早速ですが、整骨院・接骨院を経営される皆さまで「Web集客」について本気で考えた時、このように感じることはないでしょうか。
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ホームページを運用したり色々な策は打っているけどイマイチ成果が出ない
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インターネット広告にチャレンジしたけど費用対効果が合わない
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SEOやMEOなど色々と言われて、どれが正解なのかわからない
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SNSにもチャレンジしているけど、うまくいっていない気がする
こうした悩みの背景には、実は整骨院・接骨院ならではの事情があります。広告表現の規制、検索アルゴリズムの変化、そして競合院の増加。この3つの逆風が重なっているため、他の業種でうまくいく「一般的なWeb集客のセオリー」をそのまま真似しても、なかなか結果につながらないのです。
一方で、患者様が通う先を選ぶときの情報収集は、口コミとインターネットが中心になっています。厚生労働省の令和5年受療行動調査(結果の概況)によると、ふだん医療機関にかかる時の情報の入手先は「家族・友人・知人の口コミ」が外来で68.4%と最も多く、次いで「医療機関が発信するインターネットの情報」が28.8%となっています。医療機関選びのこの傾向は、整骨院・接骨院選びでも同じように進んでいると考えられます。
この記事では、WEBマーケティングの専門会社である私たちが、整骨院・接骨院業界の実際の支援経験に基づいて、規制の中で成果を出すWeb集客の方法を、取り組むべきものから順にお伝えしていきます。2025年に公表された新しい広告ガイドラインへの対応もカバーしていますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
この記事は本気の改善を目指す方向けです
この記事を書いているスリーカウントについて
改めて、私たちスリーカウント株式会社について少しだけお話しさせてください。私たちは、WEBマーケティングを専門とし、これまで全国で700社以上の集客・採用支援に携わってきました。
Google Premier Partner(国内上位3%)とYahoo!広告 正規代理店の両方の認定を受けており、リスティング広告の運用を得意としています。整骨院・接骨院を含む治療院業界でも集客の成功実績があり、規制の厳しいこの業界ならではの広告運用の勘所を、現場で積み上げてきました。
本記事では、そうした現場での経験をもとに、「どうすれば規制の中でも新規の患者様が集まり、通い続けてもらえる状態をつくれるのか」という視点でお伝えしていきます。まずは、テクニックの前に押さえるべき基本的な考え方から見ていきましょう。
整骨院・接骨院のWeb集客の基本的な考え方

「整骨院 Web集客」と検索をすると、実にたくさんの記事が出てきます。その多くには「ホームページを作りましょう」「広告をやりましょう」「SNSをやりましょう」と書いてあり、恐らくこの記事をご覧になっている皆様のほとんどは「そんなことは知っている」「やればいいというわけではない、むしろやっても結果が出ていないから困っている」という状態ではないかなと思います。そこでこの章ではまず、個別のテクニックに入る前に、私たちが整骨院・接骨院の集客支援で実践してきた経験から、Web集客で結果を出すための前提となる考え方をお伝えします。この前提を飛ばしてテクニックだけ真似をすると、努力の方向がズレてしまうので、ぜひ最初に押さえてください。
前提として整骨院のWeb集客は規制により年々厳しくなっている
整骨院・接骨院のWeb集客と一口に言っても、「検索エンジンで上位に表示させるSEO」「リスティング広告などのインターネット広告」「Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)」「InstagramやXなどのSNS」と、手段は色々ありますよね。どれをやると効果的なのか、という話をする前にお伝えしたいことがあります。それは、広告表現のルールやGoogleのアルゴリズムの変化により、年々この業界のWeb集客は厳しくなっているということです。
たとえば2018年8月に、Googleは大きなアルゴリズムのアップデートを実施しました。カンタンにいうと、検索エンジンの順位が大きく入れ替わったのですが、このアップデートはYMYL領域(Your Money Your Lifeの略。お金と健康に関する分野)のWEBサイトに大きな変化を与えました。
今でも記憶に残っていますが、私が担当をさせて頂いていた、検索エンジンから毎月何万件のアクセスを獲得している「接骨院」「補聴器」のお客様のWEBサイトが、アップデートの日を境になんとアクセス80%減少。あまりに突然のアクセスダウンは、集客に大きく影響をしました。

上記が弊社のお客様で実際に起きた時の事例です。アップデートの翌日から約80%のアクセスダウンが発生しました。もちろんその後Googleのアップデートに対応をして改善をさせましたが、それでも以前のアクセスまでは戻ることはありません。理由は、アップデートにより健康分野の検索結果では「医療機関」のサイトに勝つことが相当難しくなってしまったからです。
これだけではありません。広告の表現にも大きなルールが定められています。「治る」などの表現は広告では使えませんし、そもそも整骨院・接骨院がチラシや広告に書いてよい内容は、柔道整復師法という法律で細かく決められています。しかも2025年2月には、厚生労働省から広告のルールを整理した新しいガイドラインまで公表されました(詳しくは後の章で解説します)。
つまり整骨院・接骨院のWeb集客は他の業種と比べると規制で難しい勝負をしているのだということを、まず知ってください。逆に言えば、このルールの中で正しく戦う方法を知っている院が、地域で勝ち続けています。
集客は「新規」「リピーター」「休眠」の3つの軸で考える
集客と一口に言っても、完全に新規のお客様(患者様)だけを追いかければいいわけではありません。私たちは整骨院の集客を「新規・リピーター・休眠」の3つに分けて考えることをおすすめしています。
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新規:はじめて自院を知り、来院する患者様
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リピーター:現在も定期的に通ってくれている患者様
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休眠:以前は通っていたが、足が遠のいてしまった患者様
「Web集客なんだから新規だけを追っかけていくんでしょ?」と考えられる方もいますが、接骨院はケガをした痛みを抱えている方が来て、治ったらもう終わりという場所ではないと思います。生活習慣による慢性的な腰の痛みや肩の痛みは、一時的に収まったとしても時間が経てばまた復活することもあります。今この記事を書いている私も毎月1度は通っていて、自費診療で筋膜リリースをしてもらっています。
はじめは保険施術で来られた新規の患者様をリピーターに転換させることは十分に可能ですし、整骨院には様々な施術メニューがあり、1つのメニューのことは知っていても、他のメニューは知らないという患者様は多々あります。そして意外と見落とされがちなのが休眠の患者様で、一度信頼関係ができている分、新規を集めるよりも小さな労力で呼び戻せるケースが多いのです。この3つの軸それぞれに合った手段を、この後の章で順番にお伝えしていきます。
整骨院・接骨院はリスティング広告と特に相性がいい
実は整骨院・接骨院は、インターネット広告の中でも特にGoogle・Yahoo!のリスティング広告(検索キーワード連動広告)と非常に相性がいい業種です。治療院のリスティング広告運用を数多く見てきた経験から、これは自信を持って言えます。
そもそも「○○市 整骨院」で探している方の多くは、すでに痛みを抱えていて、これからどの院に行くかを選んでいるユーザーです。チラシの場合、配布エリアの指定はできても「整骨院に行く可能性がある人か」までは指定できませんし、SNS広告も、興味関心のレベルは指定できても「今まさに痛みを抱えているか」は判別して配信することができません。しかしリスティング広告であれば、まさに今、院を探している状態のユーザーに広告を届けられるため、来院に直結しやすく、基本的にパフォーマンスは非常に高いのです。
もちろんその分ライバルもすごく多くなるため、ライバルに負けてしまい成果を出せていない院が多いのも事実です。実際にチャレンジをして失敗をされている方も多いので、リスティング広告で結果を出すための具体的な方法は、後の章でじっくりお伝えします。ここでは「リスティング広告と相性がいい業種である」ということを覚えてください。
増え続ける整骨院・接骨院の現状
もうひとつ、前提として押さえてほしいのが競合環境です。厚生労働省の調査によると、柔道整復の施術所(いわゆる整骨院・接骨院)の数は、年々増加傾向にあります。
| 年 | 柔道整復の施術所数 | あん摩マッサージ指圧師数 |
|---|---|---|
| 2014年 | 45,572か所 | 113,215人 |
| 2016年 | 48,024か所 | 116,280人 |
| 2018年 | 50,077か所 | 118,916人 |
| 2020年 | 50,364か所 | 118,103人 |
| 2022年 | 50,916か所 | 118,913人 |
| 2024年 | 50,924か所 | 119,703人 |
(出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」)
全国の施術所は50,924か所。人口減少が叫ばれるなかでも、競合となる院はむしろ増えている状況が見えてきます。就業柔道整復師も78,666人と、前回調査から1.3%増えています。
こうした市場環境だからこそ、「なんとなくホームページがある」「なんとなく広告を出している」ではなく、自院の強みとターゲットとなる患者層を明確にして、それをどうユーザーに伝えるかを考え抜いた院だけが選ばれるようになっています。次の章からは、そのための具体的な手段を優先度の高い順にお伝えします。
MEO(Googleマップ)を使いこなす!誰でも絶対にやるべきWeb集客

ここからは実践編です。最初に取り組むべきは、ホームページでも広告でもなく「Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)を使いこなす」こと、いわゆるMEO(マップエンジン最適化)やローカルSEOと呼ばれる取り組みです。なぜ最初なのかというと、費用がかからず、頻繁な更新もほぼ必要なく、それでいて地域集客への効果が大きいからです。今、「○○市 整骨院」のような地域検索では、検索結果の一番目立つ場所にGoogleマップが表示されます。そしてマップには営業時間・写真・口コミ・混雑時間まで詰め込まれているため、ホームページにアクセスせず、マップだけで行く院を決めてしまうユーザーが年々増えています。つまりマップを整備していないと、そもそもホームページを見てもらう土俵にすら立てないのです。
ポイントは「使う」のではなく「使いこなす」ということです。私が集客の改善に入らせて頂く整骨院様のケースでも、ほぼ100%登録まではされています。しかしながら「情報を入力して、口コミをたまに見る」というレベルまでとなっています。患者様の心理を理解して徹底的に使いこなすことで、このGoogleマップは非常に大きな集客ツールへと変貌します。具体的には次の4つを実行してください。
基本的な情報はすべて入力する
基本的な営業時間やURLなどは皆さまも最低限入力されているかと思います。しかし「すべて」となると入力できているでしょうか?提供している施術メニューが抜けていたり、支払い方法やバリアフリー対応などの属性情報が抜けていたりしませんか?Googleビジネスプロフィールの入力項目は少しずつ増えたり変わったりしているので、半年に一度は管理画面を開いて、埋められる項目がないかを確認する習慣をつけてください。情報の充実度はマップ内での露出にも影響します。
院の説明文にとにかくこだわる
Googleビジネスプロフィールには「750文字」の説明文を入力する欄があります。ポイントは、Googleがあえて750文字という多くの情報を入力できるようにしてあることです。ここは検索にもかかわる要素のため、できるだけ細かく自院の情報を登録し、またユーザーが検索するであろうキーワード、「ひざの痛み・腰の痛み・捻挫・シンスプリント・交通事故」などをきちんと盛り込んでおきます。750文字を使い切るつもりで書いてください。
写真のクオリティと枚数にこだわる
写真の枚数が増えるとマップの閲覧回数も自然と伸びると言われています。そしてここに入れる写真の中身にも気を配ってください。先ほどお伝えしたとおり、ホームページを見なくてもマップだけでどのような院なのかを判断するユーザーが増えており、写真で印象が大きく変わります。
「外観・院内の写真」では清潔感や、行きたくなる雰囲気を重視します。「施術中の写真」ではモデルさんの性別や年齢まで気を配ります。お年寄りばかりが写っていては20代の方からすると行きにくいですし、男性ばかりが写っていると女性は行きにくいです。ここまで作り込みます。また、施術をしているスタッフ様の清潔感は絶対に妥協しないでください。人の身体を触るわけですから清潔感は当然です。「動画」もあるといいでしょう。決して作り込んだものである必要はなく、院内を映す動画でも十分です。
口コミの件数増加と返信をする
口コミは待っているだけではほぼ増えません。院内に口コミ投稿を促す掲示をしたり、施術後の声かけで自然にお願いをしたり、伸びている院は徹底した努力をしています。
また、悪い口コミは絶対に放置してはいけません。良い口コミは連鎖しませんが、悪い口コミは連鎖します。きちんと返信をし、対応をしていくことで「行き違いはあったかもしれないが、誠実な院だな」という印象を与えられます。口コミは患者様が来院を決める最後のひと押しになる要素なので、件数と返信の両方に力を入れてください。
このGoogleマップを使いこなすだけで、実は費用をかけずともWeb集客の土台は十分に作れます。より詳しい設定手順や活用方法は、以下の記事で解説しています。
リスティング広告で新規来院を増やす方法

Googleマップで土台を固めたうえで、新規の来院数をさらに伸ばしたい院に最も効果的なのがリスティング広告です。前の章でお伝えしたとおり、「今まさに院を探している人」に届く広告なので、正しく運用できれば広告費に見合う成果をもっとも出しやすい手法です。実際、弊社がご支援したことぶき鍼灸整骨院様では、それまでの紙チラシ中心の集客からWeb広告へ切り替えた結果、同じ広告費用で新規来院が月10組から20組以上へと2倍以上に増えました(参考:ことぶき鍼灸整骨院様の事例)。一方で、「リスティング広告はやってみたけど費用対効果が合わなかった」という声も、治療院業界では本当によく聞きます。
治療院のリスティング広告で失敗する3つの原因
私たちの経験上、うまくいっていない治療院のリスティング広告は、だいたい「配信しているキーワードと実際の流入がズレている」「クリック単価が高すぎて採算が合わない」「広告文に魅力がなく、見込みの薄いユーザーを呼んでいる」のどれか、もしくは複数に該当しています。そしてこの3つはすべて運用側でコントロールできる問題です。ここでは特に整骨院・接骨院で効果の大きい3つの改善策をお伝えします。
クリック単価(CPC)が100円を超えていたら要改善
リスティング広告は文字通りGoogle・Yahoo!の検索結果の上部に掲載される広告のことを指します。この広告は【クリック課金制度】を取っており、ユーザーに広告がクリックされた瞬間に課金される仕組みです。クリック単価(CPC)はこの1クリックあたりの金額のことで、単価が高ければ高いほど1名のユーザーをサイトに呼ぶコストが高くなるので、単価の安さはパフォーマンスに大きく影響します。
正直なところ、整骨院のサイトで目指すべきCPCは50円以下です。多くの広告アカウントを見ると100円以上になっていることが多いのですが、これでは費用対効果は合いません。50円以下が実行できるようになると、ある程度サイトが弱かったとしてもパフォーマンスは上がります。ご自身のアカウントの管理画面でCPCを一度確認してみてください。100円を超えていたら、キーワードの選び方かマッチタイプの設定に改善の余地があるサインです。
近くの競合院の名前を事前にすべて除外する
整骨院・接骨院は、皆様の営業エリアの中にも非常にライバルが多い業種です。そのためリスティング広告で「○○(エリア名) 整骨院」に広告を出した場合、地域で院を探しているユーザーだけでなく、その地域の特定の院(ライバル院)に行きたい方まで広告に引っ掛けてしまいます。
この数が少なければあまり問題にならないのですが、院の数が非常に多いため、無駄クリックが大量に発生します。以前私が経験をしたアカウントでは、全体のクリックが100あるとすると、80近くが無駄なクリックでした。そのくらい無駄が発生しやすいのが治療院のリスティング広告で、運用をきちんとしないと結果を出すのは相当難しいです。
対策はシンプルで、事前に考えられるライバル院の名前をリストアップしてキーワードの除外登録を実行すること。そして配信開始後も頻度よく検索語句のレポートをチェックして、細かく除外を続けていくことです。地味な作業ですが、これをやるかやらないかで広告費の使われ方がまったく変わります。
あわせて見直したいのが広告文です。広告文はいわばお店の「のれん」で、クリックする前の印象によって、来院につながるユーザーを呼べるかどうかが変わります。施術の効果をうたうことはできませんが、夜間対応・予約制・駐車場といった書ける事項の中で自院の通いやすさを明確に伝えるだけでも、無駄クリックが減り、見込みの高いユーザーの割合が上がります。
部位別のページと広告グループで改善サイクルを回す
これはホームページ改善の章で紹介する「部位別ページ」が作られていることが大前提になりますが、それができているサイトであれば、「整骨院」を調べている人に広告を出すより、「膝が痛い 整骨院」のように部位や悩みで探している人に向けて、その部位の専用ページへ誘導する方が効果的です。あまり実践されている院は少ないのですが、成果が出ている院ではこれを実践しているケースが多いです。
というのも、「整骨院」という広いキーワードで集めた場合、来たユーザーがどの部位の痛みを抱えているかわからないため、うまくいかなかったときの改善がしづらいのです。事前に部位ごとにキーワードと着地ページを分けて配信していれば、「膝で成果が出ないならそのページだけを改善する」という手が打てます。1つの部位で結果が出たら、それを「腰」「肩」などに横展開していきます。
ただし1点、注意があります。次の章で詳しくお伝えしますが、リスティング広告は法律上の「広告」として扱われるため、広告文に施術の効果や施術方法を書くことはできません。部位別配信はあくまでキーワードと着地ページの設計の話であり、広告文の表現には広告のルールが適用されることを覚えておいてください。
なお、すでにリスティング広告を運用会社に任せている場合、以下に当てはまるなら運用会社自体の切り替えも検討するといいかなと思います。
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レポートを見たことがないがお金を毎月支払っている
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毎月レポートは来るが、運用成果が出ていないように感じる
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クリック単価が100円を超えているのに、運用会社は「うまくいっている」と言っている(自分はそう思っていない)
リスティング広告は出稿して終わりではなく、運用の粘り強さで結果が変わるタイプの広告です。もしリスティング広告で成果が出ていない、あるいはこれから始めたいという院がありましたら、ぜひ私たちに一度ご相談ください。治療院を含む多くの業種で運用実績があります。
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整骨院の広告規制を正しく知る!2025年に新ガイドラインが公表
リスティング広告の話の最後に「広告文には効果や施術方法を書けない」とお伝えしました。この章ではその根拠となる広告のルールを整理します。なぜこの章をわざわざ設けたかというと、2025年2月18日に厚生労働省から「あはき・柔整広告ガイドライン」が公表され、これまで曖昧だった整骨院・接骨院の広告のルールが明文化されたからです。知らずに広告やチラシを出してしまうと、都道府県からの行政指導の対象になる可能性もあります。集客を頑張る前に、何がOKで何がNGなのかの土地勘を持っておきましょう。
広告に書ける内容は法律で限定されている
そもそも柔道整復師法では、整骨院・接骨院が広告できる事項が限定的に定められています。広告してよいのは、柔道整復師である旨や氏名・住所、施術所の名称・電話番号・場所、施術日や施術時間のほか、厚生労働大臣が指定した「ほねつぎ(又は接骨)」「医療保険療養費支給申請ができる旨」「予約に基づく施術の実施」「休日又は夜間における施術の実施」「出張による施術の実施」「駐車設備に関する事項」など。この限定列挙にない内容は、原則として広告に書けないというのが基本ルールです。
特に注意したいのは、施術者の技能・施術方法・経歴に関する広告は一切認められていないこと。「○○流の高い技術」「痛くない施術」といった表現はもちろん、症状や効果効能(「腰痛が治る」「肩こり専門」など)も広告可能事項には含まれていません。また広告可能な事項であっても、虚偽広告や誇大広告、「県内で唯一」のような比較優良広告はNGとされています。
ホームページは原則対象外。ただし「あるべき姿」が示された
「え、うちのホームページには症状別のページがあるけどダメなの?」と不安になった方もいるかもしれません。ここは正確に理解してください。新しいガイドラインでは、自院のホームページやウェブサイトは、原則として広告規制の対象とはならないと整理されています。ホームページは、ユーザーが自ら検索してたどり着く情報提供の場であり、チラシのように向こうから目に飛び込んでくる「広告」とは性質が違う、という考え方です。
ただし同時に、ガイドラインはホームページの「あるべき姿」も示しました。掲載すべき事項として、自費施術の内容や費用、施術のリスク、問い合わせ先など。逆に掲載すべきでない事項として、「絶対に治る」のような証明できない内容、加工した施術前後の写真、「口コミサイトで1位」のような優良性の強調、費用の過度な強調、不安を過度に煽って来院を誘導する表現などが挙げられています。法律上の罰則がないとしても、患者様との信頼を守るうえで、この基準に沿ったサイト作りをしておくのが賢明です。
リスティング広告は「広告」として扱われる
そしてWeb集客で最も重要なのがここです。ホームページが原則対象外である一方、ガイドラインでは検索結果にスポンサーとして表示されるもの、つまりリスティング広告は「広告」に該当すると例示されました。SNS広告やバナー広告も、誘引性などの要件を満たせば同様です。
つまり、リスティング広告の広告文には前述の「広告可能な事項」のルールが適用され、症状への効果や施術方法をうたう表現は使えません。さらに実務では、法律のルールとは別のレイヤーとして、GoogleやYahoo!といった媒体側の広告審査ポリシーも存在しており、こちらでも医療・健康分野の表現は厳しくチェックされます。「じゃあ何も書けないじゃないか」と思われるかもしれませんが、施術日・施術時間・予約制・夜間対応・駐車場・保険の取り扱いなど、書けることは意外とあります。制約の中で、ユーザーが知りたい情報を過不足なく伝えて、詳しい情報はホームページで提供する。この役割分担こそが、規制業種である整骨院・接骨院のWeb集客の設計図です。正直、この線引きは細かい判断が必要な場面も多いので、広告を本格的に運用する際は、治療院業界の広告ルールを理解している運用者と組むことを強くおすすめします。
リピーターと休眠患者の掘り起こしはLINE公式アカウントで

ここまでは新規の患者様を増やす話が中心でしたが、第1章でお伝えした3つの軸の残り2つ、「リピーター」と「休眠」に効くのがLINE公式アカウントです。新規の獲得には広告費がかかりますが、一度来院された患者様との関係維持は、それに比べて小さな手間と費用で済むことがほとんどで、それでいて売上への効果は決して小さくありません。むしろ競合が増え続ける今、一度来てくれた患者様を離さないことが経営の安定に直結します。
整骨院は第1章でお伝えしたとおり、スポーツのケガなど一時的な痛みも、生活習慣による慢性的な痛みも、再発する可能性がある場所です。一時的に痛みが改善したとしても、再び痛みが出たときにもう一度選ばれるかどうか。この再来院の確率を上げるためにLINE公式アカウントをおすすめします。
今この記事を見ている院のオーナーの皆様も経験があると思いますが、人間「時間」が空いてしまうと気持ちが離れてしまうことってありませんか?通っている時ならお店に電話することに何の苦もなかったのに、半年や1年空くと途端になんだか緊張してしまい、連絡がしづらくなってしまう。以前ちょっと事情があって予約をキャンセルしたけど、再予約をすっかり忘れて時間が経ってしまった。こうした1つ1つが再来院を妨げているのです。これはまさに休眠患者が生まれる瞬間でもあります。
しかし一度患者様とLINEの友だちになり、普段から役に立つ情報発信(例えば自宅でできるストレッチなど)ができていると、この「気持ちの離れ」を防ぐことができます。普段からLINEが届いていることで、一方的ではあるもののコミュニケーションが取れており、親しみが保たれるため、結果として再来院のハードルが大きく下がります。しばらく来院のない患者様に向けて、季節の変わり目に「ぎっくり腰が増える時期です」といった配信を届ければ、休眠患者の掘り起こしにもそのまま使えます。
ポイントは「ブロックされないか」「有益な情報を普段から届けられるか」の2点です。売り込みばかりの配信はすぐにブロックされます。そして予約自体をLINEで気軽に取れるようにしておくと、再来院の確率はより一層上がります。
ホームページ改善で「来院につながる」サイトにする

MEO・リスティング広告・LINEと来て、最後の仕上げがホームページの改善です。順番を最後にしたのには理由があります。検索エンジン対策(SEO)もリスティング広告もできることは「ホームページにアクセスを呼ぶこと」までで、患者様が実際に来院するかどうかは、ホームページの内容や出来栄えに大きく左右されるからです。つまりホームページが弱いままだと、せっかくの広告費が穴の空いたバケツに水を注ぐような状態になります。もしリスティング広告を活用していてうまくいっていない場合は、ホームページの改善にも本腰を入れると来院数が大きく変わります。
サイト改善で見るべきは、大きく「院の魅力がきちんと伝わっているか」と「予約・問い合わせまでスムーズに進めるか」の2つの掛け算です。どちらかがゼロなら成果もゼロになります。整骨院のホームページで特に効果の大きい改善箇所は次の5つです。
痛みの部位ごとにページを用意する
整骨院のサイトに来ているユーザーの多くは、何かしらの「痛み」を抱えています。この痛みごとにページを用意し、ユーザーに寄り添って解決策を明示します。例えば「オフィスワークでの首の痛み」と書かれていれば、同じ境遇の方は「私のことだ」と思うでしょう。これがユーザーに寄り添うということです。
NGなのは、施術メニューの中に「首の痛み・腰の痛み・膝の痛み」と箇条書きで書かれているだけの状態。ユーザーは真剣にホームページを見て自分に合った院を探しているため、部位ごとの専用ページは来院の決め手になります。この部位別ページが、リスティング広告の章でお伝えした部位別配信の受け皿にもなります。ホームページは広告と違って表現の制約が緩く、症状の解説や施術の流れを丁寧に伝えられる場所なので、ここでしっかり情報を出し切ってください。
夜間対応をしているなら強めに明示する
整骨院は通う場所ですから、場所と営業時間は非常に重要です。いくら良いと感じてもらっても、仕事の都合でどうやっても通えないのであれば来院につながりません。特に18時以降に営業しているかどうかは、仕事帰りに通いたい方にとって決め手のひとつになります。もし20時過ぎまで営業されているなら、それは非常に大きな強みなので、サイトのヘッダーやGoogleマップにもきちんと表記するようにします。
クレジットカード・キャッシュレス対応を表記する
現金をあまり持ち歩かないという方は年々増えています。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応しているなら、その表記があることでこうした方々に良い印象を与えられます。対応することが正義ではありませんが、対応しているのにサイトに書いていないのは単純にもったいないので、確実に載せましょう。
予約・問い合わせはとにかく簡単にできるようにする
整骨院のサイトの多くが「電話」と「メールフォーム」での予約や問い合わせになっているかと思います。夜間にサイトを見ているユーザーが取れる手段はフォームだけになるわけですが、このフォームの出来が悪くて離脱しているユーザーが多くいることをご存知ですか?
例えば、問い合わせの段階で「住所の入力欄」は不要ですよね。最近では自分のメールアドレスをすぐに思い出せない方も多くいます。こうしたフォームの項目を思い切って削り、患者様にとっての予約・問い合わせのしやすさを追求することが成果に大きく影響します。前の章でお伝えしたLINEで予約や問い合わせを受けられるようにするのも効果的です。
院長やスタッフの顔をきちんとサイトに出す
これは多くの方がすでに実行されていますが、理由まで押さえてください。患者様からすれば「自分の体を触られる」わけですから、誰が触るのかが気になるのは当然です。院長だけでなくスタッフの笑顔の写真は、とても良い印象を与えます。そしてこの写真の出来栄えは問い合わせ率に大きく影響しますので、プロのカメラマンを積極的に活用するといいと思います。
もちろん上記以外にも改善できる箇所は多数ありますが、まずはこの5つから着手してください。
SNSやポータルサイトとの付き合い方を間違えない

ここまで読んで「あれ、InstagramなどのSNSはやらなくていいの?」と思われた方もいるでしょう。競合の記事では「SNSをやりましょう」とよく書かれていますからね。この章では、SNSとポータルサイト(エキテンなどの店舗掲載サイト)との付き合い方を、私たちの判断軸ではっきりお伝えします。結論から言うと、優先度はこれまでの章で挙げた施策より下です。
理由はシンプルで、InstagramやX、YouTubeといったSNSは「更新し続けないと効果が出ない」メディアだからです。本業の施術で忙しい院が、片手間で週に何本も投稿を続けるのは現実的ではありませんし、実際、意気込んで開設したものの半年で止まっているアカウントを本当によく見かけます。その点、Googleマップは頻繁な更新がほぼ不要で効果が続くので、先にマップ、余力があればSNSという順番が中小規模の院にとっての正解です。
もちろんSNSに意味がないわけではありません。院の雰囲気やスタッフの人柄を伝える場としては優秀で、特にInstagramは検索のように使われる場面も増えています。更新を続けられる体制がある院だけが、施術ビフォーアフターではなく「院の空気感」を伝える場として運用する。この位置づけであれば集客の追い風になります。
ポータルサイトについては、掲載すれば一定の露出は得られますが、上位の掲載枠には費用がかかることが多いうえ、同じページ内で競合院と比較される場所でもあります。またガイドラインでは、掲載料を支払った院をあたかも口コミで選ばれたかのように見せる紹介サイトやランキングは、広告として扱われ問題になり得ることも示されています。頼りすぎず、あくまでGoogleマップと自社ホームページを主軸に置いて、補助的に使うのが私たちのおすすめです。
まとめ:自院でやるべきこと、プロに任せるべきこと
今回の記事では、Web集客を本気で強化していきたい整骨院・接骨院の経営者様向けに、規制が厳しくなっている業界の前提から、MEO(Googleマップ)・リスティング広告・広告規制・LINE公式アカウント・ホームページ改善・SNSの位置づけまで、実践的な内容をお伝えしました。
最後に、限られた予算と時間をどう配分するかの判断軸を整理します。
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自院で今日からできること:Googleビジネスプロフィールの情報充実と口コミ返信、LINE公式アカウントの開設と配信、営業時間・キャッシュレス対応などのサイト表記の見直し
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プロと組むことを検討すべきこと:リスティング広告の運用(除外設定・広告文の規制対応・部位別配信の設計)、部位別ページを含むホームページの本格的な改善
特にリスティング広告は、広告ガイドラインへの対応と運用の細かさの両方が求められるため、自己流で回すと「広告費だけ消えていく」状態になりがちです。この記事でお伝えした内容も、実際に整骨院・接骨院のお客様にご提案させていただいている方法の一部です。「自院の場合はどこから手をつけるべきか」を知りたい方は、弊社が行っている【無料WEBコンサルティング】で現状を診断させていただけますので、この機会にぜひご利用ください。
ご相談枠には限りがあるため、埋まってしまった際はご容赦ください。それでは、ご覧いただきありがとうございました。

この記事に「共感できた」と感じた方は
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