以前の記事「もう悩まない!企業ブログや施工事例の簡単な書き方」では、
何故企業ブログや事例を更新しなければいけないのか、どんな更新方法があるのか?
といった点について触れてきました。
また次の記事、「効果的な事例を作るために必要な4つの要素」では
実際に事例を更新する目的やその効果、必要となる要素について解説していきました。
では今度は、ブログやその他のコンテンツでは、
いったい何を書けばいいのでしょうか?
こちらを探っていきましょう。
ブログを書いているユーザーの中には
「とにかく記事を更新してページ数を増やさなきゃ……!」と
思っている方もいるようです。
確かに更新頻度が高ければそれだけページ数も増え、
ホームページの入り口も増えることになります。
更新を多々行っている方が、それだけ活気のあるサイトに見え、
次回も訪れるユーザー……リピーターも獲得しやすくなります。
しかし、ただ記事を更新するだけ、というのはあまりお勧めできません。
記事1件ごとの内容やボリュームが少ない場合、
全く関係のない内容の記事であれば、なおさらです。
検索エンジンは基本「ユーザーに対して価値のある情報」を提供しようと考えているため、
価値のない記事と判断されてしまえば、検索結果に表示されないどころか、
ホームページ全体の質を下げてしまいかねません。
ホームページを更新するときは、お客様や検索ユーザーの求めているような
記事を書いていくといいでしょう。
「でも、お客さんの考えていることなんて、想像がつかないよ!」
そうお考えでいる方もいます。
ですがご安心ください。
そのヒントが「Search console」に隠されています。
Search console、以前は「ウェブマスターツール」と言う名称で
Googleより提供されている無料のオンラインツールです。
簡単に言えば「登録しているホームページの状態を管理することができる」代物で、
登録することでクローリング申請(検索エンジンのロボットに対して
「私のサイトはここですよ!見てください!」とアピールすること)が行えたり、
リンク切れやページが無くなっている場合やホームページがハッキングを受けているか、
などといった様々な情報がわかるほか、Google Analyticsとの連携も行うことが可能です。
実はこのSearch console、「キーワードの抽出」も行うことが可能で、
「ユーザーがどんなキーワードを検索して、どのキーワードからホームページを訪れているか、
どのキーワードからは流入していないのか」といった、Google Analyticsでは見ることができない情報を
見ることができます。
見慣れない単語が出てきました。
「検索クエリ」とは、簡単に言えば
“ユーザーが検索エンジンに対して
「これを知りたい」「これを教えてほしい」と投げた質問に、
検索エンジンが返した解答”のようなものです。
いうなれば「検索エンジンの大きなFAQ」のようなイメージといったところでしょうか。
当然、検索エンジンを利用するユーザーはたくさんいるため、
検索クエリは膨大なデータとなります。
Search consoleでは、この検索クエリのうち、
登録した貴方のサイトが表示された、あるいはクリックした
データを抽出して表示してくれます。
この検索クエリを利用することで、
ユーザーがどんなキーワードを検索しているのか
何を悩んでいるのか
といった情報を導き出しやすくなります。
例を挙げてみましょう。
下は、ある期間で調査を行った検索クエリ結果の一部です。
上記を見ると、この期間では「ホームページやブログに掲載する写真や画像サイズ」に
関する検索を行っていることがわかります。
この下にもブログや画像に関するキーワードが複数見られました。
ここから見えることとしては、
ホームページを更新するときの画像サイズがわからず調べているユーザーがいる
ということが想像できますね。
クリック数も高く、対象のキーワード検索でも上位表示を獲得していることから、
以前に投稿した「ブログやホームページにアップする画像サイズについて」など
画像に関する記事への流入が来ていることがわかります。
次に、少し視点を変えて調べてみましょう。
上の画像は「検索で表示された順番」の結果です。
これを見ると、「ランディングページ 作り方」や
「インスタグラム 複数アカウント」といった
検索エンジンで表示はされているものの、流入が少ない、
またはたどりついていないキーワードがあることがわかります。
流入の少ない理由としては主に
・検索順位が低い
・記事やタイトルに魅力がない
・そもそも関係のないキーワードで引っかかっている
といったものが挙げられますが、
逆を言えば、このキーワードに関する記事やページを作成したり、
引っかかっているページの内容に変更を加えることで
そのキーワードからの流入や、場合によってはユーザーの問い合わせ・商品購入に
繋がる可能性が出てくるのです。
検索しているキーワードがわかったからと言って、焦りは禁物です。
上記にも書いたとおり、ここには「関係のないキーワードで引っかかっている」
可能性のあるキーワードもあります。
キーワードを選ぶ際は、
「ホームページや企業の取扱っているサービス、モノ、商品に関連性があるか」を
考えたうえで選んでいくといいでしょう。
今回は、Search consoleを用いたブログ記事ネタの
探し方について触れていきましたが、これはあくまで一例にすぎません。
実際に問い合わせに来たユーザーの「悩み」をそのまま記事にしたり、
実際に商品を使ってどうなるか紹介した記事を作ることもできますし
何より、更新内容は企業によって大きく異なります。
「知っておきたい、集客できる企業ブログの書き方」でも記載した通り
ホームページは愛こそ全て。
愛情をもって会社やホームページに対し接すれば、
自ずといい内容の記事を書くことができます。
焦らず、それでいて充実した内容の
記事を更新していきましょう!
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