
「折込チラシの反応が昔より落ちてきた」「ホームページはあるのに問い合わせが増えない」「InstagramもポータルサイトもWeb広告も、結局どれに力を入れればいいのか分からない」。リフォーム会社の集客について、こんなモヤモヤを抱えていないでしょうか。
集客の方法そのものは、ホームページ集客やGoogleマップ、SNS、Web広告、ポータルサイトといったネット集客から、チラシなどのオフラインまで、今や数えきれないほどあります。問題は、その一つひとつがどんな役割を持っていて、自社の場合はどれを優先すべきなのかが整理されていないこと。情報は溢れているのに、いざ自社に当てはめようとすると手が止まってしまう、という方が本当に多いんです。
この記事では、リフォーム会社が使える集客の打ち手をWebとオフラインの両面から整理し、自社のタイプと予算に合わせて「どれから手をつけるか」を判断できる状態までご案内します。一つひとつの施策の効かせどころや使い分けまで、具体的にお伝えしていきます。
この記事は本気の改善を目指す方向けです
この記事を書いているスリーカウントについて
改めて、私たちスリーカウント株式会社について少しだけお話しさせてください。私たちは、WEBマーケティングを専門とし、これまで全国で700社以上の集客・採用支援に携わってきました。
リフォーム業界でも、これまで30社以上のご支援に携わっています。国内大手住宅設備機器メーカーのリフォーム部門、複数店舗を構えるリフォーム専門店、鉄道系企業のリフォーム部門、住宅企業のリノベーション部門、地域で実績を重ねる外壁リフォーム専門店など、規模もタイプもさまざまな会社の集客をお手伝いしてきました。折込チラシやポスティングからWeb集客への切り替え、部分リフォームからリノベーションまで、現場ごとに違う課題に向き合ってきた経験があります。
本記事では、そうした現場での経験をもとに、「リフォーム会社が、限られた予算で集客を伸ばすにはどう考えればいいのか」という視点でお伝えしていきます。まずは、なぜ今これだけ集客が難しくなっているのか、その背景から見ていきましょう。
なぜ今、リフォーム会社の集客は難しくなっているのか

「集客数が減っている折込チラシやポスティングに代わる方法を見つけたい」「ホームページからの問い合わせをもっと増やしたい」。リフォーム業を営む方とお話ししていると、こうした悩みを本当によく聞きます。ただ、打ち手の話に入る前に、まず押さえておきたいことがあります。それは、なぜ今これだけ集客が難しくなっているのか、その背景です。ここを取り違えたまま施策だけ足していくと、お金も時間も無駄になりやすいんです。
最近、リフォーム業界で明らかに変化を感じています。新築住宅の価格が上がり続けていることで、「新築で考えていたけれど、リフォームに切り替えました」というお客様が増えています。実際、住宅リフォームの市場規模は2024年で7兆3,470億円と、高い水準を保っています(出典:矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査(2025年)」)。リフォームのニーズ自体は、底堅く残り続けています。
問題は、その需要を狙う相手も一気に増えたことです。とくに気になるのは、これまで新築専門だった建築会社がリフォーム分野に参入してきていること。新築で培ったノウハウを持った会社が次々とリフォーム市場に入ってきているため、正直なところ「以前より競合が手強くなった」と感じる方も多いのではないでしょうか。昔は口コミや紹介だけで仕事が回っていた工務店さんも多かったと思いますが、今はそれだけだと厳しい時代になってきました。
そのうえで、集客がうまくいかない会社さんには、だいたい共通したつまずき方があります。私たちが現場で見てきた限り、次の3つに集約されます。
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ホームページを作っただけで放置している。立派なサイトがあっても、事例が古いまま更新されておらず、検索でも見つからない状態になっている
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「今すぐ困っている客」しか追えていない。逆に、じっくり検討している層を取りこぼしている。あるいはその逆で、検討層向けの情報ばかりで急ぎの客が離脱している
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施策がバラバラで連携していない。チラシ、ホームページ、SNS、広告を別々に動かしていて、お互いを補強し合えていない
心当たりがあっても、落ち込む必要はありません。裏を返せば、ここを直すだけで他社に差をつけられるということです。この記事では、リフォーム会社が使える集客の打ち手を一通り整理したうえで、「自社の場合はどれから手をつけるべきか」を判断できる状態を目指して解説していきます。
▶ 84業種の改善ポイントをまとめた資料もお勧めです。 84業種の集客を徹底解説!WEB改善スタートブック
リフォーム集客の全体像:やるべき手段を、自社の優先順位で考える

リフォーム集客は、いきなり個別の手段に飛びつくと「あれもこれも」で手が回らなくなります。先に2つのレンズ、つまり「どんな手段があるか」の地図と、「自社は何を優先すべきか」の判断軸を持っておくと、打ち手がすっきり整理できます。まずは順番に見ていきましょう。
手段の地図:3種類のメディアを組み合わせる(トリプルメディア)
世の中の集客手段は、突き詰めると次の3種類に分けられます。
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自分で持つメディア…ホームページ、事例ページ、ブログなど。自社で育てる資産で、検索からの流入の受け皿になる
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お金を払って露出するメディア…リスティング広告やSNS広告。今すぐ客に最短で届くが、止めると流入も止まる
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他者の評価が集まるメディア…Googleマップの口コミ、SNSでの紹介など。信頼を担保し、他の2つの成約率を底上げする
大事なのは、この3つがお互いを補強し合うという点です。たとえば広告でホームページに人を集めても、口コミがゼロで事例も薄ければ、お客様は不安になって離脱します。逆に口コミが充実していれば、同じ広告費でも問い合わせ率が上がります。単発でどれか1つだけやっても伸びないのは、この相互作用を使えていないからなんです。順番としては、すべての受け皿になるホームページ(オウンド)を土台に固め、口コミやGoogleマップ(アーンド)で信頼を育て、そのうえで広告(ペイド)で今すぐ客を取りにいく。これが基本の組み立てです。全部を一度にやる必要はありませんが、「今やっている施策が、他の施策をちゃんと支えているか」という目線は常に持っておきたいところです。
自社の優先順位:「誰に・どんなリフォームを売るか」で決まる
もう一つのレンズが、自社の立ち位置です。同じリフォーム会社でも、誰に・どんなリフォームを売るのかによって、優先すべきチャネルはがらりと変わります。鍵になるのは、お客様の温度感と、自社が扱うリフォームのタイプ。この2つは、実はぴったり連動しています。
主力が部分リフォーム(床・トイレ・キッチンなど)の会社は、お客様の最大の特徴が「とにかく急いでいる」ことです。「便座と床の間から水漏れしている」「お風呂のカビがひどい」など生活に支障が出ていて、「いつかやりたい」ではなく「今すぐ何とかしたい」という今すぐ客が中心。業者選びに時間をかけたくないのが本音で、「ネットで調べて上のほうに出てきた会社に電話した」「手元に届いたチラシの業者に声をかけた」というケースも珍しくありません。だからこそ、真っ先に手をつけるべきは検索(SEO)とGoogleマップ(MEO)です。じっくり信頼を育てるより、「今すぐ見つかる」状態をつくることが、そのまま問い合わせに直結します。
主力がリノベーション(中古を買って大きく手を入れる、実家を引き継ぐなど)の会社は、お客様がとにかく慎重です。工事が大規模で費用もかかるぶん「失敗は絶対に避けたい」という気持ちが強く、じっくり時間をかけて検討するこれから客が中心。従来は子どもの独立や家の老朽化をきっかけに検討する40代以上が中心でしたが、最近は新築価格の高騰で「中古を買ってリノベーションなら何とかなるかも」と考える20〜30代も増えています。40代以上と20〜30代では求めるものも情報収集の仕方も違うので、どちらをメインターゲットにするかを決めてから打ち手を組み立てるのが鉄則です。そのうえで優先すべきは、今すぐ見つけてもらう施策よりも、見つけたあとに信頼してもらう施策。厚みのある事例ページ、紹介サイトでの露出、SNSでの世界観づくりで「この会社なら任せられる」と感じてもらうところに力を入れると、長い検討期間を勝ち抜けます。
整理すると、自社の主力タイプで優先チャネルはこう決まります。
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部分リフォーム中心(今すぐ客)…検索・Googleマップで「今すぐ見つかる」を最優先にする
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リノベーション中心(これから客)…事例ページ・紹介サイト・SNSで「信頼」を積み上げる
もちろん多くの会社は複数のタイプを手がけているはずです。その場合も「自社の売上の柱はどれか」を一度はっきりさせると、限られた予算と時間をどこから投じるかの判断がぶれなくなります。
なお、外壁塗装・エクステリアを主力にしている会社は、少し事情が異なります。費用が高額になりがちな一方で、普段あまり意識されないため「劣化に気づいてから業者を探し始める」独特の検討プロセスをたどります。起点は検索なので検索とGoogleマップで見つかる状態は土台として外せませんが、高額ゆえの比較検討や広告の出し方には外壁ならではの勘所があります。集客の組み立てが他のタイプと大きく違うため、専用の記事にまとめています。
▶ 外壁塗装の集客を深掘りしたい方はこちらで詳しく解説しています。 外壁塗装のインターネット集客方法
▶ エクステリアの集客と広告はこちらが参考になります。 エクステリアのインターネット集客と広告の方法
ここから先は、各チャネルを具体的に見ていきます。まずは、すべての集客の受け皿になるホームページからです。
ホームページ集客で重要なポイント

どの集客チャネルを使うにしても、最終的にお客様がたどり着く先はホームページです。ここが弱いと、広告やSNSでどれだけ人を集めても問い合わせにつながりません。逆にホームページがしっかりしていれば、検索からの自然な流入だけでも安定して問い合わせが入る集客の土台になります。ここでは、リフォーム会社のホームページで特に成果を左右する勘どころを、先ほどの「今すぐ客」「これから客」の切り口も交えながら見ていきましょう。
「今すぐ」と「検討中」で動線を分ける
今すぐリフォームしたいお客様は「便座と床の間から水漏れしている」「お風呂全体のカビが気になる」など、生活に影響が出ているケースが多いです。こうした層には、検索エンジンから小規模リフォームの案内ページへ、さらに水回りや建具などの事例紹介ページへと誘導する動線が効果的です。
対して検討中のお客様は、内外装をやり直すような大規模リフォームを考えているケースが多くなります。こうした層には、フルリフォームの案内ページに費用感や工期を分かりやすく載せるのはもちろん、検索から「リフォーム事例 リビング」のように個別の事例ページへ直接入ってくることも多いので、事例ページからフルリフォームの案内ページへ進む動線も用意しておきましょう。
また「今すぐ」の部分リフォームは、SEO対策との相性がよく、意外なキーワードが成約につながります。たとえば次のような検索です。
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「〇〇市 床 ぶかぶか リフォーム」
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「〇〇市 ベランダ 防水工事」
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「〇〇市 エコカラット」
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「〇〇市 エコキュート 設置」
「床ぶかぶか」のようにお客様が困りごとを説明するときに使う言葉や、「エコカラット」のような商品名で検索されることも多いんです。前者はお客様が実際に使う言葉を集めること、後者は商品を絞り込んでいるニーズに応えることがポイントになります。お客様が使う言葉の拾い方は、このあと改めて触れます。
リフォーム事例ページの作り込みが成果を左右する
リフォーム事例のカテゴリーページは、お客様が検索エンジンから最初に訪れるページになることが多く、ここの作り込みが集客を大きく左右します。お客様が希望する部屋のイメージや機能性に合わせて、二世帯、和風、ナチュラル、モダン、バリアフリーといった特徴ごとにカテゴリーや絞り込みを用意し、各事例ページのタイトルにもキーワードを入れていきましょう。
個別の事例ページで最も効果的なのは、ビフォーアフターの写真です。印象に残りやすく、お客様が「自分の家もこう変わるのか」とイメージを膨らませるための重要なコンテンツになります。一方で、多くの実績を持つ業者さんでも、掲載できる写真をあまり持っていないケースが少なくありません。問い合わせにつながる事例ページにするには、現場のスタッフと連携して、施工前から完成後までの写真をしっかり残しておくことが欠かせません。
ひとつ実務的なコツを挙げると、戸建てとマンションで事例ページを分けることをおすすめします。マンションのリフォームは比較的小規模なものが多いのに対し、戸建ては実家や相続した家のリフォームなど修繕箇所が多く、フルリフォームにつながりやすいという違いがあるからです。どちらも規模や予算感に応じて「どこまでできるのか」を見せることで、お客様がイメージしやすくなり、問い合わせの増加につながります。さらに事例ページには、ビフォーアフターの写真だけでなく、かかった金額、施工前の状態やお客様の要望、完成までのストーリーを織り込むと、「こんなリフォームを実現したい」と感じてもらえるページになります。
なお「トイレ専門」「キッチン専門」のようにサービスごとにホームページを分けたほうがいいか、という相談もよく受けます。確かに専門特化はプロ感が出てターゲットも絞りやすいのですが、多くの中小リフォーム会社にとって、複数サイトの管理は正直大変です。更新が追いつかず放置されたサイトほど、お客様に悪い印象を与えるものはありません。おすすめは、まず得意分野1つでしっかり成果を出し、余力ができたら広げていくやり方です。あれもこれもと手を広げて全部中途半端になるより、1つの分野で地域No.1の評判を築くほうが、長い目で見て強いポジションになります。
商品名で探すお客様を取りこぼさない
先ほどの和風や二世帯といったキーワード以外にも、エコカラットやプラマードといった個別の商品名で検索するお客様も多くいます。こうした方は下調べを済ませ、欲しい商品やメーカーを決めたうえで「商品名 リフォーム 地域名」で業者を探すケースが多いんです。
対策はシンプルで、個別の事例ページのタイトルや施工内容に商品名やメーカー名を明記すること。これがSEOとして効くだけでなく、お客様にとっても「その商品が実際にどう使われるのか」をイメージしやすくなります。競合がまだ手をつけていない商品名も多いので、ここは差をつけやすいポイントです。
事例ページは定期的に更新する
リフォーム事例のページは、できる限り多くの施工事例を掲載することで、お客様の細かいニーズを拾えるだけでなく、SEOとしても効果を発揮します。さらに定期的に事例ページを増やしていくことで、検索エンジンでの掲載順位が上がり、流入数の増加につながります。事例の蓄積は、一度やって終わりではなく、続けるほど効いてくる地道な資産だと考えてください。
商品名検索の受け皿としての「リフォームEC」
商品名検索の話と地続きで、もうひとつ触れておきたいのがリフォームECです。これは楽天市場のようなECモールに出店し、「トイレ交換工事込み」「給湯器交換工事込み」といった形で施工込みの商品を販売するモデルです。1軒ごとに事情が異なるリノベーションには向きませんが、やることが決まっている部分リフォームとは相性がよく、商品名で探すお客様の受け皿になります。かつて一気に広がり、今は参入する会社数がやや落ち着いていますが、商品名検索のニーズに合致する選択肢として、将来どうなるか注視しておく価値はあります。
Googleマップ(MEO)はリフォーム集客の最優先施策

ホームページと並んで、いや、地域密着のリフォーム業ではある意味それ以上に最優先で押さえてほしいのがGoogleマップ対策です。なぜここまで言うかというと、Googleマップは一度しっかり整えれば更新の手間がほとんどかからないのに、地域での集客に直結するからです。本業が忙しくてサイト更新が止まりがちな中小リフォーム会社でも、確実に効果を出しやすいのがこのチャネルなんです。
「Googleビジネスプロフィール」は、Google検索やGoogleマップに自社情報を表示できる無料のツールです。リフォーム業者を探すお客様の多くがここで情報収集しているため、対策しておく価値は非常に高いといえます。住所や電話番号など基本情報を正しく登録するのは大前提として、最大のポイントはよい口コミを集めることです。
お客様の行動を見ていると、気になる業者を見つけたら必ず口コミをチェックします。特にリノベーションのような高額なリフォームを検討している方は「絶対に失敗したくない」という気持ちが強く、口コミを念入りに読み込みます。施工が完了したお客様に口コミの投稿をお願いして、少しずつ積み上げていきましょう。なお、Googleでは口コミ依頼時にインセンティブを渡す行為がガイドライン上NGとされているので、その点だけは注意してください。
口コミ対策の重要度は、リフォームのタイプによって変わります。リノベーションは費用が高いぶん失敗を避けたい心理が強いので必須、外壁・エクステリアも、すでに多くの業者が口コミに力を入れていて、高評価の口コミが並ぶのが当たり前になっているため必須です。対策していないと、それだけで見劣りしてしまいます。一方、部分リフォームは今のところ必須というほどではありませんが、逆に言えば今のうちに取り組めば差別化になります。「トイレ修理で調べたら口コミがたくさんある会社が出てきた」となれば、その時点で頭ひとつ抜け出せます。
SNSを活用した集客改善

SNSは、リフォーム集客のなかでも「使いどころを間違えやすい」チャネルです。「とにかく投稿してバズらせよう」と考えてしまいがちですが、リフォーム業でのSNSの本当の役割は、流入を稼ぐことではなく信頼を獲得することにあります。先ほどの3メディアでいう「他者の評価が集まるメディア」を、自社で育てるイメージです。ここを理解しておくと、SNSに振り回されずに済みます。
SNSの目的は信頼の獲得。Instagramへ誘導する
InstagramやFacebookは、SNSから直接流入を狙うのではなく、ホームページからSNSの投稿へ流し込む形が効果的です。検索やリスティング広告からホームページに来た見込み客が「もっと事例を見たい」「一覧でサクサク画像を見たい」と思ったときに、その受け皿としてInstagramを使うわけです。
アカウントは、プロフィールを含めた全体の雰囲気、写真の見せ方、画像をスライドしたときの流れに統一感を持たせることで、お客様が離脱しにくくなり、フォロワーの増加にもつながります。またFacebookは、新築の住宅が年月を経てリフォームの必要性を感じ始める40代以降の層と相性がよく、こちらも活用できます。
Instagramの運用は奥が深いので、投稿の作り方から問い合わせにつなげる導線まで、別の記事で詳しく解説しています。
▶ 投稿しても反応が伸びない、フォロワーは増えたのに問い合わせが来ないという方はこちらが参考になります。 工務店のインスタ集客で問い合わせを増やす方法
リノベーションはYouTubeもおすすめ
新築代わりのリノベーションの場合は、新築と同じくYouTubeも効果が見込めます。コンテンツとしては、ビフォーアフターが分かるルームツアーなどが向いています。さらに、撮った動画を自社サイトのお客様の声やコラムに埋め込むことで、サイトのSEO上の効果も期待できます。動画は手間がかかるぶん、一度作れば複数のチャネルで使い回せるのが強みです。
Web広告(リスティング広告)の位置づけと、深掘りは専用記事へ

ここまでが、自社で育てたり信頼を積み上げたりする施策でした。それと性格が違うのがWeb広告です。広告は、今すぐ客に最短で届く即効性のある手段で、止めれば流入も止まる代わりに、お金をかけた分すぐに露出を作れます。ここでは、広告がどういう位置づけの施策なのかを押さえておきましょう。
検索と連動するリスティング広告は、検索して業者を調べる部分リフォームと相性がよく、優先的に検討したい施策です。ただし注意点もあります。「地域 リフォーム」のような検索回数の多いビッグワードは出稿単価が高騰していて、費用対効果が悪化しているケースが増えています。そこで効いてくるのが、先ほどホームページの章でも触れたお客様が実際に使う言葉です。「床 ブカブカ リフォーム」「玄関ドア 壊れた」のような口語のキーワードは、競合がまだ手をつけていないことが多く、出稿単価を抑えながら問い合わせを獲得できる余地があります。
とはいえ、広告は種類の選び方や運用の細かいチューニングで成果が大きく変わる、奥の深い領域です。リスティング広告に加えてディスプレイ広告やSNS広告をどう組み合わせるか、リフォームのタイプ別にどう出し分けるかといった広告運用そのものの中身については、専用の記事で詳しく解説しています。広告で本気で集客するなら、こちらを読んでいただくのが近道です。
▶ リフォームの広告戦略を運用の細部まで知りたい方はこちらで徹底解説しています。 リフォーム会社のインターネット広告で成果を出すための広告戦略
▶ 広告にかける費用や運用代行の手数料相場を知りたい方はこちらが参考になります。 広告費・運用代行手数料の相場
広告運用までまとめて任せたい場合は、私たちのリスティング広告運用代行のサービスもあわせてご覧ください。
紹介サイト(ポータルサイト)の賢い使いどころ

ここまでは自社で集客する施策が中心でしたが、すでに検討モードに入ったお客様と効率よく出会えるのが紹介サイトです。「ホームプロ」「リショップナビ」のように、多数のリフォーム会社が掲載され、お客様が比較・検討して条件の合う会社に問い合わせできるサイトですね。自社集客と性質が違うので、使いどころを押さえておきましょう。
紹介サイトの最大のメリットは、集客力の強さです。これらのサイトは多額の広告費をかけてお客様を集めているため、個人のリフォーム会社が単独で集客するよりも、はるかに多くの見込み客にリーチできます。自社では接点を持てなかったお客様からの問い合わせを獲得できる可能性が高まり、数百万円以上の高額リフォームでも、納得すればお客様は紹介サイト経由で発注します。リノベーション・部分リフォームのどちらも成果が期待でき、特に外壁はおすすめです。
ただし、成約時には手数料が発生します。「広告費を払って集客した」と考えれば費用対効果は悪くありませんが、相見積もり前提で価格競争になりやすいという側面もあります。紹介サイトに依存しすぎると、利益率の低い仕事ばかりになりかねません。あくまで自社サイトでの集客を育てながら、その補完として併用するくらいの位置づけがちょうどよいでしょう。
オフラインの施策

集客というとWebの話に偏りがちですが、地域密着のリフォーム業ではオフラインの施策が今も強い武器です。むしろ、対面で安心感を伝えられるオフラインと、広く見つけてもらえるWebを組み合わせてこそ、集客は安定します。ここでは代表的なオフライン施策を、それぞれの効かせ方とあわせて見ていきましょう。
チラシ・マグネット(折込・ポスティング)
まずはチラシや、連絡先を書いたマグネットを使う方法です。配布は新聞折込とポスティングが中心になります。新聞折込はリフォームを検討する40〜50代以上にリーチしやすい一方、新聞読者が減っている側面もあるので、配布エリアや配布数を販売店に確認しましょう。築年数の深い住宅が多いエリアがあれば、折込は有効です。ポスティングもエリアを選んで配布できるのがメリットで、ある程度の所得層や築古住宅が固まったエリアを狙うと成約が期待できます。マグネットは、冷蔵庫などに貼って日常的に使ってくれる人が一定数いるので、すぐには効かなくても、設備トラブルが起きたときに連絡してもらえる可能性があります。
見学会
新築代わりのリノベーションでは、見学会が主戦場になります。ポイントは、どうやって来てもらうか、そして来てくれた方をどうやってお客様にするかです。告知や拡散は、先ほど触れたInstagram広告を活用しましょう。見学会では実際にリフォームしたお宅を見てもらいますが、費用が許すならバスツアーで実績宅を数件回る形も有効です。実例を見ることで、潜在客もリフォーム後をイメージしやすくなります。後述するセミナーと組み合わせ、セミナーの内容と実績宅に関連を持たせると、よりアピールしやすくなります。
イベント
感謝祭やマルシェといったイベントも、オフライン集客の手段です。新築の工務店では多く行われていますが、リフォーム系ではまだ少なめなので、かえって差別化になります。リフォームでも、親近感や認知度の向上に役立ちますし、新築代わりにリノベを検討する若い子育て世代には、子どもが喜ぶ内容なら来てもらいやすくなります。さらに、過去のお客様が参加しやすく関係を継続できるのも大きな利点です。部分リフォームは時間とともに家のあちこちが傷んでくるので、関係を続けられれば次の成約につながりやすくなります。もちろん、満足してもらえる施工が前提です。
セミナー・相談会
セミナーや相談会も、潜在客との接点づくりとして有効です。セミナーはテーマを決めて専門家の視点で解説します。「リフォーム会社選びのポイント」「工事の内容や費用の考え方」などが定番テーマです。相談会では困りごとをヒアリングしてアドバイスを行います。営業につなげやすいのがメリットで、話を聞いているうちに施工範囲が広がることもあります。
リフォームの申し込み増加につなげる“一工夫”
ここまでの施策で見込み客を集められても、問い合わせまで至らなければ意味がありません。せっかくホームページを訪れてくれたお客様を取りこぼさないために、問い合わせの動線も見直しておきましょう。まず取り組みたいのが電話番号の使い方です。訪問するページごとに電話番号が表示されるか、スマホからワンクリックで発信できる状態になっているかを確認してください。
次に、問い合わせフォームでメールアドレスの入力を必須にしないこともポイントです。実は年配の方を中心に、自分のメールアドレスをすぐ答えられない方が少なくありません。これが必須になっていると、それだけで離脱の原因になり、問い合わせの機会を失ってしまいます。あわせて、意外に思われるかもしれませんがLINEからの問い合わせを用意しておくのも効果的です。「電話やメールは面倒」というお客様を、ホームページに置いたLINEへの動線で受け止められる事例があります。
ヒトケを出して「今すぐ工事」を呼び込む
リフォームのお客様に共通する不安に「自分の家に知らない人を上げるのが怖い」という声があります。これを解消してあげることも大切です。ホームページに代表の挨拶を載せるほか、施工に携わるスタッフの写真や人柄の紹介、実際に現場で働くスタッフが写った写真を掲載することで、お客様の安心感につながります。さらに、Googleマップや自社サイトにお客様の声や口コミを載せると、安心感がいっそう高まります。Googleマップの口コミは待っていてもなかなか増えないので、施工後の満足度が高いタイミングでお客様にひと声かけ、その場でQRコードから投稿ページに進めるようにしておくなど、投稿の手間を減らす工夫が効きます。なお、先ほども触れたとおり、投稿の見返りに金品を渡すのはGoogleのガイドライン違反になるため避けてください。
フルリフォーム以外の選択肢を提案する
フルリフォームは検討期間が長くなりがちですが、水回りや床の張り替えといった部分リフォームなら「今すぐ依頼」につながりやすいです。お客様のなかには、そもそも小規模リフォームという選択肢があることを知らない方もいます。さまざまなニーズを拾うために、小規模リフォームを知ってもらうブログなどのコンテンツ制作も効果的です。また、小規模リフォームを実施したお客様は、すぐにフルリフォームへ進むことは少なくても、〇〇通信やキャンペーン案内といった郵送物やメルマガで長期的に追客していく仕組みを作っておくと、将来の大型案件につながります。
集めたお客様を逃さない。集客と転換率はセットで考える

最後に、どの施策にも共通する、けれど見落とされがちな話をします。それは集客と、問い合わせへの転換は必ずセットだということです。広告やSEOで人を集めることばかりに目が行きがちですが、集めた人が問い合わせてくれなければ、かけたお金も労力も成果になりません。むしろ、流入を増やす前にここを直したほうが、同じ集客数でも問い合わせが増えることはよくあります。
考え方はシンプルで、問い合わせにつながるかどうかはサイトの魅力と使い勝手の掛け算で決まります。魅力とは、施工事例の写真やお客様の声、料金の分かりやすさなど「ここに頼みたい」と思わせる要素。使い勝手とは、電話やフォームへのたどり着きやすさ、スマホでの見やすさなど「迷わず行動できる」状態のことです。このどちらか一方が弱いと、もう片方がいくら良くても成果はぐっと落ちてしまいます。せっかく魅力的な事例があっても、問い合わせボタンが分かりにくければ宝の持ち腐れ、ということです。
もうひとつ押さえておきたいのが、お客様は最初からあなたを信じてはいないという前提です。リフォームは高額で失敗できない買い物なので、お客様は「この会社、大丈夫かな」と疑いながらサイトを見ています。だからこそ、いきなり売り込むのではなく、まず実例や口コミで「お、ちゃんとした会社っぽい」と興味を持ってもらい、費用感やスタッフの顔が見えることで「なるほど、ここなら任せられそう」と納得してもらい、そのうえで「相談してみよう」という行動に進んでもらう。この興味から納得、そして行動へという順番を意識してサイトを整えるだけで、問い合わせ率は大きく変わってきます。
▶ 集めたお客様を逃さないために、自社サイトのどこを直せばいいか。アクセス解析(GA4)を使った分析と改善の手順は、こちらの資料が参考になります。 GA4の見方から分析・改善手法を公開
集客の打ち手に迷ったら
ここまで、リフォーム会社が使える集客の打ち手を一通り見てきました。とはいえ、「自社の場合、限られた予算をどこから投じるべきか」は、業種や地域、これまでの集客状況によって変わります。判断に迷ったときは、ぜひ私たちのような専門家を頼ってください。
私たちスリーカウントは、全国700社以上のWEBマーケティング支援に携わり、リフォーム業界でも30社以上のご支援実績があります。たとえば、長く紙のチラシに頼っていた地域密着のお店をWeb中心の集客へ切り替え、新規の問い合わせ数を伸ばしながら獲得単価を下げた、といったケースもあります。住まいに関わる地域密着ビジネスの集客は、業種が違っても応用できる共通点が多いと感じています。
▶ 住宅・建築分野での集客支援の実例はこちらでご覧いただけます。 スリーカウントのお客様の声・支援事例
特に、広告で本気で集客を伸ばしたい場合は、運用の巧拙がそのまま成果に直結します。リフォームの広告運用を専門にまとめた記事もあわせてご覧ください。
▶ 広告で集客を最大化したい方はこちらをどうぞ。 リフォーム会社のインターネット広告で成果を出すための広告戦略
まとめ
今回は、リフォーム業の集客を「Webとオフラインの両方」から整理しました。大切なのは、個別の手段に飛びつく前に、3つのメディアの組み合わせ、今すぐ客とこれから客、リフォームのタイプという3つの軸で全体を見渡し、自社がどこから手をつけるべきかを決めることです。
そのうえで、すべての受け皿となるホームページと、地域集客に直結するGoogleマップをまず固める。次に、信頼を育てるSNS、今すぐ客に届く広告、検討客と出会える紹介サイト、対面で安心を伝えるオフライン施策を、自社のタイプと予算に合わせて組み合わせていく。そして、
集客と同じくらい「集めたお客様を逃さない」転換の工夫に力を入れる。この順番で考えれば、打ち手は自然と見えてきます。
とはいえ、限られた予算をどう配分するかは悩ましいものです。私たちスリーカウントでは、広告費や集客、さらには求人にかける費用全体を抑えながら成果を生み出すノウハウをご提供しています。よろしければこの機会に、毎月3社様限定の無料WEBコンサルティングをご利用ください。自社に最適な集客の組み立て方を、一緒に考えさせていただきます。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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