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あなたのホームページは大丈夫?Flashを使ったサイトに警報

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ホームページには様々な表現方法があります。

カッコいいデザインを制作したり、関連性のある記事やページを作成して集客したり、
ランディングページを作って広告を出したり……
中には、動画や「Flash」コンテンツを使ってホームページを魅せているところもあります。
 
そのFlashコンテンツが、今や危機的状況にあることをご存知でしょうか?

そもそも「Flash」って?

Flashとは、簡単に言えば「ホームページに動きを付ける」ことのできるメディアです。
音楽や動画、アニメーションなど幅広く利用され、それまで動きの無かったインターネット世界を華やかに飾り、一時代を築き上げました。
今や「Flash」を知らない人はほとんどいないでしょう。
  
最近は「HTML5」など新しい技術の台頭により、だんだんとその姿を消していますが、
今でもFlashが使われたサイトは存在します。
HTML5への移行が進んでいるものの、半年ほど前までは「Youtube」や「Facebook」にも

Flashコンテンツが利用されていました。

 

深刻化する「セキュリティの脆弱性」

様々なメディアで活躍しているFlashコンテンツ。
再生には、「Flash player」というプラグインが必要ですが、
実は近年、このFlash playerの脆弱性が次々発見され、問題になってきています。
 
脆弱性とは、プログラム上の欠陥のことを指します。
「壁に穴が開いている状態」と言えばわかりやすいでしょうか。
 
その脆弱性を突かれ機密情報が漏えいしたり、
ウイルスに感染した!データが壊された!というケースも報告されています。
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以前には、Flashを見ただけで感染し、PC内のファイルを書き換えてしまう
「vvvウイルス」なんていうものが猛威を振るい、話題になりました。
また、Flashの脆弱性を突かれウイルス攻撃を受けた、という事例も……。
 
これらの情報に対し、Flash提供元であるAdobeは、日夜バージョンのアップデートを発表していますが、
度々発見される脆弱性、そしてそれを悪用するハッカーとの鼬ごっこ状態が続いているのが現状です。
 
既に昨年にはFirefoxがFlashのサポートを中止したり、
Facebook関係者もFlashの無効化を推奨するような発言をしています。
 
こうした状況もあってか、「Flash排除」の動きは日々確実に進んでいることがわかります。 

 

Google Chrome も Flash を無効化

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そんな中、インターネットブラウザのひとつ「Google Chrome」の開発チームから、こんな発表がありました。
「2016年後半から、ChromeでのFlashコンテンツの再生を無効化していく」
なんと、Flashコンテンツがデフォルトで自動再生されなくなるのです。
フルフラッシュサイトで構成されたWebサイトなどはメッセージが表示され、
ユーザーの操作によって再生をする必要が出る模様。
 
この設定は、ユーザーの操作で変更することが可能とされていますが、
いずれにしても、ユーザーに「クリックさせる」「設定を変更する」という
手間を取らせてしまう形となってしまいますね。
  
例外として、「Youtube」「Amazon」などFlash playerが使われている主要な10サイトには
1年間のサポート猶予をつけるとのことですが、それも不要となった場合は除外されるそう。
既にYoutubeは、HTML5化への移行を進めています。 
  

Flashを使っているサイトには、ホームページを作り変えるなどの対策が求められるでしょう。
 
また、こちらはリスティングのお話になりますが、
Google Adwordsが「2017年にはFlashディスプレイ広告を廃止する」という発表をしており、
Flash広告のアップロードもできなくなります。
Flash広告をお使いの方は、来年までに広告を画像またはHTML5に切り替える必要があります。 

スマートフォンには映らないFlash

Flashの抱えるもう一つの問題点として、これが挙げられます。
 
検索順位の決定要素として「モバイルフレンドリー」が追加されました。
つまり、「スマホ対応」されたホームページが上位に表示される可能性が高いわけです。
 
この「スマホ対応」という表記が適用される条件の一つに、
「携帯端末では一般的ではないソフトウェア(Flashなど)を使用していないこと」があります。
 
そう、なんとフラッシュは未だにモバイルに対応していません!
 
これは信頼性やセキュリティの問題上から、iOSの開発元であるAppleがフラッシュをサポートしていないためです。
そのため、スマホではFlashが表示されず、その部分の情報が提供されないわけです。
何から何まで、完全フラッシュで作られたサイトなんかを閲覧した日には、
画面が真っ白になってしまいます。
スマホサイトを持っているのであれば問題はありませんが、
ホームページ上でFlashを使っているサイトは、対策が必要ですね。
 
もちろん、モバイルユーザーの獲得を視野に入れていないのであれば、
今は必要ではないかもしれません。
ですが、モバイルユーザーは現在も増え続けており、
今後スマホサイトの需要もさらに高まることは必然と言えます。
 

まとめ

解決策としては、単純ですが、Flashを使用しないサイトを作るか、
スマートフォン用に 別のページを作る必要があるでしょう。
 
もちろん、Flashを利用することにもメリットはあり、まだ完全に全面廃止されるわけでもありませんが、
近い将来、Flashそのものが利用できなくなる可能性もあるのです。
 
今後の動きをみて、早めの行動をとっておくのが吉でしょう。
 
現在もFlashを使っているホームページをお持ちであれば、
これを機にリニューアルすることを視野に入れてもいいかもしれません。
 
弊社では、ホームページのリニューアルも承っています。
リニューアルを検討される方は、ぜひお問い合わせください!

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