 ホームページやECサイト(通販サイト)を運営していく上で 「アクセス解析」という言葉を聞く機会があると思います。 アクセス解析とは、そのウェブサイトに 「何人の訪問者が来ているのか?」 「どの記事が人気なのか?」 「どんなキーワードで検索して訪れているのか?」 など、ウェブサイトに関する訪問者の情報や傾向などを調べることができる機能です。 ただ、アクセス解析では少し専門的な用語が使われているため、 ・聞きなれない用語ばかりで苦手意識がある ・なんとなく理解はしているが、詳しくは知らない
など、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか? そんな方に、アクセス解析でよく使われる用語をまとめてみました。 実際にホームページやECサイトのシステム内にも 「アクセス解析」という機能が組み込まれているものもありますので、 そちらをご覧になりながら、確認してみてください。 もちろん、 「コンサルティングを受けているが、今さら聞けない用語がある」という方も ご参考くださいませ。 ■アクセス解析でよく使われる用語 ページビュー数(PV/アクセス数/閲覧数 など) ユーザーがウェブサイトのページを閲覧した 回数です。ホームページが1ページ閲覧される ごとにカウントされます。 ページごとのアクセス数を把握することで、 ウェブサイトのどのページにユーザーの注目 が集まっているのかを知ることができます。
訪問数(ビジター/セッション/アクセス人数 など) ウェブサイトへの訪問の回数です。 1人のユーザーがウェブサイトを訪れてから出 て行くまでを1訪問数としてカウントします。 同じ訪問者が一定の時間内に同じページを開 いた場合は、新たな訪問数としてカウントは されません。 ※一定の時間を空けて再度訪問した場合は、 カウントされます。
ユニークユーザー(UU/訪問者数など) 同じ人が複数回アクセスしても全てカウント される「ページビュー」や「訪問数」に対し て、「ユニークユーザー」は、一度だけ訪れ たユーザーも、複数回訪れたユーザーも、そ れぞれ1人としてカウントされます。 ただし、同じユーザーが自宅と勤務先などの 異なる端末(パソコンやスマートフォンなど) からアクセスした場合などは、それぞれ1人 としてカウントされるため、正確な数をカウ ントすることは難しいです。
直帰率 ウェブサイトを訪問したユーザーが、最初の 1ページを見ただけで、別のページを見ること なく「閉じる」または「外部サイトへ移動」 することを「直帰」といいます。 直帰率は、ウェブサイト(またはページ) のアクセス総数から直帰したユーザーの割合を 算出したものです。 例えば、ホームページ内の特定のページに 100の訪問数があり、そのうち60の訪問が、 ユーザーが最初に見たページ以外を見ずに 直帰してしまった場合、直帰率は60%となり ます。
離脱率 ウェブサイトを訪れたユーザーが、2ページ 以上閲覧したのちに、「閉じる」または 「外部サイトへ移動」することを「離脱」 といいます。 離脱率は、ウェブサイト(またはページ) のアクセス総数から離脱したアクセス数の 割合を算出したものです。 例えば、特定のページに100の訪問数があり、 その内の60の訪問数がそのページ以降、ホ ームページ内の他のページを訪れていない 場合は、離脱率は60%になります。
コンバージョン率(転換率) 商品購入や会員登録、資料請求など、ウェ ブサイトの運営者が意図している目標に ウェブサイトを訪れたユーザーの何割が 行ってくれたかを示す割合のことです。 例えば、ECサイトで100人の訪問者のうち 40人が商品を購入してくれた場合のコン バージョン率は40%になります。 滞在時間 1回の訪問におけるユーザーのウェブサイ トの閲覧時間を示します。 滞在時間は、そのページの閲覧開始時刻 と次に閲覧したページの閲覧開始時刻と の差を計算しています。複数ページを閲 覧している場合は、その合計になります。 この方法では最後に閲覧したページは滞 在時間を計算することができないため、 「離脱」の場合は集計から外し、「直帰」 の場合は「0秒」として計算します。 短い閲覧時間は、ウェブサイトに対する ユーザーの期待値のズレや、更新をチェ ックしにウェブサイトを訪れたが、更新 されていなくてすぐに閉じたケースなど が考えられます。 クリック率 リンクや広告が「表示された回数」で、その項目が「クリックされた回数」を割ったもの。 例えば、100回表示された広告が、10回クリックされれば、クリック率は10%になります。 クリック率が低い広告の場合、効果が薄いということになるため広告の配置やデザイン、 コピーなどの文言を見直す必要があります。 検索キーワード GoogleやYahoo!などの検索エンジンから訪れた訪問者が、検索に利用したワードのこと。 検索キーワードを調べていくことで、ページ内でどのような言葉を使ったらよいか、 METAタグにどのようなキーワードを含めればよいかを決めていくこともできます。 [METAタグ] 検索エンジンでユーザーが検索したときに、 自社サイトをヒットさせるためのキーワードを入れるタグ(言語)。
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