こんにちは!スリーカウント株式会社の代表取締役「鈴木」です。
この記事は、リフォーム業を営む皆様が「インターネット集客」や「オフライン集客」の効果的な活用を本気で考えた時に、
- 集客数が減っている折込チラシやポスティングに代わる広告媒体を見つけたい
- ホームページからのお問い合わせが少ない・もっと増やしたい
- リスティング広告やインスタグラムの活用の仕方が分からない
- オフラインの集客の効果が実感できなくなってきた
こうしたお悩みや疑問を抱えているリフォーム業の方にぜひお読みになって欲しい記事となっております。
*少し自己紹介
弊社スリーカウント株式会社は静岡県を中心に全国500社以上のWEBマーケティングの支援をしており、リフォーム業においては30社以上の集客成功例を持っている会社です。全国規模の企業様の広告や集客のコンサルも直接担当しています。
「WEBマーケティングを活用して集客数を伸ばせる」企業として、インターネットでの集客にお悩みの皆様のお力になれると思います。
ぜひ今回の記事をきっかけに、皆様の集客の問題の解決にお役立ていただければと思います。部分リフォームやリノベーションなどの大規模リフォームの集客についてもお任せください!
リフォーム市場は競争が激化しつつある
最近、リフォーム業界で明らかに変化を感じています。新築住宅の価格が上がり続けていることで、「新築で考えていたけれど、リフォームに切り替えました」というお客様が増えています。
さらに気になるのは、これまで新築専門だった建築会社がリフォーム分野に参入してきていることです。新築で培ったノウハウを持った会社が次々とリフォーム市場に入ってきているため、正直なところ「以前より競合が手強くなった」と感じる方も多くなったのではないでしょうか?
昔は「口コミや紹介だけで仕事が回っていた」という工務店さんも多かったと思いますが、今はそれだけでは厳しい時代になっています。お客様の選択肢が増えた分、しっかりとした集客戦略を立てないと選んでもらえなくなってきました。
一方で、リフォームを検討するお客様自体は確実に増えています。需要は伸びているものの競争も一段と激しくなっている—これが今のリフォーム業界の現実です。だからこそ、これまでとは違ったアプローチが必要になっているんです。
具体的な施策はリフォームのタイプで変わる
リフォームの集客を考えるとき、まず大切なのは「自分たちはどんなリフォームをメインにしているのか」を明確にすることです。実は、リフォームのタイプによって効果的な集客方法がまったく違うんです。
大きく分けると、以下の3つのタイプがあります。
- 全体の内外装をやり直すリノベーション
- 床・トイレなど部分的に改修するリフォーム
- 外壁・エクステリア
「どれも同じリフォームでしょ?」と思われるかもしれませんが、お客様の心理や検討プロセスがそれぞれ全然違います。だからこそ、アプローチ方法も変える必要があるんです。
それでは、それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう。まずは自社がどこに当てはまるかを考えながら読んでみてください。
全体の内外装をやり直すリノベーション
まず、家全体の内外装をやり直す「リノベーション」についてです。実家を引き継いだり、中古住宅を購入して大幅に手を入れる、いわゆる大掛かりなリフォームですね。
このタイプのお客様は、とにかく慎重です。工事が大規模になるし費用もそれなりにかかるので、「失敗は絶対に避けたい」という気持ちが強いんです。だから、じっくり時間をかけて検討される方がほとんどです。
従来のリノベーションは
- 子どもが独立して夫婦2人になったから
- 長く住んできた家が痛んできて全体を修理したい
といったタイミングで検討される40代以上の方が中心でした。
ところが最近、明らかに様子が変わってきています。新築住宅が高くなったせいで、「新築は予算的に厳しいけれど、中古を買ってリノベーションなら何とかなるかも」と考える20〜30代の若い世代が増えています。
同じリノベーションでも、40代以上の方と20〜30代の方では、求めているものも情報収集の仕方も全然違います。
つまり、リノベーションを手がける場合は「どちらのお客様をメインターゲットにするのか」をはっきりさせてから集客戦略を立てることが重要です。両方を狙うと、どっちつかずになってしまう危険性があります。
床・トイレなど部分的に改修するリフォーム
次に、床やトイレなど部分的に改修するタイプのリフォームです。「トイレの水漏れが直らない」「床に違和感がありブカブカしている」といった、家の一部に不具合が発生して修理が必要になるケースです。
このタイプのお客様の最大の特徴は「とにかく急いでいる」ことです。リノベーションのように「いつかやりたいな」ではなく、「今すぐ何とかしたい!」という緊急性があります。
年齢層としては、一定期間同じ家に住み続けている40代半ばの方が中心になります。築10年、15年と経ってくると、あちこちに不具合が出始めるタイミングと重なるからです。
こうしたお客様は「業者選びに時間をかけたくない」というのが本音です。「ネットで調べて、上の方に出てきた会社に電話した」「たまたまポスティングで手元に届いていたチラシの業者に声をかけた」といったケースも珍しくありません。
外壁・エクステリア
最後に、外壁塗装や門扉、カーポートなど屋外部分のリフォームです。このタイプは、他の2つとはまた違った特徴があります。
まず、工事費用が高額になりがちです。外壁塗装だけでも数十万円から100万円を超えることが珍しくありませんし、エクステリア全体となるとさらに高額になります。
ところが厄介なのは、普段はあまり意識されていないということです。リビングやトイレと違って、外壁の劣化やエクステリアの老朽化って、よほどひどくならないと気づかないものなんです。
つまり、リノベーションのように「いつかやりたい」と日頃から考えているわけでもなく、部分リフォームのように「今すぐ困っている」わけでもない。ニーズが生まれてから業者探しを始めるパターンが多いんです。
リフォーム業のインターネット集客の基本的な考え方
リフォーム業の集客手法というと、折込チラシやポスティングを軸に集客されている企業様が多いのではないでしょうか。しかしながら近年は全国的にこうした従来の集客手法からのお問い合わせが減少しており、新しい集客手法の確立を課題としている企業様が増えております。
弊社ではこれまで折込チラシやポスティングに代わる集客媒体としてインターネット集客を活用した手法をご提案・実践させていただいており、成功事例を多数持っております。こうした多数の実績の中から、本当に効果の出る集客手法の一部をご紹介いたします。
なお、すでに軽く述べましたが、リフォームの場合、お客様は個々のリフォーム会社を認知・区別していないのが現状です。これは実はチャンスなんです。
考えてみてください。美容院やスーパーなら「いつものお店」がありますが、リフォームは違います。「いつものリフォーム会社」を持っている人なんて、ほとんどいません。
つまり、お客様は「どこに頼めばいいかわからない」状態で検索を始めます。ということは、検索したタイミングで見つけてもらえれば、大手でも地域の小さな会社でも同じスタートラインに立てるということです。対策次第で十分大手と戦うことができるんです。
インターネット集客の具体的な施策としては、
- ホームページ
- SNS(Instagram、TikTokなど)
- Googleビジネスプロフィール
- 紹介サイト
- リフォームEC
があります。全部を一度にやる必要はありません。自社のリフォームタイプや予算に合わせて、効果の高そうなものから組み合わせて戦略を立てていけば良いです。
それでは、これらの施策について具体的に解説していきます。
1)「今すぐ」と「検討中」の2軸に分けた集客を行う
リフォーム集客で最も重要なポイントは、お客様を「今すぐリフォームしたい人」と「リフォームを検討中の人」の2つに分けて考えることです。この違いを理解せずに集客施策を立てると、的外れなアプローチになってしまいます。
「今すぐ」のお客様は、先ほど説明した部分リフォームの方が典型例です。「トイレが壊れて困っている」「床がブカブカして危険」といった、生活に支障が出ている状況ですね。このタイプの方は業者選びに時間をかけたくありません。「とにかく早く直してほしい」が本音です。
一方、「検討中」のお客様は、リノベーションを考えている方が中心になります。新築代わりのリノベーションを検討している若い世代も、住み慣れた家を直したい年配の方も、どちらも「じっくり比較検討したい」という気持ちが強いです。
この2つのタイプでは、情報収集の仕方も決定プロセスもまったく違います。
リフォームのインターネット集客で重要なポイント
上記の通り、リノベーションか部分リフォームかでお客様のプロセスが異なりますのでそれぞれに合う施策を選ぶことが大切です。
では、以下にホームページ集客について具体的に見ていきましょう。
「今すぐ」と「検討中」で施策は異なる
今すぐリフォームしたいというお客様の場合は「トイレの便座と床の間から水漏れしている」「お風呂全体のカビや汚れが気になる」といった日常生活に影響が出ているケースが多いため、GoogleやYahoo!検索などの検索エンジン→小規模リフォームの案内ページ→水回りや建具などの事例紹介ページへと誘導する動線設計が効果的です。
対してリフォームを検討中、というお客様の場合は内外装をやり直すような大規模なリフォームを検討しているケースが多いです。こうしたお客様へのアプローチとしてはフルリフォームの案内ページに費用感や工期を分かりやすく記載するのはもちろん検索エンジンから「リフォーム事例 リビング」といった個別の事例ページに直接流入してくるケースもあることを理解した上で、個別の事例ページからフルリフォームの案内ページに推移する動線も用意しましょう。
また「今すぐ」の部分リフォームは、SEO対策も有効です。意外なキーワードでも成約に繋がります。例えば、
- 「〇〇市✕床ぶかぶか✕リフォーム」
- 「〇〇市✕ベランダ✕防水工事」
- 「〇〇市✕エコカラット」
- 「〇〇市✕エコキュート✕設置」
「床ぶかぶか」のようにお客様が困りごとを説明するときに使う言葉や、「エコカラット」のような商品名で検索される場合もあります。前者の表現は、実際にお客様が使う言葉を集めましょう。後者は下調べして商品を絞り込んでいるニーズに対応できます。後者については後ほど解説します。
1)リフォーム事例のページ設計が重要です
リフォーム事例のカテゴリーページは見込み客であるお客様が検索エンジンから訪れる最初のページとなるケースが多いため、ページ設計と入念な作り込みを行います。お客様が希望する部屋のイメージや機能性などに合わせて、二世帯、和風、ナチュラル、モダン、バリアフリーといった特徴ごとにカテゴリーや絞り込みを用意したり、各事例ページのタイトルにもキーワードを使いましょう。
個別の事例ページにおいてはビフォーアフターの写真を掲載するのが最も効果的です。ビフォーアフターの写真は印象に残りやすく、お客様が自分の家をリフォームした際にどう変わるのかイメージを膨らませるための重要なコンテンツになります。
一方で多くのリフォーム実績を持つ業者様でも、ホームページに掲載できる写真をあまり持っていないというケースも少なくありません。事例ページを拡充させるためには現場のスタッフとも連携して、施工前〜完成後の写真をしっかり残しておくことが重要です。
戸建てとマンション(アパート)は事例ページを分ける
リフォームを検討するお客様の住宅である戸建てとマンション(アパート)は事例ページを分けておきます。マンションのリフォームは比較的小規模なリフォームが多くを占めますが、戸建の場合は実家や相続した家のリフォームなど修繕箇所が多くなるケースが多くフルリフォームに繋がりやすいという違いがあります。どちらのリフォームにおいても規模や予算感に応じてどこまでできるのかを紹介することで、お客様が具体的にイメージしやすくなりお問い合わせの増加に繋がります。
事例ページの制作においてはビフォーアフターの写真を掲載するのが効果的で、それ以外にもリフォームに掛かった金額、施工前の状態やお客様の要望、完成するまでのストーリーなどを織り込んだページを設計することで、お客様が「理想の部屋を作って貰えそう」「こんなリフォームを実現したい」と感じられるページを目指しましょう。
サービスごとにホームページやアカウントは分けるべき?
「トイレ専門」「キッチン専門」といったように、サービスごとにホームページやSNSアカウントを分けた方がいいのか?という相談をよく受けます。
確かに、専門特化した方がお客様に「この会社はプロだな」という印象を与えやすいですし、ターゲットを絞った運用もしやすくなります。実際に「○○市 トイレリフォーム専門」といったホームページで成功している会社もあります。
ただし、多くの中小リフォーム会社さんの現実を考えると、複数のホームページを管理するのは正直大変です。更新が追いつかなくて放置されたホームページほど、お客様に悪い印象を与えるものはありません。
おすすめしたいのは、まず得意分野1つでしっかりとした成果を出してから、余力ができたら他の分野に展開していくアプローチです。
「あれもこれも」と手を広げすぎて、どれも中途半端になってしまうより、1つの分野で地域No.1の評判を築く方が長期的には強いポジションに立てます。自社の規模や体制に合わせて、無理のない範囲で取り組んでいくのが一番です。
2)商品名からリフォームを調べるお客様も多い
先程挙げた和風や二世帯といったキーワードで調べるケース以外にも、エコカラットやプラマードといった個別の商品名で検索されるお客様も多くいらっしゃいます。こういったお客様はリフォームの下調べをして欲しい商品や気に入ったメーカーを決めた上で、「商品名 ✕ リフォーム ✕ 地域名」でリフォーム業者を検索するケースが多いです。
こうした商品名から検索する見込み客への対策として、個別の事例ページのタイトルや施工内容に商品名やメーカー名を記載することで、SEO対策(検索結果の上位化)としての効果を発揮するほか、お客様にとっては実際に商品がどのように使われるのかイメージしやすくなります。
3)リフォーム事例のページは定期的に更新する
リフォーム事例のページはできる限り多くの施工事例を掲載することで、見込み客の細かいニーズを拾い上げるだけでなくSEO対策としても効果を発揮します。また定期的に個別の事例ページを増やしていくことで、よりGoogleやYahoo!といった検索エンジンでの掲載順位を向上させ流入数を増やすことに繋がります。
SNSを活用した集客改善
次に、SNSを活用した集客について解説しますリノベーションの場合、インスタグラムの活用がポイントになります。
1)SNS活用の目的は信頼の獲得!インスタグラムへ誘導する
インスタグラムやFacebookなどのSNSは流入を目的とするのではなく、「信頼の獲得」が目指すべきゴールです。具体的にはお客様の動線としてSNSから流入を目指すのではなく、ホームページからSNSの投稿ページへ流し込む設計を行います。
検索エンジンやリスティング広告からホームページを訪れた見込み客に対し、「もっと事例を見たい」「一覧でサクサク画像を見たい」という声に応えるためにインスタグラムを活用します。インスタグラムのアカウントはプロフィールを含めた全体の雰囲気、写真の見せ方や画像をスライドした際の流れなど統一感を意識することで、お客様が離脱しにくくフォロワーを増やすことに繋がります。
また、Facebookにおいても新築の一戸建てやマンションを購入した住宅が年月の経過に合わせて劣化、リフォームの必要性が感じられるようになる40代以降の中高年の方と相性が良く活用できます。
インスタグラムの運用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
2)リノベーションはYouTubeもおすすめ
新築代わりのリノベーションの場合は、新築と同じくYouTubeが効果が見込めておすすめです。コンテンツの例としてはビフォーアフターがわかるルームツアーなどがよいでしょう。
そのほか、自社サイトのお客様の声やコラムに埋め込むことで、自社サイトのSEO上の効果も期待できます。
リスティング広告を活用した集客改善
検索と連動するリスティング広告は、検索して業者を調べる部分リフォームと相性がよいので優先的に取り組むべき施策です。そのためリフォーム業のインターネット集客においてリスティング広告を活用する事例が増えています。その影響で「地域×リフォーム」といったビッグワードと呼ばれる検索回数の多いキーワードは広告の出稿単価が高騰しており、費用対効果が悪化しているケースが増えてきました。
広告費用を抑えるための解決策としてはキッチンやトイレなどの水回りの箇所をキーワードに組み合わせリスティング広告を配信することで、出稿単価の安いキーワードを使った広告からのお問い合わせに繋がりトータルの獲得単価を抑えることができます。
「床 ブカブカ リフォーム」などお客様が使うキーワードを活用する
リフォームを検討しているお客様はキッチンやトイレなど「今困っている箇所」の名前から検索するケースが多く、こうしたお客様の多くはどんな単語で調べたらいいのか分からないという方が多くいらっしゃいます。
例えば経年劣化により床が浮き上がるお悩みを抱えているケースでは”根太 劣化 リフォーム”のような専門用語で検索される方は少なく、「床 ブカブカ リフォーム」といった口語のようなキーワードで検索する方が多いです。
リスティング広告を活用する際には、こういったお客様がよく使う言葉や悩みを知っている現場の担当者などからヒアリングを実施します。すると「玄関ドアが壊れた」「煙突のリフォームがしたい」といったお客様の悩みの声が、実はリスティング広告では競合がほとんど利用していないというケースも多く見られます。
特に地方をターゲットとしたリフォーム業の場合はライバルの配信キーワードや広告文などの作り込みが甘く、”外壁 リフォーム”などリフォーム業と関係のないキーワードを丁寧に除外することで広告費を抑えつつ集客数を伸ばす余地がたくさんあります。
Googleビジネスプロフィール
「Googleビジネスプロフィール」は、Google検索やGoogleマップで自社の情報を表示させることができる無料のツールです。リフォーム業者を探しているお客様の多くが、このサービスで情報収集をしているため、しっかり対策しておくことが重要です。
住所や電話番号など基本情報を間違いなく登録するのはもちろんですが、ポイントとなるのは「よい口コミを集めること」です。実際、お客様の行動を見ていると、気になる業者を見つけたら必ず口コミをチェックします。特にリノベーションのような高額なリフォームを検討している方は、「絶対に失敗したくない」という気持ちが強いので、口コミを念入りに読み込む傾向があります。
施工完了後のお客様に口コミを書いていただくお願いをすることで、口コミを集めましょう。なお、Googleでは口コミの依頼時にインセンティブを渡す行為はガイドライン上でNGとされていますので注意してください。
リノベーションや外壁では必須、部分リフォームなら差別化に有効
口コミ対策の重要度は、リフォームのタイプによって変わります。
リノベーションの場合は必須です。お客様にとっては施工費用が高いため、失敗を避けて評判の悪いところには頼まないためです。
外壁・エクステリアでも必須です。とくに外壁の場合はしっかり対策していきましょう。特に外壁塗装は、すでに多くの業者が口コミ対策に力を入れており、★4.5以上の高評価が当たり前になっています。対策していないと、明らかに見劣りしてしまいます。
部分リフォームの場合は今のところ必須というほどではありません。
ただし、逆に言えば今のうちに取り組んでおくと差別化につながります。「トイレ修理で調べたら、口コミがたくさんある会社があった」となれば、その時点で頭一つ抜け出すことができるでしょう。
紹介サイト
「紹介サイト」とは、多数のリフォーム会社が掲載されており、その中からお客様が比較・検討して条件の合う会社に問い合わせできるサイトのことです。「ホームプロ」「リショップナビ」といったサイトが有名ですね。
紹介サイトの最大のメリットは、集客力の強さです。 これらのサイトは広告費をかけてお客様を集めているため、個人のリフォーム会社が単独で集客するよりもはるかに多くの見込み客にリーチできます。
掲載することで、自社では接点を持てなかったお客様からの問い合わせを獲得できる可能性が高まります。成約した場合は紹介サイトに手数料を支払う必要がありますが、「広告費を払って集客した」と考えれば、費用対効果は悪くありません。
数百万円以上の高額のリフォームでも、納得すればお客様は紹介サイト経由で購入します。リノベーション・部分リフォームどちらも成果が期待できます。また外壁はとくにおすすめです。
リフォームEC
「リフォームEC」は比較的新しい集客方法で、楽天市場のようなECモールに出店して施工込みで商品を販売するビジネスモデルです。
お客様が例えば「トイレ交換工事込み」「給湯器交換工事込み」といった商品を検索することができ、検索結果の中から気に入ったところでサービスを購入します。1軒ごとに事情が異なるリノベーションには向きませんが、やることが決まっている部分リフォームには相性の良いビジネスモデルです。
販売費を削減でき、低価格で販売できる点がメリットです。
かつて一気に広がったものの現在は参入する会社数はやや落ち着いた状態ですが、選択肢として検討する価値があるでしょう。
商品検索対策として活用されていくかも
検討する価値がある理由は、商品検索対策として活用できるためです。ホームページの所で述べましたが、リフォーム検討中の方の中には下調べをして商品名を絞り込んでいる方もいらっしゃいます。お客様は気に入った商品が見つかると、次に希望する商品を使って地元で施工してくれる業者様を検索しますが、リフォームECはそういった商品名で検索するニーズに合致しています。その意味ではリフォームECに出店するとチャンスが増える可能性があります。
現時点では必須というほどではありませんが、将来的にどうなっていくか注視しておいた方がよいと言えます。
リフォームの申込増加につなげる”一工夫”
せっかくリフォームの見込み客であるお客様がホームページを訪れても問い合わせまで至らなかったら意味がありません。そこでお問い合わせの動線も今一度見直しましょう。
まず取り組みたいのが多くのお客様が利用される電話番号の使い方について、訪問するページごとに電話番号が表示されるかどうか、またワンクリックで電話できるような設計にしておくことが肝心です。
次にお問い合わせページにおいてメールアドレスの入力を必須にしないこともポイントです。実は年上の方を中心に自分のメールアドレスを答えられない方が少なくありません。このメールアドレスがお問い合わせページで必須になっていると、それだけで離脱の原因に繋がりお問い合わせの機会を失ってしまうケースもあります。
また、意外に思われるかもしれませんがLINEからのお問い合わせを準備しておくのも効果的です。「電話やメールは面倒くさい」というお客様を、ホームページにLINEアカウントへの動線を用意しておくことでお問い合わせに繋がる事例もあります。
1)ヒトケを出して今すぐ工事を呼び込む
リフォームを検討されるお客様において共通している「自分の家に知らない人を上げるのが怖い」という不安の声を解消してあげることも重要です。ホームページに代表の挨拶を載せるほか、施工に携わるスタッフの写真や人柄などの自己紹介、実際に現場で仕事をしているスタッフが写った写真などを掲載することで、お客様の安心感に繋げることができます。
また、Googleマップや自社のホームページにお客様からの声、口コミを掲載することでより安心感の向上に繋がります。Googleマップの口コミは誰でも投稿できますが待っていてもほとんど増えていくことはありませんので、リフォームを実施したお客様に口コミの投稿と引き換えにクオカードプレゼントや粗品プレゼントなどのインセンティブを用意しておくことで、多くの口コミを集めることができます。
2)フルリフォーム以外の選択肢を提案する
フルリフォームはお客様の検討期間も長くなりがちですが、水回りや床の張替えなどの部分的なリフォームであれば「今すぐ依頼」に繋がります。見込み客であるお客様の中には、そもそもリフォームの選択肢として小規模リフォームという選択肢があることを知らないというケースもあります。
様々なお客様の二ーズを拾い上げていくために、小規模リフォームを知ってもらうためのブログなどのコンテンツの制作も効果的です。また、小規模リフォームを実施されたお客様においては、将来のフルリフォームへの転換は時間が掛かるケースが多いものの、〇〇通信やキャンペーンのご案内などの郵送物やメルマガなどを活用して長期的に追客していく仕組み作りも行いましょう。
オフラインの施策
最後に、オフラインの施策についてもまとめます。以下の手法があります。
- チラシ・マグネット(折込・ポスティング)
- 見学会
- イベント
- セミナー・相談会
1つずつ確認していきましょう。
チラシ・マグネット(折込・ポスティング)
まずチラシや、連絡先の書かれたマグネットなどを広告に活かす方法です。配布方法は、新聞折込とポスティングがあります。
新聞折込はリフォームを検討する40・50代以上にリーチしやすい点がメリットですが、新聞読者が減っているという側面もあります。配布エリアや配布数を販売店に確認しましょう。ある程度エリアも決められるので、築年数の深い住宅が多いエリアがあれば折込は有効です。
ポスティングもエリア選定が可能で、成約が期待できるエリアを選んで配布できるのがメリットです。ある程度の所得の人や築年数の深い住宅が固まったエリアを選びましょう。
マグネットは意外に冷蔵庫などに貼り付けておいて日常的に使ってくれる人が一定数います。すぐには効き目はないかもしれませんが、家の設備面でトラブルが起きたときに連絡してもらえる可能性があります。
見学会
次にご紹介するのは見学会です。新築代わりのリノベーションの場合はここが主戦場となります。どうやって見学会に来てもらうか、来てくれた方をどうやってお客様にするかがポイントです。告知・拡散は、すでに解説した通りインスタ広告を活用しましょう。
見学会では実際にリフォームしたお客様のご自宅を見学しますが、費用が許すならバスツアーで実績宅を数件回るといった形も有効です。実例を見ることで、潜在客もリフォーム後をイメージしやすくなるでしょう。セミナーと組み合わせる方法もあります。その場合は、セミナーの内容と実績宅に関連があるとよりアピールしやすくなります。
イベント
感謝祭やマルシェなどのイベント実施もオフラインの集客方法として挙げられます。
新築の工務店では多く行われていますが、リフォーム系ではまだ少ないかもしれません。しかしリフォームであっても、親近感や認知度向上に役立ちます。新築代わりに利用する若い世代は子育て世代でもあり、子どもが喜ぶような内容なら来てくれる可能性も高まるでしょう。
また過去に実績のある既存のお客様が参加しやすく、関係を継続できるというメリットもあります。部分リフォームの場合は時間の経過にしたがって家のいろいろな部分が痛んでくるものなので、関係継続ができると次のリフォーム成約につながることが期待できます。もちろん満足できるような施工を行うことが前提です。
セミナー・相談会
セミナーや相談会を実施するのも、潜在客との接点づくりとして有効です。
セミナーは、テーマを決めてそのテーマに関して専門家の視点で解説します。テーマの例としては、リフォーム会社選びのポイントや工事の概要(内容・費用など)などが挙げられます。
相談会では、困りごとのヒアリングとアドバイスを行います。営業につなげやすいのがメリットで、話を聞いているうちに施工の範囲が広くなることもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事では「インターネット集客」を本気で強化していきたいリフォーム業様向けに、お問い合わせを獲得するホームページ制作のポイント、Instagramを活用するポイント、リスティング広告の配信などに関する成果の出るテクニックをご紹介しました。
従来の折込チラシやポスティングなどと合わせてインターネット集客にも本格的に取り組む場合、限られたご予算をどのようにご活用すべきなのか大変悩まれることと思います。
今回ご紹介した方法は、限りあるご予算を最大限効率的にご活用いただくためにリフォーム業を運営されるお客様に対して実際によくご提案させていただく方法の一部です。
それ以外にも弊社には、広告費や集客さらには求人にかける全体の費用を抑えながら徹底的に成果を生み出していくノウハウと実績がございますので、よければこの機会に弊社が行っている【毎月3社様限定の無料WEBコンサルティング】をご利用いただき、プロの知見に触れてみてはいかがでしょうか。
大変人気のサービスとなっておりますので、お早めにお申込みいただければと思います!
それでは、ご覧いただきありがとうございました。