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【2026年最新】Google広告で効果が出ないときの失敗トップ3と改善手順

「Google広告を運用しているのに、思っていたほど成果が出ていない」「代理店に任せているけれど、本当にうまくいっているのか自分では分からない」。最近、こうしたお悩みを耳にする機会がさらに増えてきました。Google広告で効果が出ない原因はいくつもありますが、AI連動の自動化が進む一方で、媒体側の設定項目は年々増え、何をどう見れば改善できるのかが分かりづらくなってきているのが正直なところです。

 

Google広告で成果が出ない方の状況は、よく見ると2つに分かれます。1つは「うまくいっていないことが数字で見えている」状態。もう1つは「うまくいっているかどうかすら分からない」状態です。後者は気づかないうちに広告費を消化していることが多く、実は前者よりも危険な状態と言えます。「代理店に任せてあるから大丈夫だろう」と思っていたら、半年で数百万円が消えていた、というご相談を受けることも珍しくありません。

 

本記事では、現場で繰り返し見てきたGoogle広告の失敗パターンを「失敗トップ3」として整理し、自分の管理画面で同じ症状が起きていないかを見抜くセルフ診断手順から、思い切って配信を切り替える「ナタを振る改善」、そして媒体別の詰まりポイントまでを通しでお伝えします。「結局どこから手をつければいいのか」という方の次の一歩が見える内容です。

【この記事で分かること】

・Google広告で成果が出ない原因のほとんどを占める「失敗トップ3」の全体像

・自分の管理画面で失敗の兆候を見抜く、具体的なセルフ診断の手順

・管理画面だけでは気づけない「広告×分析」の視点と、GA4での実態の測り方

・思い切って配信を絞り込む「ナタを振る改善」の判断基準と具体例

・ディスプレイ/デマンドジェネレーション/P-MAX/YouTube広告それぞれで起きやすい詰まりポイント

 

この記事は本気の改善を目指す方向けです

この記事は「Google広告の成果が出ていない状態を本気で脱したい」「改善して数字に反映させたい」と本気で考えている方に向けて書いています。一般論ではなく、実際にわたしたちが支援した会社様と一緒に行った「具体的な診断視点と改善打ち手」も紹介しているため、やや長文ですが、最後まで読むことで自社にも応用できる改善の視点が得られると約束します。
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この記事を書いているスリーカウントについて

改めて、私たちスリーカウント株式会社について少しだけお話しさせてください。私たちは、WEBマーケティングを専門とし、これまで全国で700社以上の集客・採用支援に携わってきました。

 

スリーカウントはリスティング広告運用代行サービスを中心に、Google広告・Yahoo!広告の運用支援を10年以上続けています。Yahoo!マーケティングソリューション セールスパートナーの認定や、静岡県インターネット広告運用取引額No.1という外部評価もいただきながら、業種や規模を問わず多くのアカウントを実際に運用してきました。

 

実際の支援先では、不動産会社様で1年で反響率20倍を実現したケース、学習塾様で新規問い合わせ数3倍・アクセス4倍まで改善したケース、住宅会社様で過去最高の来場数までV字回復したケースなど、管理画面の数字だけでは見えない部分まで踏み込んで改善することを大事にしてきました。

 

本記事では、そうした現場での経験をもとに、Google広告で成果が出ないときに「どこから順番に直していけばいいのか」という視点でお伝えしていきます。まずは、現場で繰り返し見てきた「失敗トップ3」から見ていきましょう。

 

 

成果が出ないGoogle広告の「失敗トップ3」。現場で繰り返し見るパターン

業種や予算規模を問わず、Google広告で成果が出なくなる原因は、実はそれほど多くありません。媒体の新機能やAIの進化に振り回されているように見える方でも、行き着く症状はだいたい3つに集約されます。本章では、その3つのパターンを「失敗トップ3」として整理してお伝えします。成果が出ない原因のほとんどは、この3つに含まれます。しかも、いずれも運用者がコントロールできる範囲の問題です。「広告そのものが悪い」「業界が厳しい」と外側に原因を求めてしまう前に、まず内側で打てる手を整理してください。

 

失敗①:配信しているキーワードと、実際の流入結果が合っていない

最も多いのが、配信中のキーワードと、実際に広告がクリックされた検索語句がずれているケースです。たとえば注文住宅会社で「注文住宅」というキーワードを部分一致で登録した結果、「一戸建て」「土地」などまったく違う意図のユーザーで広告費が消えてしまう、というのは典型例です。「注文住宅」と「一戸建て」では、検索結果に並ぶ会社も、ユーザーが想定しているサービスも違います。広告主側は「注文住宅で出したつもり」でも、実際の流入は別物。これでは予算がいくらあっても成果につながりません。

 

ここで効いてくるのが、マッチタイプの選び方と除外キーワードの設定です。Google広告のマッチタイプには大きく3種類あります。

  • 完全一致:登録したキーワードと「全く同じ意味」または「同じ意図」の検索のみが対象

  • フレーズ一致:登録したキーワードと「同じ意味の内容を含む」検索が対象

  • 部分一致(インテントマッチ):登録したキーワードに「関連する内容」の検索が対象。キーワードそのものが入っていない検索にも広がる

 

部分一致は配信ボリュームが取れる反面、想定外の検索語句に広がりやすい性質があります。いきなり部分一致から始めるのではなく、初期はフレーズ一致でデータを溜め、検索語句レポートを見ながら除外キーワードを足していくのが現場では安全策です。

 

マッチタイプはキーワード追加時に記号で指定します。[ ]で完全一致、” “でフレーズ一致、何も付けなければ部分一致です。

 

 

失敗②:クリック単価が高すぎて、CVRから逆算するとCPAが合わない

2つ目は、クリック単価(CPC)が高くなりすぎていて、コンバージョン率(CVR)から逆算したときに目標CPAに到底届かないというパターンです。たとえばCVRが1%、目標CPAが1万円のサービスで、CPCが200円になっているとしたら、計算上はCPA2万円。市場の相場感から見て「無理がある」状態です。

 

CPCが高くなる原因は主に2つあります。1つは、競合の多いビッグワードに正面から張り合っていること。もう1つは、広告とキーワードの関連性が低くて広告品質スコアが下がっていることです。Google広告の掲載順位(広告ランク)は、入札単価・広告品質・広告ランクの下限値・オークションの競争力・検索コンテキスト・広告アセットの効果という6要素で総合的に決まりますが(出典:Google広告ヘルプ「広告ランクについて」)、実務上は「入札単価×広告品質」の掛け算で簡略的に語られることが多い領域です。品質が低いと同じ単価でも順位が下がり、結果としてさらに高い単価が必要になります。「CPCはこれ以上下がらない」と思考停止する前に、品質スコアと検索クエリの両方を見直してみてください。打ち手はまだ残っています。

 

失敗③:広告文に魅力がなく、クリック前の「角度」が低い

3つ目は、広告文が読者に響いていないために、クリックされたときの興味の角度が低いというケースです。広告文はお店ののれんのようなものだと、現場ではよくこんなふうに伝えています。美味しそうに見えるのれんを出している店には、お客さんが「とりあえずチャーハンも頼んでみよう」と思いながら入ってきます。逆に、なんとなく不安なのれんの店には、安いラーメンだけ注文してすぐ帰る人が増えます。

 

広告も同じで、クリックする前の段階で、ユーザーの興味の角度がだいたい決まっています。クリック後にLPでいかに頑張っても、入り口の角度が低いユーザーは離脱しやすく、コンバージョンにはつながりにくい。さらにいうと、レスポンシブ検索広告で見出しが互いに重複していたり、サービスの強みが伝わらない無難な文面に終始していたりすると、クリック率(CTR)も伸びません。CTRが上がれば広告品質スコアが上がり、結果としてCPCが下がるという連動関係もあるため、広告文の見直しは失敗②の改善にも直結します。

失敗トップ3を「自分で見抜く」セルフ診断手順

失敗のパターンが分かったら、次は自分の管理画面で同じ症状が出ていないかを確認する番です。本章では、失敗①〜③それぞれを自社で見抜くための具体的な手順をお伝えします。判定そのものは慣れれば数分で終わります。難しいのは「気づくこと」と「気づいたあとに止めること」のほうです。

失敗①の見抜き方:検索語句レポートで「クエリの荒れ」をチェック

まず管理画面の「検索語句」レポートを開いてください。配信中のキーワードに対して、実際にユーザーがどんな検索語句で広告をクリックしているのかが一覧で見られます。ここを見て「自社サービスとまったく関係ない検索語句」が並んでいたら、失敗①が起きているサインです。

 

 

確認の手順は次のとおりです。

  • STEP1:検索語句レポートを表示し、表示回数またはクリック数の多い順に並べる

  • STEP2:上位50〜100件をざっと眺め、自社サービスと無関係な語句にマークをつける

  • STEP3:マークした語句を除外キーワードに追加する

  • STEP4:マッチタイプを部分一致に絞っているなら、フレーズ一致への切り替えも検討する

 

 

弊社の支援先で繰り返し見るパターンですが、1年以上運用しているのにクエリが荒れたままの広告アカウントは珍しくありません。多くの場合「初期設定のまま放置」されているのが原因です。クエリの放置は「広告予算を、サービスに関心がないユーザーに垂れ流している状態」と同義なので、優先度を上げて確認してください。

 

なお、キーワード設計の根本から見直したい方は、こちらの記事も参考になります。

 

▶ Google広告のキーワード設定の進め方は、別記事で詳しく解説しています。 Google広告のキーワード設定方法

 

失敗②の見抜き方:CPC・CTR・品質スコアを並べて読む

失敗②は数字でほぼ判定できます。見るべき指標は3つです。

  • CPC(クリック単価):目標CPA÷CVRから逆算した「許容CPC」を上回っていないか

  • CTR(クリック率):低すぎると品質スコアが下がりCPCが上がる悪循環に入る

  • 広告品質スコア:キーワードと広告・ランディングページの関連性を10段階で評価

 

 

CTRの目安として現場で参考にしているのは、Yahoo!広告で1%、Google広告で5%あたりの水準です。これを大きく下回っていたら、広告がユーザーに刺さっていないサインかもしれない、というくらいの感覚で見ています。業種や配信規模で前後するので絶対値として扱わないでください。それでも、自社の管理画面でCTRが何%なのかを把握しているだけで、改善の優先順位はかなり付けやすくなります。

 

前章でも触れたとおり、広告ランクは複数要素で総合判定されますが、実務上は「入札単価×広告品質」の簡略式で考えるとシンプルに整理できます。クリック単価を上げる前に、広告品質を上げてCPCを下げる打ち手が見えてきます。

 

失敗③の見抜き方:広告文を「のれん」として読み返す

失敗③のチェックは数字より感覚に近い作業です。自社の広告文を実際にユーザーの目で読み返してみてください。

  • 同じ内容の見出しが複数あって、結局何が強みなのか分からない

  • どの会社の広告でも書けそうな、無難なコピーで埋まっている

  • 競合と並んだときに「クリックしたい」と感じる要素が一つもない

 

このいずれかに当てはまるなら、広告文がのれんとして機能していません。レスポンシブ検索広告の場合は、見出し15本のうち、強みが伝わる見出しを最低3本は固定または優先表示にするところから始めるのが効果的です。CTRが上がれば、結果としてCPCも下がります。失敗③を直すと、失敗②が一緒に解消するというのは現場でも繰り返し起きていることです。

 

管理画面だけ見ても改善できない理由。広告×分析という視点

ここまでは管理画面の中で完結する話でしたが、管理画面しか見ていない運用者は、ある段階から成果が伸びなくなります。本章では、Google広告の管理画面とGoogleアナリティクス(GA4)を組み合わせて見る「広告×分析」の考え方をお伝えします。これは弊社が現場で繰り返し使っている診断ロジックで、競合記事では「データ分析が必要」と一般論で語られがちな部分を、一段踏み込んで具体化したものです。

 

GA4のエンゲージメント率でペイドサーチの実態を測る

GA4の「ユーザー獲得」レポートを開くと、トラフィックの流入元別にエンゲージメント率(ページを実際に閲覧したユーザーの割合)が確認できます。ここでオーガニックサーチ(自然検索)とペイドサーチ(広告)のエンゲージメント率を並べて比較してみてください。

 

 

たとえばオーガニックサーチのエンゲージメント率が70%でペイドサーチが35%だったとしたら(あくまでイメージの数字ですが)、半分しかまともに記事を読まずに離脱していることになります。これは何を意味しているか。実質的に意味のあるクリックは半分しか取れていない、つまりCPCが体感で2倍になっているのと同じ状態です。管理画面上のCPCがいくら適正に見えても、エンゲージメント率が半分なら、実際の費用対効果は管理画面の数字の半分以下しかありません。なお実数値は業種・配信規模・アカウントによって大きく変動するので、自社の実データで比べることが大切です。

 

なぜ管理画面だけだと気づけないのか

Google広告の管理画面は、あくまで「広告がクリックされた瞬間」までのデータです。クリック後にユーザーがどう動いたかは、GA4を開かないと見えません。管理画面では合格点の数字でも、クリック後の行動を見ると失敗しているというケースは、思っている以上に多く起きています。

 

特に注意したいのが、ペイドサーチで「直近層(買う直前のユーザー)」ではなく「潜在層」や「見込み層」に当たってしまっているケースです。これは失敗①「キーワードと流入結果が合っていない」と本質的には同じ問題ですが、管理画面のクエリだけだと「関係ありそうな検索語句」に見えてしまって見逃されることがあります。GA4で行動データまで照合してはじめて、本当のずれが見えてきます。

 

広告と分析を切り離さない

「広告運用の仕事」と「サイト分析の仕事」を、社内や代理店で別の担当者が見ているケースもよくあります。これ自体は分業として悪くないのですが、両者が定例で同じデータを見る場をつくらないと、広告だけ改善してもサイト側で取りこぼし続ける状況になります。

 

弊社が支援に入るとき、最初に確認するのは管理画面ではなくGA4のエンゲージメント率です。広告がクリックされた後にユーザーが満足しているのか、それとも違和感を感じて離脱しているのか。ここを見ないで広告の改善案を出しても、対症療法にしかなりません。改善の打ち手は管理画面の外側にも存在する、という前提を持ってください。

成果が出ないとき「ナタを振る」改善の具体例

失敗トップ3の診断とGA4側の照合を終えても、それでも成果が出ないことがあります。そのときに必要なのが、少しずつ調整するのではなく、思い切って配信を「切る」判断です。この踏み込んだ調整を、現場では「ナタを振る」と呼んでいます。本章では、実際にナタを振っている場面の代表例をお伝えします。コンバージョンがほとんど取れていない状態のままで配信を続けるのは、予算を捨てているのと同じです。

時間帯を切る(深夜帯の配信停止)

BtoBサービスを中心に、深夜帯(たとえば0時〜6時)にコンバージョンがゼロなのに配信し続けている広告アカウントは珍しくありません。検討段階のユーザーが眠っている時間に予算を消化しても、CPAは合いません。広告のスケジュール設定で深夜帯を停止するだけで、無駄な広告費を1割〜2割削減できることがあります。

曜日を切る(BtoBの土日停止)

BtoBサービスでもう一つ多いのが、土日にコンバージョンがほぼ取れていないのに通常配信を継続しているケースです。決裁者が動かない曜日に広告を出しても、商談化までの距離が遠くなります。土日の配信を停止するか、入札単価を大きく下げる調整は、効果が分かりやすい打ち手です。

地域を切る(メイン商圏以外の停止)

地域密着型のサービスでありがちなのが、商圏外からのクリックで予算が消えているケース。たとえば浜松市の工務店なのに、全国配信のまま放置されていて、関東や関西からのクリックがCV0で積み上がっていることがあります。地域ターゲティングを商圏内に絞るだけで、CPCもCPAも一気に改善します。

端末を切る(PC・タブレットの停止)

意外と見落とされがちなのが、PC・タブレットで全くコンバージョンが取れていないのに、配信比率を残しているパターンです。BtoCのスマートフォン中心のサービスでは、PC配信を完全に停止してスマホ専用にするだけで、CPAが大きく改善することがあります。逆に、PC中心のBtoBサービスなのにスマホ配信が大半を占めているケースもあるので、端末別のCV実績を見て、勝ち目のない端末からは撤退するという判断が必要です。

ナタを振る判断基準

少しずつ調整するのと、思い切って切るのとでは、効果のスピードがまったく違います。ナタを振るかどうかの線引きとして、現場では次のようなあたりを目安にしています。

  • 該当のセグメント(時間/曜日/地域/端末)で、直近3ヶ月のCV件数がゼロに近い

  • そのセグメントの広告費が、全体の1割を超えるくらいを占めている

  • 配信を続ける「合理的な理由」を明文化できない

 

このあたりが揃ってきたら、止める判断を優先してください。「いつか取れるかもしれない」という期待だけで配信を続けてしまうケースは、現場でもよく見かけます。広告費が利益から生まれている以上、合理的な理由が説明できない配信は止めるという基準を持つだけで、CPAは大きく改善します。

媒体別・配信フォーマット別に見る「効果が出ない」よくあるパターン

ここまでは検索広告(リスティング広告)を中心に話してきましたが、Google広告にはディスプレイ広告、デマンドジェネレーション広告、P-MAX、YouTube広告など、いくつもの配信フォーマットがあります。どの媒体でも「失敗トップ3」の構造は共通ですが、媒体ごとに気をつけるべき設定や、つまずきやすいポイントがあります。本章では、フォーマット別に現場で多いトラブルを整理します。自社で使っている媒体に該当する箇所を中心に確認してください。

ディスプレイ広告でよくある詰まり

ディスプレイ広告で典型的なのが、ターゲットリストの設定を「モニタリング」のまま使ってしまっているケースです。「ターゲット」設定なら設定したリストにのみ配信されますが、「モニタリング」設定だと設定リスト以外のユーザーにも広告が配信されます。ターゲットを絞ったつもりが、実際には広いオーディエンスに出ていた、というのはよくあります。

 

 

レスポンシブディスプレイ広告(RDA)では、写真素材だけでも配信できる仕様になっています。便利な反面、バナーをきちんと作り込まないまま配信を始めてしまい、クリエイティブの質でCTRもCVRも伸び悩むという状況に陥りがちです。一度配信を止めて、テキストと画像の組み合わせを整えてから再開する判断が必要なこともあります。

 

加えて、「最適化されたターゲティング」というオプションがデフォルトでオンになっています。コンバージョンデータがまだ十分に溜まっていない段階でこれをオンにしていると、AI側の最適化が空振りしやすいので、CV件数が少ない初期段階ではいったんオフにするのが現場での運用です。

 

デマンドジェネレーション広告でよくある詰まり

旧ファインド広告の後継として登場したデマンドジェネレーション広告は、潜在層向けの配信フォーマットです。ここで多いのが、広告自体は承認済みの表示なのに、内側で一部の画像やテキストが審査落ちしているというケースです。ディスプレイ広告と比べて画像審査が厳しい傾向があるため、配信量が出ていないと感じたらまず審査ステータスを確認してください。

 

もう一つ多いのが、コンバージョン数の最大化や目標CPAで配信量がまったく出ない状態。デマンドジェネレーションは潜在層向けなので、最終CV(購入・問い合わせ完了)だけを目標に設定すると学習データが溜まりにくく、配信が伸びません。フォーム到達・料金プラン閲覧・サービス詳細ページの閲覧時間などをマイクロコンバージョンとして設定し、AIに学習の手がかりを増やしてあげる打ち手が有効です。

P-MAXでよくある詰まり

P-MAX(Performance Max)は、検索・ディスプレイ・YouTube・Discoverなどに横断配信される自動化キャンペーンです。便利な反面、自動広告アセットや自動URLがデフォルトでオンになっていて、意図しないクリエイティブやランディングページに配信されているケースが頻発します。

 

 

パフォーマンスが想定より悪い場合、まず自動アセットの設定を確認して、意図しないアセットが配信されていないかをチェックしてください。自動化に任せきるべき部分と、こちらで握っておくべき部分を切り分けるのが、P-MAX運用の基本姿勢です。

YouTube広告でよくある詰まり

YouTube広告で多いのが、コンバージョン獲得を目的にしているのに、YouTube広告だけに予算を寄せているパターンです。YouTube広告は本来、潜在層への認知拡大やブランディングに強い媒体です。月予算が10万円〜20万円規模で、最終CV(購入・問い合わせ)を直接狙いたい場合は、そもそも媒体選択が合っていない可能性が高いと考えてください。

 

CV獲得を急ぐ場合は、デマンドジェネレーション広告での動画配信のほうが現実的なケースもあります。媒体は「使えるから使う」ではなく、「目的に合うから使う」という順番で選ぶことを忘れないでください。

Google広告サポートの推奨を鵜呑みにしない

媒体共通の注意点として最後に一つ。Google広告には公式サポートの担当者が付くことがありますが、Google担当者だからといって、自社にとってベストな運用判断ができるとは限らないという前提は持っておいてください。サポート担当者のレベルにもばらつきがあり、推奨設定をそのまま受け入れた結果、コンバージョンが激減したという相談を受けることもあります。

 

推奨をもらったときは「なぜその設定が自社にとってベストなのか」を一段掘り下げて聞き返してみてください。納得できる答えが返ってこないなら、いったん保留する判断のほうが安全です。

プロは「予測」で動く。成果を出す運用者と出さない運用者の決定的な違い

ここまで失敗の見抜き方と改善の具体策をお伝えしてきましたが、最後にもう一つだけ。成果を出し続ける運用者と、出せない運用者の決定的な違いについて触れさせてください。技術論やテクニックの問題ではありません。スタンスの問題です。

広告運用は「予測」から始まる

スリーカウントの代表・鈴木がよく言うのですが、広告の運用とは「予測」を磨く仕事です。たとえば「手数料込み月30万円の予算で、目標CV10件を取りたい」という案件があったとき、プロは事前にこう描けます。「CVR1%でいくと、必要クリック数は1,000。許容CPCは300円。市場のCTRから逆算すると、必要表示回数はこのくらい。媒体はリスティング中心、訴求はこの軸で組む」。

 

数字をきれいに描けるかどうかではなく、描く前提で動いているかどうかが重要です。「やってみないと分かりません」と答えてしまう運用者は、予測を描いていません。これを鈴木は「アマチュアの広告」と表現します。プロは「100%ではないですが、こうなると思います」と答えられる。この差が、結果として運用成果の差に直結していきます。

「受け身」が成果を最も遠ざける

もう一つ重要なのが、受け身の姿勢で運用すると、ほぼ確実に失敗トップ3を作ってしまうという事実です。指示されたことだけをやる、初期設定のまま放置する、定例で報告は受けるけど能動的に改善案を出さない。こうした姿勢は、業界の難しさや競合の強さよりも、はるかに大きな失敗要因です。

 

裏を返せば、意図を持って動いている運用者は、失敗トップ3の発生率が劇的に下がります。「絶対にCPAを目標に合わせる」「来月までに○件のCVを取り切る」と決めて動いている人は、自然と検索クエリを見るし、広告文を磨くし、GA4のエンゲージメント率も気にします。失敗のほとんどは「絶対にやるべきこと」を外しているだけで、その「絶対にやるべきこと」をやり切れるかどうかは、結局のところスタンス次第です。

代理店に任せているなら、預けっぱなしにしない

「代理店に任せているから、自分は数字を見なくていい」と考えている方もいるかもしれません。これは正直、危険な状態です。うまくいっているかすら分からない、というのが一番危ない。広告は手数料商売である構造上、月の予算が小さいほど、代理店が運用にかけられる工数も小さくなります。「任せっぱなしで安心」というケースは現実にはほとんどなく、定期的に数字を確認し、疑問があればその場で質問するという姿勢を取るだけで、成果は変わってきます。

 

成果が出ないGoogle広告の改善は、技術や知識よりも先に、勝つ前提で動くことから始まります。失敗トップ3とその改善手順を頭に入れたら、あとはやり切るだけです。

まとめ。失敗の大半は「絶対にやるべきこと」を外しているだけ

Google広告で効果が出ない原因のほとんどは、失敗トップ3=キーワードと流入結果のずれ・CPCの高止まり・広告文の魅力不足に集約されます。Google広告の改善で大切なのは、原因を分散して捉えるのではなく、この3つに照準を合わせてやり切ることです。本記事でお伝えした手順を整理しておきます。

 

  • 失敗トップ3のフレームを覚える:原因の正体を3つに絞って把握する

  • 管理画面のセルフ診断:検索語句レポート・CPC・CTR・広告品質・広告文を順に確認する

  • 管理画面の外側も見る:GA4のエンゲージメント率で「広告×分析」の視点を持つ

  • ナタを振る判断:時間/曜日/地域/端末のうち、CV0かつ予算10%以上を占めるセグメントは止める

  • 媒体別の詰まりを潰す:ディスプレイ・デマンドジェネ・P-MAX・YouTubeで該当する設定を確認する

  • スタンスを整える:受け身ではなく、勝つ前提で予測を描いて動く

 

すでに代理店に運用を任せているけれど成果が見えづらい方、自社運用で何から手をつければいいか分からなくなっている方は、まずは現状の管理画面と GA4 を並べて、本記事のセルフ診断を試してみてください。それでも自社だけで判断が難しい場合は、第三者の目を入れる選択肢もあります。

 

▶ より深い改善のヒントは、関連記事もあわせてご覧ください。

 

弊社では、現状の運用診断から具体的な改善提案までを行う無料コンサルティングをご用意しています。月3社限定ですが、現状の管理画面とGA4を一緒に見ながら、失敗トップ3が起きていないかを第三者視点で確認するだけでも、次の打ち手が見えてくることが多いです。気になる方は、お気軽に無料コンサルティングのお申し込みからご相談ください。

 

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この記事はわたしが書きました

スリーカウント株式会社 代表取締役鈴木悠資

2007年に静岡大学3年次に同じ大学のメンバーとスリーカウント株式会社を起業。
2011年より本格的にインターネット広告運用業務をスタートし、現在静岡県のトップ代理店の代表として、
自社のお客様のみならず県内の各種広告代理店様へのセミナーや、チームビルディングを積極的に行う。
インターネット広告運用全般、戦略設計に基づくWEBサイトの改善が得意。

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