
- 企業アカウントを開設してみたけど、プロフィールって何を書けばいいんだろう
- プロフィールを整えて魅力をわかりやすくしたい
- フォロワーを増やしたい
Instagramのプロフィールの役割やその重要性について、あまり理解せずにただ画像や動画の投稿等を続けている方も多くいらっしゃると思います。
Instagramは投稿等のコンテンツを投稿し、それをユーザーに見てもらっていい反応をもらうことに注意が行きがちだと思います。
各投稿などからプロフィール画面へ遷移したユーザーに、どんな企業なのかを知ってもらえるチャンスにもなるので、プロフィールの改善は実は無視できない部分でもあります。
そこで今回は、 Instagramのプロフィールの役割や使い方、効果的な改善方法などについて解説させていただきます。
この記事は本気の改善を目指す方向けです
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本題の前に少し自己紹介
スリーカウント株式会社は静岡県を中心に全国500社以上のWEBマーケティングの支援をしている会社です。
特に地方企業様のインターネット集客を得意として様々な業種での成功例があり、これまでに多くの集客を支援している企業です。
ホームページ制作会社でも広告会社でもなく、「WEBマーケティングを活用して集客と求人」の問題を解決する企業として、今回の記事が皆様の集客の問題の解決にお役立ていただければと思います!
そもそも企業アカウントはなぜ運用するのか

- 「若い人が使っているから製品やサービスを認知しやすい」
- 「他の会社がインスタで集客をしていると聞いて自社もそうなりたいから」
- 「企業のブランディングが実行できると思ったから」
実際にInstagramを運用されている企業のご担当者様の話を伺っていると、こんな声をよく耳にします。
知名度アップという点において、Instagramは国内の月間アクティブアカウント数が6,600万を突破(2025年12月時点)しており、令和4年度の総務省の調査データによると、Instagramの利用率は全体で52.1%と、主なSNSの中でもLINE、youtubeに次いで3番目に多く利用されています。

出典: 令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要![]()
また、InstagramはSNSツールのひとつであり、ユーザーとつながり、交流することができます。
これまで企業とユーザーがやり取りをする場面は、お客様窓口や電話などであり、その多くが問い合わせや消費者からの意見など、ややハードルの高いものであったと思います。
InstagramをはじめとするSNSではユーザーとDMやコメントなどを通して、より気軽にやり取りをすることができます。
企業側にとってもユーザーにとっても、よりお互いを近く感じることができるのができるようになってきています。
Instagram企業アカウントにおけるプロフィールの役割

ユーザーがプロフィールに辿り着く流れは、大きく分けて2つあります。
-
フィード投稿やリールを見て、「どんなアカウントだろう?」とプロフィールを開くパターン
-
ホームページやブログ、メールマガジンなどに載せたリンクから、直接プロフィールに飛んでくるパターン
いずれの場合も、プロフィールを閲覧しているユーザーのうち、実に半分以上が「非フォロワー」、つまり「はじめまして」の状態のユーザーだと言われています。
Instagram上での行動を簡単に整理すると、
①投稿を見る(リーチ)
②気になってプロフィールに来る(プロフィールアクセス)
③プロフィールを見てフォローするかどうかを決める(フォロー)
という3ステップで進んでいきます。
この「最後のひと押し」を担っているのがプロフィールだと考えていただくとイメージしやすいかもしれません。いわば、企業の「名刺兼・案内板」のような役割です。
特に、次のような情報がわかりやすく伝わっていることが大切です。
-
どんな企業(店舗)なのか
-
ユーザーが知りたい情報がどこにあるか
-
このアカウントでは何を発信しているのか
プロフィールがすっきり整理されていて、「ここを見れば自分に必要な情報が手に入りそうだ」と感じてもらえると、
その後も投稿を見に来てもらえたり、フォローしてもらえるきっかけにつながっていきます。
Instagramプロフィールの改善で押さえたい4つのポイント

Instagramのプロフィールは、実は複数のパーツで構成されています。
まずは全体像として、プロフィール画面を形作っている主な6つの要素を整理してみます。
<プロフィールを構成する6つの要素>
①プロフィール写真(アイコン)
企業や店舗の“第一印象”を決める部分。
②名前・ユーザーネーム
検索・タグ付けで見つけられやすくなる識別要素。
③プロフィール文(紹介文)
企業の強みや特徴、誰に向けたアカウントなのかを最も端的に伝える要素。
④外部リンク(URL)
問い合わせ・予約・資料請求など、Instagramの外へ案内できる唯一の導線。
⑤ストーリーズハイライト
サービス内容・事例・よくある質問などをカテゴリ別に整理できる“案内板”の役割。
⑥投稿グリッドの1枚目(サムネイル)
訪れた瞬間に「どんな情報を発信しているアカウントか」が一目で分かる重要パーツ。
こうして見るとプロフィールには改善できるポイントが多くありますが、
企業アカウントにおいて “フォローされやすさ” や “分かりやすさ” に特に大きく影響するのは、この6つのうち次の4つです。
<特に成果につながりやすい4つの重要パーツ>
-
プロフィール文
企業の強み・特徴・誰向けか(ターゲット)を最も濃く伝えられる中心要素。
-
外部リンク(URL)
問い合わせ・予約など“次のアクション”につながる導線として成果に直結。
-
ストーリーズハイライト
企業理解・サービス説明・事例整理など、プロフィールの“補助ナビ”として機能する。
-
投稿1枚目の画像(サムネイル)
初回訪問ユーザーの離脱を防ぎ、「どんな内容の投稿があるか」を明確に伝えられる。
この記事では、
この“特に改善効果の大きい4つのパーツ”に絞って、企業アカウントが取り組みやすい実践ポイントを解説していきます。
まずはこの4つを整えるだけで、プロフィール全体の印象が大きく変わり、
フォロー率やプロフィール回遊率にも明確な変化が生まれやすくなります。
ポイント① プロフィール文では「強み・対象地域・フォローのメリット」を明確に伝える
例えば、以下のようなプロフィール文があったとします。
改善前のプロフィール文
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“人生を楽しむ住まい”という理念は伝わるものの、
-
どんな家づくりをしているのか
-
どの地域を対象にしているのか
-
どんな人に向けた発信なのか(子育て世帯?夫婦?リフォーム検討者?)
-
フォローすると何が得られるのか
といった判断材料が整理されていないため、
「誰に向けた工務店なのか」が少し分かりづらくなっています。
そこで、以下のように改善してみるのはいかがでしょうか。
改善後のプロフィール文
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改善のポイントとしては、以下の通りです。
-
「誰に向けた発信なのか」を冒頭で具体的に記載することで、自分ごと化を促す
例:注文住宅を検討しているご家族、子育て世帯、リフォーム検討者 など
-
対象地域を明確に記載し、「自分の地域の工務店だ」と気づいてもらう
-
フォローすると得られるメリット(先行情報・事例更新など)を提示する
-
強みを箇条書きで整理し、読みやすさを向上
-
UGC(感想投稿)につながるハッシュタグを添えて交流のきっかけをつくる
これらを加えるだけで、
「どんな工務店か」「誰に向けているか」「フォローする理由」 が明確になり、
プロフィール全体の印象が大きく変わっていきます。
ポイント② 外部リンク(URL)で「次の行動」につながる導線をつくる
Instagramのプロフィールには、外部サイトへ誘導できるリンクを1つだけ設定することができます。
企業アカウントにとって、この 外部リンク(URL)は問い合わせや予約、資料請求など“次の行動につながる唯一の導線” となるため、非常に重要なパーツです。
特に、Instagram経由でユーザーがとる行動を整理すると、
①投稿を見る
②プロフィールにアクセスする
③さらに詳しい情報を知りたいときにURLをクリックする
という流れが一般的です。
そのため、URLの見せ方次第で資料請求数やお問い合わせ数が大きく変わることも珍しくありません。
また、URLの上にひと言添えることでクリック率が高まりやすくなります。
例:
▽見学予約はこちら
▽家づくりの流れを見る
▽サービスの詳細はこちら
▽採用情報はこちらから
ただURLを置いておくだけでなく、
「クリックすると何が得られるのか」を短い言葉で示すだけで、ユーザーが迷わず行動できるプロフィールになります。
さらに、店舗・企業・採用など複数のページへ案内したい場合には、
Linktree のようなリンク集サービスを利用することで、プロフィールの情報整理がしやすくなり、ユーザーにとっても親切な導線になります。
Instagramには文章やボタンのような細かなUIカスタマイズができない分、
プロフィールのURLは“行動を生むための大切な1クリック” だと考えて設計してみてください。
ポイント③ ハイライトを活用する
ハイライトは、24時間で消えてしまうストーリーズをプロフィール上に残しておける機能です。企業アカウントにとっては、“どんな企業なのか” を短い時間で伝えられる重要なパーツのひとつです。
たとえば、過去に開催したイベントの様子、商品の紹介、サービスの特徴、スタッフの雰囲気など、ユーザーが知りたい情報をストーリーズとして発信し、それをハイライトにまとめておけば、初めて訪れた方でも企業のイメージをつかみやすくなります。
また、企業アカウントの場合は 「カテゴリ別に整理する」ことが特に効果的 です。
-
サービス紹介
-
施工事例・商品ラインナップ
-
よくある質問(FAQ)
-
イベント・キャンペーン情報
-
スタッフ紹介
-
お客様の声(UGC)
といったテーマごとにハイライトを分けておくと、ユーザーは必要な情報へ迷わずたどり着けます。
さらに、ハイライトのカバー画像(アイコン)はカスタマイズできるため、
見やすさや企業の世界観に合わせたデザインに統一すると、プロフィール全体の印象が整理され、使いやすさも向上します。
ハイライトは “装飾” ではなく、
企業の魅力や特徴をわかりやすく伝えるための小さなナビゲーション。
プロフィール文だけでは伝えきれない情報を補完し、フォローやサイト遷移のきっかけにもつながる重要な要素です。

ポイント④ 投稿1枚目で「何の投稿か」が一目で伝わるようにする
Instagramでは、投稿に複数枚の画像を設定できますが、プロフィールを訪れたユーザーの目にまず触れるのは“1枚目の画像”です。ここでどんな情報を発信しているアカウントかが伝わらないと、ユーザーは必要な投稿を見つけられず、そのまま離脱してしまうこともあります。
特に企業アカウントの場合、ユーザーは「知りたい情報にすぐ辿りつけるかどうか」を重視します。過去投稿を1つずつ開いて確認する人は少ないため、1枚目の画像で内容が伝わるかどうかが、アカウント全体の“使いやすさ”を大きく左右します。
そこで、投稿の1枚目には シンプルで分かりやすい文字入れ を行い、以下のような情報を明確にすることがおすすめです。
-
どんなテーマの投稿なのか(例:施工事例/イベント情報/家づくりの豆知識)
-
誰に向けた内容なのか(例:注文住宅検討者向け)
-
投稿を読むと何が分かるのか
1枚目で内容がひと目で分かると、ユーザーは必要な情報を探しやすくなり、プロフィール内での回遊率も自然と高まります。
「どの投稿を見れば何が分かるのか」 が一瞬で理解できるアカウントは、それだけで信頼されやすくなり、フォローにもつながりやすくなります。
ビジュアルとしての統一感も大切ですが、まずは “分かりやすさ” を優先した文字入れ を行うことが、企業アカウントでは大きな効果を生みます。

まとめ
プロフィールの重要性について、少しイメージが湧いてきましたでしょうか。
今回は、企業アカウントの印象を大きく左右する4つのポイントをご紹介しました。
①プロフィール文で「強み」や「誰に向けた発信か」を明確に伝えること
②外部リンク(URL)で次の行動につながる導線をつくること
③ハイライトで必要な情報を整理し、企業理解を助けること
④投稿1枚目を見やすくして、内容がひと目で分かるようにすること
どれもすぐに取り入れやすい内容ですが、効果は想像以上に大きい部分です。
基本的には、
-
どんな企業(店舗)なのか
-
ユーザーが知りたい情報がどこにあるか
-
何を発信しているアカウントなのか
といった点が、プロフィールから“ひと目で”伝わることが大切です。
また、改善の効果を確かめるために、プロフィールアクセス数とフォロワー増加数の変化を軽くチェックしておくと、どの改善が効いているのかが把握しやすくなります。
数字で見えるようにしておくと、次の改善ポイントも見つけやすくなります。
プロフィールはInstagram運用のごく一部ではありますが、多くのユーザーが訪れ、フォローするかどうかの判断を行う重要な場所です。
“ユーザー目線で分かりやすいかどうか” を意識しながら、企業の魅力をしっかり伝えられるプロフィールを整えてみてください。
※本記事は2025年12月に内容を最新情報に更新しています。

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