以前、「もう悩まない!企業ブログや施工事例の簡単な書き方」の記事で、
企業ブログや事例をどう書けばいいのかを公開しました。
今回はそのうちの一つ、「事例」に具体的な焦点をあてた記事にしたいと思います。
事例に必要な要素を知る前に、おさらいしていきましょう。
インターネットを利用しているユーザーは、何かを調べている場合がほとんどです。
そんな「何かを調べている」ユーザーに対し、
検索エンジンは問題を解決出来そうなサイトを上から順番に網羅します。
そしてここには当然、自分のサイト以外にも、競合している他社のサイトが載っています。
たとえば、自社サイトと競合他社であるA社のサイトが表示されたとしましょう。
自社サイトは1年前から全く更新されておらず、一方の競合他社Aのサイトは
2日前に施工事例が更新されているようです。
この場合、ユーザーは果たしてどちらのサイトに問い合わせをしたくなるでしょうか?
恐らくほとんどのユーザーは「A社」を選択したくなるでしょう。
「商品を欲している」「サービスを求めている」ユーザーにとって
事例はとても参考になるもの。
事例を掲載することで、「ここに頼めばこんな丁寧なサービス・製品がもらえる」と
好印象を持たせることができます。
通販サイトであれば「商品レビュー」。
リクルートサイトであれば「先輩社員からのメッセージ」などがこれに該当しますね。
さらに言えば、事例をたくさん掲載していることで「実績」があることをユーザーにアピール。
信頼や信用にもつながります。
事例を通じて他社との差別化を図ることも可能で、うまくいけば、
そのまま問い合わせや受注などのコンバージョンに結びつけることもできるでしょう。
さて事例の更新する目的については、簡単に触れました。
では具体的に「どうやって事例を書けばいいのか」。
今回は、リフォーム業者を例に、最も更新しやすい事例の形を考えてみましょう。
1:タイトルは明確に「どこで」「何を」「誰に対して」行なったか
たとえば、藤枝にお住いのAさん宅をリフォームしたとしましょう。
この時、施工事例のタイトルには、みなさんならなどうつけるでしょうか?
「静岡県藤枝市 A様邸」
きっとこのように考える方も多いでしょう。
しかしこのタイトル、けっして間違いではありませんが、このままでは検索エンジンでヒットしても、
ユーザーの興味は引けず、何のページかもわからないため、そのままスルーされてしまう可能性も……。
では、次のようにしたらどうでしょうか?
「2017/10/04 静岡県藤枝市 A様邸 施工事例」
何らかの「施工事例」であることがわかります。
日付も掲載されており、最近の更新であることも窺えるようになりました。
しかし、まだ良くできます。
次はどうでしょうか?
「2017/10/04 静岡県藤枝市 A様邸 ●●工事の施工事例」
ここまできてようやく何の事例紹介記事であることがわかるようになりました。
これで「●●工事」を検討しているユーザーの目にもとまりやすいページとなるでしょう。
このように、ただタイトルを付けるだけではなく、ユーザーの興味を引くような
内容をタイトルとして入れていくことで、より効果的な事例記事を作成することが可能です。
2:テキスト文章を細かく丁寧に
稀に「今日は○○のリフォームをしました」というような短い文章を記載したり
「施工した写真」だけを網羅しただけで「更新した」とする方もいます。
これは確かに「ホームページを更新」した内には入りますが、
あまり効果のある更新とは言えないでしょう。
先も記載した通り、事例はユーザーにとって参考となるもの。
具体的には、タイトルで記載した内容を細かく伝える文章などがいいでしょう。
他には、「リフォームした物件の状態」「どんな要望があったか」などの内容もいいですね。
また、写真や画像だけの更新は要注意です。
検索エンジンは基本、画像を「画像」としか認識していません。
そこにどんなにすばらしいことが書かれていても、
どんなにきれいな写真だったとしても、検索エンジンからすれば
全て「画像」なのです。
もちろん、altタグなど ” 画像の説明文 ” のようなものを付けることは可能です。
しかし、何より写真だけでは、検索エンジンにもユーザーにも
その内容や貴社の良いところまでは伝えられません。
そんなことに陥らないためにも、テキスト文章は面倒くさがらず、
しっかり丁寧に書いていきましょう。
3:徹底的な導線設置
さてタイトルが完成し、施工事例の写真や文章もとてもいいものができたとします。
しかし、これだけでは足りません。
テキスト文章を書いたら、次は「導線」の確保。
ここでいう導線とは、「売上導線」、
つまり「問い合わせや注文などのコンバージョンへ至る道」を指します。
電話番号やお問い合わせページ、他の事例へのリンクを張っておくことで、
ユーザーに対して自然とホームページ内を巡回・誘導しやすくなります。
ホームページの導線については、こちらの記事でご紹介しております。
4:ディスクリプションも忘れずに
・「ディスクリプション」とは
このサイトをはじめて読んでいる方によっては、
聞きなれない単語と思う方も多いのではないでしょうか?
これは何かと申しますと、簡単に言えば検索エンジンやユーザーに
「このページはこういう内容の記事ですよ」と伝えるための、いわば説明文にあたります。
ホームページが検索エンジンに表示される際、タイトルの下に表示されるため、
タイトルに並び極めて重要な要素でもあるともいえます。
この説明文、実は設定されていなくても検索エンジンが自動的に取得してくれます。
「じゃあ、わざわざ設定しなくてもいいんじゃないの?」と思う方もいるでしょう。
たしかに上記のとおり、検索エンジンはディスクリプションが設定されていなくても
記事内から内容を引っ張り出して、それを表示させます。
しかし、それはあくまで機械的なもの。自動的に読み込まれた内容を一定数表示するだけのため、
読んでもらいたい内容が含まれない可能性があります。
極端な例では、表組内の単語が淡々と掲載されるだけのことも……。
一方、ディスクリプションを設定したサイトやページは、
検索エンジンにそのテキスト文章が反映されます。
つまり、ディスクリプションを設定すればその分「このページはこういう内容ですよ」と
検索ユーザーにアピールすることができるのです。
・文字数は120文字程度で、記事内容に準じる
さてこのディスクリプション。
文字数としては120文字以内に収めるとスマートです。
これは検索エンジン上での仕様で、120文字前後までしか表示されないためです。
これ以上書いた場合はすべて「…」と切り捨てられてしまいます。
また、文章はなんでも書けばいい、というものでもありません。
ページ内容とあまり関連の無い文章などでは、ディスクリプションを設定していても
検索エンジンからは無視されてしまうほか、ユーザーのページアクセスにも影響します。
ディスクリプションを設定する際は、記事やページの内容に沿ったもの、
かつユーザーの興味を引くような内容を書くと効果的でしょう。
・スマートフォンの場合はさらに短く
上記の文字数はPCサイトで表示された場合のものです。
ではスマホでのディスクリプションはどうでしょうか?
こちらはなんと50文字前後!
つまり、PCサイトよりもさらに短くなります。
特にスマホからの流入を重視する場合は、要注意ですね。
・タイトルは明確に「どこで」「何を」「誰に対して」行なったか
・テキスト文章を細かく丁寧に
・徹底的な導線設置
・ディスクリプションも忘れずに
いかがでしょうか?
事例を書くときは、これら4つの要素を入れることで
貴方のホームページはより充実したものとなるでしょう。
事例更新にお悩みの方は、ぜひ取り入れてみてください!
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