Googleでは2014年秋、Yahooでは2017年春にローンチされたサービス「アドカスタマイザー」。
昔からあって、便利なのはわかっている。ですが、導入方法や活用方法が分からず
とりあえず後回しにしている方も多いと思います。
今回は、活用方法と導入方法を説明していきたいと思います。
「アドカスタマイザー」では
ユーザーの検索キーワードに合わせた広告文を掲載することが可能となります。
アドカスタマイザーのメリット
1:ユーザーの目的に合わせた広告文の表示
2:限定感や希少性を持った広告文の表示
となっております。
と言っても、実感が湧かないかと思いますので実際の配信例を見ていきましょう!
ユーザーが「商品」と検索した時に、
「商品数」「割引率」「最低価格」など各項目を自動的に変更し
ユーザーに掲載、訴求することが出来ます。

実際の配信例1
このように自動的に表示を行えることで、
ユーザーの目的に沿った情報を確実に訴求することが可能となります。
日時の指定を行うことでリアルタイムな時間を広告に反映することができます。
例えば2017年12月31日に設定したとした場合、12月26日に検索した時に、「残り5日」というように自動的に表示することが可能です。

実際の配信例2
これにより、限定感や希少性を持った広告を表示できるため、
より訴求効果が高い表現をすることが可能となります。
それでは実際の設定手順をご紹介していきます。
流れはGoogle、Yahooともに一緒となっており、大きく3つとなっております。
1:データフィード(Yahoo名称:データ自動挿入リスト)の作成
2:データフィードのアップロード
3:アドカスタマイザー専用広告のアップロード
・Googleでの設定手順
1:データフィードの作成
まずは、設定したい項目のデータをGoogleが用意してくれているテンプレートに入力していきます。
テンプレートのダウンロードは、
GoogleAdwords管理画面左下から、【共有ライブラリ】>項目【ビジネスデータ】>【+データ】ボタン>ドロップダウンリスト【広告カスタマイザ データ】へ遷移すると下記画面が出てきます。
【広告カスタマイザー データ テンプレート(CSV形式でダウンロード)】を押すと、下記の「ad-customizer-template.csv」がダウンロードすることが出来ます。
※定義する変数は任意となっております。
入力例として下記のデータフィードで広告掲載をした時は、
パターンに当てはめて効率よく広告を配信することが出来ます。
ケース1:ユーザが「包丁 通販 激安」と検索した時
タイトル1:包丁を通販で買うなら
タイトル2:激安が売りの調理道具専門店
説明文:1000円以上で送料無料、今なら最大55%OFF
ケース2:ユーザが「まな板 通販 安い」と検索した時
タイトル1:まな板を通販で買うなら
タイトル2:安いが売りの調理道具専門店
説明文:1000円以上で送料無料、今なら最大55%OFF
このようにユーザーが欲しい商材に対して、
直接訴求できるためクリック率の上昇も期待することが出来ます。
2:データフィードのアップロード
データフィードの作成が済んだら、次にアカウントへアップロードしていきます。
先程、テンプレートファイルをダウンロードしてきた画面の中央【ファイルを参照】で
アップロードするファイルを選択致します。
その後、【アップロードしてプレビュー】または
【アップロードして適用】を押すことでアップロードが完了致します。
3:アドカスタマイザー専用広告のアップロード
広告文はデータフィードを使用して自動的に生成するため、
変数で設定しなければなりません。
データフィードを用いた広告分の形式は以下になります。
{=(データフィード名).(定義した属性名)}
構造としては以下になっております。
商材の種類やカテゴリが多くなってきても、
データフィードに追加することで入稿作業を減らすことが可能となります。
◆カウントダウン(定期イベント)
カウントダウン関数では、
データフィードで登録した日付からリアルタイムの時間を比べることで
「あと◯◯日」、「あと◯◯時間」等、限定感や希少性を出した広告を出すことが可能です。
広告文での設定方法:
{=COUNTDOWN(データフィード名.日付属性名)}
◆カウントダウン(一度きり)
カウントダウン関数にはもう一つ使い方があります。
それは一度切りのイベントの場合その日付を広告文に直接記入することで、
「あと◯◯日」、「あと◯◯時間」と表示することが可能です。
広告文での設定方法:
{=COUNTDOWN(“西暦/月/日 時:分:秒“)}
・Yahooでの設定手順
1:データフィードの登録(データ自動挿入リスト)
Yahooでの入稿では、「キャンペーンエディター」を使用しなければならないため、
以下のURLよりダウンロードをお願い致します。
キャンペーンエディターのダウンロードはこちらから
データ自動挿入リストは以下の要件を守る必要があります。
・CSV or TSVでの入稿
・リストの一行目は、「項目名を入れる」
・項目数は最大20列まで(データは最大100万件※広告表示オプションを含め)
・項目名は全角と半角含め30文字まで入力可能
また項目には「規定項目」というものがあり、記述内容が決まっているものがございます。
データの詳細に関しては、Yahooが規定を定めておりますので引用しております。
下記を参考にデータを入力していきましょう!
参照:アドカスタマイザーの入稿手順(1)データ自動挿入リストを作成する 【キャンペーンエディター】
2:データフィードの登録
1でも述べましたが、
Yahooはキャンペーンエディターを用いてデータをアップロード致します。
キャンペーンエディターの
【①共有ライブラリ】>【②データ自動挿入リスト】>【③リストのインポート】を選択し
ファイルをインポートします。
下記は実際の画面となっております。
ファイルのインポートを選択することで以下の画面が出てきます。
こちらからファイル選択を行い、リスト名を入力しリストの作成を行います。
リスト作成する上で以下の点にご注意下さい。
※ データ自動挿入リストは最大50件まで作成できます。
※ リスト名は一度作成すると変更することが出来ません
※ また一度使用したデータ自動挿入リスト名は、リストを削除しても再使用できません。
3:アドカスタマイザー専用広告のアップロード
Yahooでも、リストの中の定義している項目名を
広告文に挿入することで様々な文言を表現することが出来ます。
一番基本的な構文は以下となっております。
{=リスト名.項目名}
構造はGoogleと同様となっております。
また、リスト名の後にコロン「:」を付けて入力することで、
デフォルトの文言を設定することが出来ます!
{=リスト名.項目名:デフォルト文言}
上記のようにすることで、カスタマイズした際に文字数が
上限を超えたや正常データが挿入されず広告が掲載できなかった場合などに
デフォルトの文言で広告を掲載することが可能となります。
必須ではありませんが、付けておくと抜けも無くなるため便利かと思います。
◆カウントダウン関数(定期的)
Yahooではカウントダウン関数に引数を加えることで
表示を少し変えることが可能となっております。
構文は以下となっております
{=COUNTDOWN(リスト名.項目名,”表示言語”,開始日)}
表示言語は「ja」で日本語、「en-US」となっております。
開始日はいつからカウントダウンを始めるかのスタートの日時を設定致します。
◆カウントダウン関数(一度きり)
こちらは、リストから日付を指定するのではなく、広告毎に設定を行います。
そのため一度きりのカウントダウンとして使用することが出来ます。
構文は以下となっております。
{=COUNTDOWN(“yyyy/mm/dd hh:mm:ss”,表示言語,開始日)}
少し長くはありますが、いかがだったでしょうか。
アドカスタマイザーの仕組みさえわかれば、導入コストも軽く感じたのではないでしょうか?
商品が大量にある通販サイト、セールが多く商品数も多いなどの商材にピッタリかと思います。
新しいことを人間は嫌いますが、ウェブの世界は常に新しいことへの挑戦。
後でとは言わずに、すぐに実践してみましょう!
弊社では、GoogleとYahooの代理店としてWEB広告の代行をしております。
こういったWEB広告に興味のあるWEBサイトのご担当者様や、
ホームページの作成会社様など、お気軽にご相談を頂ければと思います。
引き続き、ネット広告に関する豆知識や最新情報をアップしていきますので
是非チェックをお願い致します。
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