページの導線と回遊率をチェックします。
Googleアナリティクスの場合は、
「ユーザー」の「概要」にある「ページ/セッション」、
「行動」の「サイトコンテンツ」「ディレクトリ」「平均ページ滞在時間」を見てみましょう。
ページ/セッションが「1.77」ということは、1訪問で見られているページ数の平均が1.77ページということです。
平均ページ滞在時間が「00:05:44」ということは、ページに滞在してる時間の平均が5分44秒ということとなります。
※ユーザー→概要内にも「平均セッション時間」という項目がありますが、
こちらは滞在時間でなく、セッション時間となります。
平均セッション時間については、またの機会にご説明しますね!
ページ/セッションを増やすと、ページの滞在時間も増えます。
そしてページの滞在時間が増えるとコンバージョン(お問い合わせや資料請求などの「成果」)率が高くなる傾向にあります。
これらをあげていくためにはいくつか方法がありますが、
今回は比較的取り入れやすい「回遊率を上げる」方法をご紹介いたします。
例えば、弊社コラムにも取り入れているのが、
コラムの終盤にこの記事内のと関連するであろう記事へのリンクを入れること。
例えば、
ホームページのスマホ化に関する記事の下へ
スマホ化のレイアウトについての「ホームページ内の関連記事」へのリンクをはります。
「スマホ化に関する記事」だけで行き先がない場合、
ユーザーはトップページに戻る、または他の関連性のないコンテンツへ行き離脱、
となる可能性が高いですが、
「スマホ化に関する記事」→「レイアウトについて」
とページを回遊できるようにすることで、
ユーザーはさらに深く情報を得ることができる上、
ページビューも伸びます。
通販サイトでみるページ下部の「関連商品」も同じですね!
データを見ることと一緒にやていただきたいのが、
意外と見落としがちな「ホームページを実際に触ってみる」ということ。
自分がターゲット層のお客様になったつもりで、
自社のホームページを操作して導線を確認してみましょう。
- ●○というサービスについて知りたい。
- サービス説明ページから、
アクションできる(お問い合わせフォームへのリンクや電話発信ボタン)導線はあるか? - お問い合わせフォームは使いやすいか?
など実際に自身が現状を体感することで、
データで出ていた問題点の理由と解決策がより明確になります。
スマホ化している場合は、PCとスマホ、両方でこの操作を行います。
もし、毎日ホームページを更新したり見たりしているご担当者様の場合は、
他の方にもぜひ手伝ってもらい、「違和感」があった点を共有しましょう。
今回はホームページを「とにかく一新してリニューアルしたい!」とお考えのご担当者様に向けて、
「リニューアル前に抑えたいポイント」についてコラムを書いてみました♪
現状を知り、データをみて、実際に触って検証する。
とても身近で当たり前と感じることもあるかもしれませんが、
実際やってみると、意外な発見や「あ〜だからか!!」と腑に落ちることなどがでてきます。
こうやって現状の課題を明確にしてから
リニューアルに取り掛かると、より効率的にホームページのリニューアルをすすめることができます。
また、この方法はリニューアルだけでなくても、
ホームページの効果検証、問題発見、解決にも使える方法ですので、
ぜひお試しくださいね!
検証の仕方、データの見方、リニューアルの方法、
「とにかく一新したい!」とお思いの方、
お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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