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2018/05/28 コラム

AI時代到来!運用を助ける「スマート自動入札」

「AI」や「機械学習」、「ディープラーニング」、「シンギュラリティ」など
人工知能が社会に貢献しはじめて間もないですが、
Googleも同じくビッグデータを持っている強みをAdwordsでも様々に商品化しております。
 
営業、入稿、打ち合わせ、運用など時間がかかるリスティング運用担当者の時間を節約してくれる
「スマート自動入札」を今回は紹介していきます。

 ■スマート自動入札とは

AdWords スマート自動入札は自動入札戦略の一部で、
機械学習を使用して個々のオークションのコンバージョン数やコンバージョン値の最適化を行います。
この機能は、「オークションごとの自動入札機能」と呼ばれます。
 
スマート自動入札戦略には、目標コンバージョン単価、
目標広告費用対効果、コンバージョン数の最大化、拡張クリック単価(eCPC)の種類があります。
※引用URL:http://support.google.com/adwords/answer/7065882?hl=ja
 
前提としてコンバージョンを元にデータ解析を行っているため、コンバージョントラッキングを行う必要がございます。
評価することでチームとしての得点力を上げるという考え方がアトリビューシ分析です。

 ■スマート自動入札のメリット

スマート自動入札には4つのメリットがあります。
Googleのヘルプページに記載がありますので、そちらを引用しています。

1.高度な機械学習

単価設定では、機械学習アルゴリズムが極めて広範なデータを学習するため、
さまざまな入札単価でのコンバージョン数やコンバージョン値をアカウントでより的確に予測できるようになります。
このアルゴリズムでは、ユーザーが算出するよりも多様で、掲載結果に影響を与えるパラメータが考慮されます。

今まで、ユーザーのコンバージョンまでの流れなどを予想の範囲で仮説を立てて行ってきましたが、
Googleの各サービス(Gmail、youtube、google playなど)のデータを用いることで考えられるユーザー行動を自動で解析してくれます。

2.コンテキストに基づくさまざまなシグナル

オークションごとの自動入札機能では、入札単価の最適化の際にさまざまなシグナルが考慮されます。
シグナルとは、個々のユーザーやオークション時のコンテキストを特定できる属性のことで、
端末や地域など、手動の入札単価調整に利用できる属性のほか、
AdWords スマート自動入札固有のシグナルとその組み合わせが該当します。
 
シグナルの具体的な内容は以下となります。
・ 端末
・ 所在地
・ 地域に関する意図
・ 曜日と時間帯
・ リマーケティングリスト
・ 広告の特性
・ 表示言語
・ ブラウザ
・ OS(オペレーティングシステム)
・ ユーザー属性(検索とディスプレイ
・ 実際の検索語句
・ 検索ネットワークパートナー
・ ウェブサイトのプレイスメント
・ サイトでの行動
・ 商品属性
・ モバイルアプリの評価
・ 価格競争力
・ 季節性
 
シグナルの数や内容を見ても、普段adwordsでは設定できない内容なども考慮し入札してくれるため、
データが正常に取れているのなら使用して間違いない機能かと思います。
 
季節性など数字を読み取らないと理解し得ない部分も自動的に調整してくれます。
各キャンペーン内容にあった入札戦略にすることでかなりの効果が期待できます。
前述でも触れましたが、最後に押したキーワードが重要視され、そのキーワードのみCV1と算出します。

3.掲載結果の柔軟な管理

AdWords スマート自動入札では、成果目標を設定できるほか、個々のビジネス目標に合わせて設定をカスタマイズすることも可能です。
 
• データドリブンアトリビューションを含め、選択したアトリビューション モデルに合わせて検索広告の入札単価を最適化します。先日紹介したアトリビューションモデルを元に最適な入札を行えます。

• 目標コンバージョン単価制で端末別(モバイル、パソコン、タブレット)の成果目標を設定します(今後対応予定)。ここは大きく悩んでいる運用担当者は多いのではないでしょうか。
自分自身もスマホ用サイトがありコンバージョンまでのフローも大きく悪いところは無いものの、スマホ流入の時だけ明らかに獲得単価が高くパフォーマンスが見合わないというアカウントがありました。

4.透明性の高い掲載結果レポート

AdWords スマート自動入札では、入札の成果の詳細分析や問題の迅速な解決に役立つレポートツールが用意されています。その一部をご紹介します。
 
• 詳細な入札戦略のステータス。こちらを使用することで入札戦略についてさらに詳しく把握できます。
• キャンペーンの下書きとテスト(検索キャンペーンとディスプレイ キャンペーン向け)。
  現在の単価設定と比較しての AdWords スマート自動入札の効果を容易に測定できます。
• 入札単価シミュレーション。異なる目標コンバージョン単価を設定した場合に獲得できたと思われるコンバージョン数を予測できます。
• アラートと通知。コンバージョン トラッキングに関する問題を報告し、解決するための明確な手順を示します。
• 充実した掲載結果レポート。入札戦略のステータスや目標と掲載結果との関係を容易に確認できます。
  各レポートには、メインの [キャンペーン] ビューまたは [共有ライブラリ] の [入札戦略] プルダウン メニューからアクセス可能です。

※引用URL:http://support.google.com/adwords/answer/7065882?hl=ja

 ■機能と設定方法

各自動入札の設定方法を記載していきます。
 
各キャンペーンの【設定】タブ > 【入札戦略】
 
1:目標コンバージョン単価
 1

右側の目標コンバージョン単価の入力欄に入力することで、自動的に調整してくれます。
 
2:目標広告費用対効果
 2


こちらは目標とするROASの数値を記入することで最適化をしてくれます。
 
3:コンバージョン数の最大化
 3


こちらを設定することで、設定している予算内で最大限コンバージョンを獲得するよう調整してくれます。
 
4:拡張クリック単価(eCPC)
 4


こちらはコンバージョンのデータは必要ないため各個別クリック単価を元に自動的に調整してくれます。
 
以上の4つとなります。
設定自体は簡単ですが、その後の動きに注目して改善ができるかが重点になるかと思います。(自分も頑張らないと・・・)

 ■まとめ

スマート自動入札では、コンバージョンのデータを元に最適化を行うため
ある程度1ヶ月にコンバージョンをするアカウントでないと効果が出ないパターンがあります。
 
そのためアカウントによっては、設定のタイミングを見極める必要があります。
1ヶ月にコンスタントに30以上コンバージョンが獲得できるアカウントなら正常に動くかと思います。

弊社では、GoogleとYahooの代理店として WEB広告やラインやインスタグラム、フェイスブックなどのSNS広告の運用代行を行っております。
 
こういったWEB広告に興味のあるWEBサイトのご担当者様や、
ホームページの作成会社様など、お気軽にご相談を頂ければと思います。
 
引き続き、ネット広告に関する豆知識や最新情報をアップしていきますので是非チェックをお願い致します!
 
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