前回の基本の「キ」シリーズでの目的の明確化、
そして先日のワンポイントアドバイスのターゲットの明確化。
ここまででホームページの土台づくりの下準備が完了します。
下準備が完了したら、設計図を作っていく段階に入ります。
と、その前に・・・
本当に、その内容でいいですか??
ホームページで出したいことが一方的になっていませんか?
設計図を作る前に、ホームページを作る上で意外と見落としがちな
『視点の確認』を行っていきましょう。
情報を受信する側と発信する側、2つの視点
ホームページに関するものには、大きくわけて2つの視点が存在します。
ホームページを閲覧する、
各企業のお客様や新規見込み顧客の方々 = 情報を受信する側
と
ホームページを作ったり運営したりする各企業や店舗などの = 情報を発信する側。
この情報を「受信する側」と「発信する側」の2つの視点というのは食い違うことがしばしばあります。
その食い違いがそのままホームページに反映されてしまうと、
「情報を受信する側」に向けてつくったホームページなのに、
掲載している情報は「情報を発信する側」の目線で作られている
といった、チグハグなことが生じてしまいます。
しかも、このようなこと起きたまま運用されているホームページというのは、
意外と少なくはないのです。
ではその”食い違い”とは具体的にはどのようなものがあるでしょうか?
2つの視点の食い違い
良くあるのが表記や言葉の意味についての食い違いです。
例えば
「ホームページ」と「ウェブサイト」。
よく使われている「ホームページ」という言葉の本来の意味は、
1:ウェブサイト中の特定の1ページ
2:ブラウザのスタートページ
この2つのことを示しています。
よく使われている意味での「ホームページ」を正確な言葉に置き換えるのであれば、「ウェブサイト」となります。
ご存じの方も多いかと思いますが、「ホームページ」=「ウェブサイト」ではないのです。
情報を「発信側」の技術的な視点から見ると、
「ウェブサイト」を示す意味での「ホームページ」は誤用ですが、
情報を「受信側」の視点から行くと、「ウェブサイト」よりも
「ホームページ」の方が浸透しているし、伝わりやすい。
上記のような誤用による食い違いが実際に生じている場合、
対策としてはどのようにすればいいのでしょうか?
「そりゃ、正しい表記の方がいいんじゃないの?」というご意見も、もちろん正解です。
しかし、その一方でこんな見方をすることもできないでしょうか?
情報を発信する側が集客をしたいのは、情報を「受信する側」の人たちですよね。
情報を「受信する側」というのは自分の持っている知識や情報へのプラスα、
課題の解決を求めて検索し、情報を探すことが多いと思います。
探して辿り着いたページに記述してあったのが専門用語のオンパレードだったら?
そのページから直ぐ様出ていき、自分の目線にあったページを再び探すのではないでしょうか?
情報を受信する側の目線に立った発信が重要
ここに求めているものがないな、と閲覧者(情報受信側)が判断した時点で
隣の競合他社のホームページへと簡単に移れてしまうのが、ユーザにとってインターネットの利点でもあります。
しかし企業側から見ると、一度入ってもらえたのに、
引き止めることもできずあっさりと出て行かれてしまった、ということを意味します。
そして、一度出て行ってしまったお客様が二度目に訪問してくださる可能性は極めて低いのです。
専門的な用語の誤用をそのまま良しとするのはいかがかとは思いますが、
専門用語は噛み砕くように配慮したり、その業界では使わないけれど、
一般の方の間で浸透している言葉があるのであればそちらを選択するのも、
情報の伝わりやすさを手助けする一歩になります。
ホームページで集客を目指すためには、デザインや配色、文章の書き方や掲載内容等、
「受信する側」の目線に立った、適切な情報発信を行うことが大変重要です。
もし、現在ホームページを運用中の方、リニューアルや新規立ち上げを
お考えの方がいらっしゃったら、今一度考えてみてください。
もし自分がこの製品の情報を探していた場合、
掲載している情報はこの表現でいいのだろうか?
この言葉遣いは専門的すぎないだろうか?
情報量はこのくらいで良いだろうか?
そして、もしうちのホームページの視点は大丈夫??と気になった方がいらっしゃったら
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