現在、印刷方法として主に「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」を選ぶことができます。 その「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」とは何が違うのでしょうか? 今回はその2つの印刷方法の特長と違いについてご紹介いたします。 ■オフセット印刷について
オフセット印刷は美しい仕上がりで大部数にも対応可能な印刷方法
商業印刷の主流はオフセット印刷です。 オフセット印刷とは平版印刷といって『版』を使った印刷方法になります。 大量に印刷されるチラシや雑誌など最も多く利用されている印刷方法です。 印刷工程を簡単に説明するとカラー印刷であれば、印刷用に作られたレイアウトデータを 「■シアン」「■マゼンタ」「■イエロー」「■ブラック」の4色の「版」に分解し、 その4色の版をそれぞれのインクで順番に印刷していきます。 4色が重なり合って初めてカラー印刷が仕上がります。 鮮明な印刷が可能で、大量に印刷する場合に適した印刷方法です。
オフセット印刷の特徴
1.キレイな仕上がり 細かい模様や写真を高精細に表現することが可能です。 オフセット印刷では機械任せではなく、人(職人)が携わる工程が多いので色の調整など、きめ細やかな要望にも対応してもらえます。 2.大量印刷に適している 大きな紙に版を使って印刷し断裁するタイプのオフセット印刷は大量印刷に適しているので 大部数の印刷であればあるほど、単価が安くなるのが特徴です。 3.特殊印刷が可能 紙やインクを変えることができ、一風変わったこだわりの印刷も可能です。 たとえ少量の印刷でも写真や絵・イラストなど色や細やかなディテールにこだわる場合はオフセット印刷を利用することがあります。 ■オンデマンド印刷について
オンデマンド印刷は必要な時に必要な分だけ印刷できます。
オンデマンド印刷の工程を簡単に説明すると、家庭でパソコンからプリンターにデータを送って出力するのと同じようなイメージです。 実際は印刷会社の高機能高性能な大型プリンターにデジタルデータを直接読み込んで印刷するのがオンデマンド印刷です。 先にご紹介したオフセット印刷に必要な『版』をつくる工程がありませんのでコストや納品までの時間をカットすることができます。 一般的なオンデマンド印刷というと液体インクを使わずトナーと呼ばれる粉末のインクを圧着して印刷するので乾燥させる工程がないのも特徴です。 印刷クオリティはオフセット印刷には劣りますが、急いで必要な場合や少量だけ必要な場合はオンデマンド印刷を利用します。
オンデマンド印刷の特徴
1.必要な分だけを低価格で印刷 数枚~数百枚の少部数の印刷でしたらオンデマンド印刷の方が単価を抑えることができます。 2.短納期にも対応 印刷工程が少ないオンデマンド印刷は急ぎで必要な場合も対応できます。
オンデマンド印刷の欠点
オンデマンド印刷の仕上がり品質も年々向上していますが、オフセット印刷と比べると多少劣ります。 例えば広い面を塗り潰す場合やグラデーションにムラが生じたり、オフセット印刷と違い使用できる紙の種類が限られる場合があります。 弊社ではお客様の要望をお聞きし、どちらの印刷方法が適正か判断し印刷会社へ発注しております。 お問い合わせはこちらのフォーム(24時間受付OK)、 またはお電話( 053-581-8781 :土日祝を除く 9:00~18:00)よりどうぞ! |