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Meta広告クリエイティブの作り方。バナーと広告文の改善事例を徹底解説

Meta広告クリエイティブの作り方。バナーと広告文の改善事例を徹底解説

「広告の画像を変えたいけれど、次に何を作ればよいか分からない」「制作を頼んでも、似たようなバナーばかりになる」。Meta広告やインスタ広告のクリエイティブで、こうした悩みはありませんか。

 

素材を増やすといっても、写真を替えるのか、伝える魅力を変えるのか、動画にするのかで、作業は違います。見た目の好みや枚数だけで決めていると、結果が出ても次の制作に活かしにくくなります。

この記事では、Meta広告クリエイティブの作り方を、私たちのバナー・広告文の改善事例とともに解説します。うまくいかなかったパターンも交え、手元の素材から何を変えて試すか、制作担当とどう話し合うかまでお伝えします。

【この記事で分かること】

・顧客の言葉から、画像や広告文で伝える内容を決める方法

・不動産バナーの写真差し替えと、メインテキストの成功・不成功例

・画像・動画・カルーセルの作り方と、サイズ・表示の確認事項

・配信結果を次の制作案や修正依頼へつなげる考え方

目 次 非表示

この記事を書いているスリーカウントについて

私たちスリーカウント株式会社は、WEBマーケティングを専門に、これまで全国で700社以上の集客・採用支援に携わってきました。Meta(Instagram・Facebook)の正規パートナーとして、広告の配信とクリエイティブの改善を支援しています。

たとえば、不動産会社様には、Canvaの操作やデザインの考え方からバナー制作を支援しました。担当者様が作成したものにプロの視点で助言し、一緒に仕上げた取り組みです。お客様からも、少しずつ自分で作れるようになったという声をいただいています。

 

本記事では、こうした制作支援と広告運用の経験をもとに、次のクリエイティブをどう形にするかをお伝えします。まずは、作る前に決めておきたい「誰に何を伝えるか」から始めましょう。

Meta広告クリエイティブは、誰に何を伝えるかから作る

Meta広告のクリエイティブとは、広告に使う画像・動画・文章のことです。「次はどんなバナーを作ろう」と考えるとき、色やレイアウトから決めていないでしょうか。先に考えたいのは、見た人に何を魅力と感じてほしいかです。

 

同じクリックでも、「何だろう」と押した人と、「この商品をもっと知りたい」と思って押した人では、その後の受け止め方が違います。飲食店でも、おいしそうだと感じて入るときと、よく分からないまま入るときでは、注文する気持ちが変わりますよね。広告にも、その入口で商品の魅力を伝える役割があると私たちは考えています。クリック率だけでは見えない部分です。

顧客の言葉と他社の広告から、表現のヒントを集める

作る側が「これを売りたい」と思っていることと、お客様が「これが欲しい」と感じる理由は、必ずしも同じではありません。会社の強みを並べる前に、接客記録や問い合わせの内容、お客様が寄せた感想を確認してみてください。

 

私たちは、実際の接客やお客様との日常会話を、広告の言葉を考える材料として重視しています。接客の録音を聴き直すと、集計されたデータだけでは見えにくい迷いや決め手を、その言い回しまで確認できるからです。正直なところ、「30代の女性向け」という属性だけで使う色やコピーを決めるのは、もったいないと思います。

 

最初は、次の3点を書き出すだけでも制作を進めやすくなります。

整理すること 確認する材料
誰が、どんなことを求めているか 接客の録音、問い合わせの質問、Googleマップの口コミやInstagramのコメント
商品やサービスのどこが応えられるか 商品の特徴、使い方、実際に評価された点
それを何で見せられるか 商品写真、使用する場面の動画、掲載できるお客様の感想

 

 

実際に持っている写真や、掲載できる情報まで並べると、「誰に、何を、どう見せるか」が具体的になります。

 

参考になる広告が手元にない場合は、実際に配信されている他社の広告からヒントを探す方法もあります。別の業種も含め、何を最初に見せ、どう興味を引いているかを見て、自社の商品ならどう表現できるかを考えます。画像や文言をコピーするのではなく、伝え方の工夫を参考にしてください。掲載されているだけで、成果が出ている広告と決めつけることもできません。

1つの広告で伝える内容を絞り、別の案も用意する

広告を見てもらえる時間は短いので、ひとつの画像に商品の特徴も価格も実績も会社紹介も入れると、肝心の魅力が埋もれてしまいます。意図はシンプルに、明確に。これは、私たちがクリエイティブを考えるうえで大切にしていることです。

たとえば、住宅の広告で一番伝えたいのが「室内の開放感」なら、部屋全体が分かる写真を大きく使い、その魅力を短いコピーで補います。そこへ来場特典や会社の実績まで同じ大きさで載せると、主役の写真が埋もれてしまいます。まずは、画像を見た人に「何が魅力なのか」がひと目で伝わるように、見せる内容を絞りましょう。

 

見学会の日程や来場特典を打ち出したいなら、それを主役にした広告を別に作ります。「家の魅力を知ってもらう広告」と「見学会への申込みを促す広告」を分ければ、1枚ごとに伝えたいことがはっきりします。リンク先も、その広告で紹介した家や見学会の情報へスムーズに進めるようにしましょう。

▶ 広告の種類やインスタ広告との関係から確認したい方は、こちらをご覧ください。Meta広告とは?インスタ広告との違いと費用・始め方を徹底解説

不動産のバナー改善事例。当たった広告を写真違いへ展開する

伝えたい相手と魅力を決め、内容を絞って作っても、どの案に反応が集まるかは配信前には分かりません。実際、私たちが期待した案と、成果が出た案が違ったこともあります。ここからは、自己紹介で触れた会社様とは別の不動産会社様の取り組みから、好成績だった素材をどう次の制作に活かしたかをご紹介します。

制作者の予想と、実際に成果が出たバナーは違った

この事例では、それまで主に4パターンの静止画バナーを使い、地域名を変えた展開も行っていました。すでに改善を重ねて下げてきたCPAを、さらに半分にするという目標に向けて、クリエイティブを増やすことになりました。CPAは、コンバージョン(CV)1件を獲得するために使った広告費です。

 

もとの広告のなかで、特に成績がよかったのは新聞風のバナーでした。紙面のような見た目のなかに住宅写真を置き、無料の登録で非公開物件を見られることを、縦書きの大きな見出しで伝える広告です。一方、制作者が「これが一番当たりそう」と期待していた別の案は、思うような結果になりませんでした。

非公開物件の登録を案内する新聞風の不動産バナー

 

だからといって、「不動産なら新聞風にすればよい」という話ではありません。制作側の好みや予想だけで、配信する案を決め切らないことが、この事例からお伝えしたい点です。実際の結果を見れば、次に試す価値がある素材が分かります。

写真差し替えに、動画・カルーセル・新案を組み合わせた

改善にあたっては、まず広告主様にクリエイティブを増やす意図をご理解いただき、制作の予算を確保しました。そのうえで、静止画だけだったところへ動画とカルーセル(複数の画像や動画を切り替えて見せる広告形式)を加え、好成績だった新聞風バナーも展開しています。

 

新聞風バナーでは、レイアウトをすべて作り直すのではなく、紙面のなかの住宅写真を別の写真へ差し替えました。もとの案を活かしながら、試せるパターンを増やした取り組みです。

同じ新聞風レイアウトで住宅の写真を差し替えた10種類のバナー

さらに、写真違いだけでなく、新しい静止画の案も制作しました。つまり、今回行ったのは、次の3つです。

 

  • 好成績だった静止画の写真を差し替える。

  • 動画・カルーセルへ見せ方を広げる。

  • それまでと違う静止画の案も試す。

 

 

素材を増やすと聞くと、「毎回まったく新しいデザインを考えなければ!」と感じるかもしれません。しかし、すでに反応が出ている案を活かす方法もあります。何を引き継ぎ、何を変えるのかを分けると、制作する内容を具体的に決められます。

CPA7,125円から3,993円へ改善

この取り組みの前後を比較した配信結果は、次のとおりです。

比較対象 広告費 CV件数 CPA
変更前 106,873円 15件 7,125円
変更後 187,654円 47件 3,993円

 

※私たちの支援事例の10月の集計。CPAは広告費÷CV件数を円単位で丸めた値です。CVは広告で計測された行動の件数です。

 

写真違いのバナーを展開し、動画・カルーセル・新しい静止画も加えた結果、検証期間のCPAは7,125円から3,993円へ改善しました。その後、半減の目標も達成しています。

 

新しく作った静止画からも、特に成績のよい案が出ています。成果が出ないものや配信されないものも多くありましたが、私たちは、さまざまな候補を用意し、反応のよい素材へ配信が寄っていったことが改善につながったと捉えています。

この事例でお伝えしたいのは、当たった広告を活かしながら、新しい表現も試すことです。すべてをゼロから作り直す必要はなく、成果の出ている案を起点に、試せるクリエイティブを増やしていけます。

メインテキストの改善事例。同じ商品でも呼びかけ方で結果が違う

や動画をすぐに増やせなくても、広告文の書き出しは見直せます。ここでは、同じ商品の広告で冒頭の呼びかけを変え、結果を比較した例をご紹介します。

冒頭で誰に関係する広告かを伝える

見直したのは、画像のなかの文字ではなく、広告に添える「メインテキスト」の1行目です。今回紹介するのは泥汚れ用の洗剤の広告です。画像はユニフォームの泥汚れに使う商品だと分かる作りで、メインテキストの冒頭に「野球少年ママ必見」と入れたパターンを配信しました。

メインテキスト冒頭(拡大)
広告のメインテキスト冒頭「野球少年ママ必見」の拡大

広告画像とメインテキスト

野球少年ママ必見と呼びかける洗剤の広告

 

狙いは、対象を細かく絞らないブロード配信のまま、誰に向けた広告かをAIの学習材料としても伝えることでした。私たちは実際に配信し、パターンごとの結果を比較しました。

 

既存の広告と、新たに用意した2パターンの比較は次のとおりです。

広告文のパターン 広告費 CV件数 CPA
既存パターン 15,684円 5件 3,137円
「野球少年ママ必見」 28,150円 14件 2,011円
「泥汚れの洗濯にお困りの方必見」 8,994円 1件 8,994円

 

※私たちの支援事例。1月1日〜4月16日の同一期間における広告パターン別の集計です。CVは広告で計測された行動の件数です。

この集計では、「野球少年ママ必見」のパターンが、既存より低いCPAでCVを獲得しました。表のCPAの差は1件あたり1,126円です。画像で商品の用途や使う場面を伝えたうえで、冒頭の文章でも、その商品が関係する相手を具体的に示した例です。

 

自社の広告でも、冒頭の一文で「誰に向けた商品か」が伝わっているかを見直してみてください。

「泥汚れ」への呼びかけは好成績につながらなかった

一方、同じ商品の「泥汚れの洗濯にお困りの方必見」というパターンでは、今回の集計で好成績を得られませんでした。野球少年のお母さんが泥汚れの洗濯に困っていることを想定すれば、同じ相手に向けた呼びかけとも考えられます。それでも、この比較では結果が違いました。

 

私たちは、「野球少年のママ」という属性はWeb上の行動から推定しやすく、泥汚れの洗濯に困っているかまでは分かりにくかったのではないかと考えています。

 

大切なのは、考えたコピーが正しいかを頭のなかだけで決めず、違う呼びかけも試すことです。画像ですでに何を伝えているのかも確かめながら、メインテキストで誰に何を補足するかを考えます。

 

「〜の方必見」という呼びかけを、どんな悩みにもそのまま当てはめないことも大切です。たとえば、広告を見る本人や家族の健康状態を断定・暗示する表現は、Metaの広告規定で認められていません。対象を示す言葉を選ぶときは、該当する規定にも照らしましょう。

(出典:Meta「プライバシーの侵害および個人の特性」)

手元の素材から、画像・動画・カルーセルを作り分ける

事例を自社へ取り入れるとき、次に悩むのは「具体的にどう作るか」だと思います。インスタ広告のクリエイティブも、手元の写真やCanvaなどの編集ツールから取りかかれます。ここでは画像(静止画)・動画・カルーセルで、何をどう見せるかを説明します。新しい撮影や大きな制作費が必要かを決める前に、いま持っている写真や動画で何が伝えられるかを確認しましょう。

▶ 広告を配信する費用と制作費への配分は、こちらで解説しています。インスタ広告の費用はいくら?予算配分と運用代行の料金を徹底解説

静止画は、キャッチコピー・写真・構成に分けて考える

バナーを「なんとなくよい・悪い」で判断していると、修正の指示も曖昧になります。キャッチコピー、写真、構成に分けると、何を直すべきかを具体的に考えられます。

 

  • キャッチコピー:何の商品でどんな魅力があるか。購入を促すなら、何がいくらで買えるかまで伝わるか。

  • 写真:コピーで伝えている内容が、実物や使用する場面から分かるか。なじみのある商品の見た目や店舗の外観なども活かせるか。

  • 構成:先に見てほしいものが、大きさや位置、色の差によって目に入るか。

 

たとえば、商品の使い方を伝えたいのに、雰囲気だけの写真を大きく置いても、何ができる商品かは伝わりません。商品そのものや、実際に使っている場面が分かる写真を選び、見せたい部分を主役にします。

 

薄い・淡い配色でまとめるより、伝えたい内容をはっきり目立たせる。特に購入を促す広告では、私たちはそう考えています。ただし、派手な色を増やせばよいという意味ではありません。文字と背景の色が近くて読みにくくないか、飾りに目が向いて商品が分からなくなっていないかを確かめてください。

 

情報を追加する前に、なくても伝わるものを外すことも大切です。Metaでは画像内のテキスト量の制限は撤廃されていますが、文字をたくさん載せられることと、内容が伝わることは別です。

(出典:Meta「画像広告のベストプラクティス」)

動画は、短い素材で伝わる見せ方を試す

動画を作るときは、まず冒頭の3秒で一度止めてみてください。その時点で、何の商品やサービスなのか、何に興味を持ってほしいのかが分かるでしょうか。冒頭3秒で決まる。私たちは、それくらい動画の入り方を重視しています。

 

会社のロゴやイメージ映像が長く続き、肝心の商品がなかなか出てこないなら、見せる順番から変えてみます。商品を使う場面や特徴を先に見せ、そのあとで詳しい説明を加える方が、何の広告かを理解してもらいやすくなります。

 

映像を作る技術と、SNS広告の見せ方に詳しいことは同じではありません。外注する場合も、完成度の高い1本だけでなく、短い動画を複数試す進め方を相談してみてください。大がかりに撮影し直す以外にも、手元の静止画の一部に動きを付ける方法があります。Metaも、もとの写真を使って要素を動かした動画を作り、効果を試す方法を紹介しています。どこを動かすかは「動けば目立つ」だけで決めず、伝えたい商品や特徴に合わせて考えましょう。

 

字幕は音を消しても要点が分かるようにし、音声を使う場合は内容を補えるものにします。音源は、広告への利用が認められているかを先に確かめておきます。

(出典:Meta「コンバージョンテストに使用するクリエイティブのベストプラクティス」、Meta広告ガイド「Instagramリール動画」)

カルーセルは、各カードで伝えることを分ける

複数の写真があるなら、1枚のバナーに小さく詰め込む以外の方法もあります。カルーセルなら、商品やサービスを複数の角度から紹介できます。

 

住宅の素材なら、外観、室内、設備など、各カードで何を見せるかを分けると考えやすいでしょう。写真を並べるだけでなく、その写真から何を伝えたいかまで決めることが大切です。

一方、自分が1枚目に置いたカードが、必ず最初に表示されるとは限りません。Instagramフィードのカルーセルでは、最初に表示するクリエイティブが自動で選ばれる場合があるため、それぞれのカードだけを見ても商品や内容が分かるようにします。

(出典:Meta広告ガイド「Instagramフィードのカルーセル」)

サイズ・文字数・表示を、配信する場所に合わせて確認する

伝える内容が決まったら、掲載する場所に合わせて素材を仕上げます。同じデザインを縮めたり引き伸ばしたりするだけでは、文字が読みにくくなったり、写真の大事な部分が切れたりするので、実際の表示まで確かめましょう。

フィード、ストーリーズ、リールに合うサイズを用意する

主な配置と形式について、Meta広告ガイドの推奨値をまとめました。推奨値であって唯一の必須サイズではないため、使う形式と配置を組み合わせてご覧ください。

配置・広告形式 推奨アスペクト比 推奨解像度
Facebookフィード・画像 4:5 1,440×1,800ピクセル
Instagramフィード・画像 4:5 1,440×1,800ピクセル
Instagramストーリーズ・画像 9:16 1,440×2,560ピクセル
Instagramリール・動画 9:16 1,440×2,560ピクセル
Facebookフィード・カルーセル 1:1 1,080×1,080ピクセル以上
Instagramフィード・カルーセル 画像のみ:4:5/動画を含む:1:1 1,080×1,080ピクセル以上

 

※表はMeta広告ガイドの「認知度アップ」向けの案内に基づく推奨値です(2026年9月17日確認)。画像と動画、通常の画像広告とカルーセルでは条件が異なります。Instagramカルーセルの4:5対応は公式ヘルプ間で案内に差があるため、実際の入稿画面でも対応比率を確かめてください。

 

画像のファイル形式はJPGまたはPNGが推奨されています。書き出す前に、公式ガイドで該当する形式・配置を選び、ファイル容量や動画の長さも照らし合わせましょう。リサイズした素材でも、主役の写真やコピーが伝わるように、大きさと位置を調整します。同じデザインのサイズ違いは、試す案としては1つと数えます。

(出典:Meta広告ガイド「Facebookフィード画像」、「Instagramフィード画像」、「Instagramストーリーズ画像」、「Instagramリール動画」、「Facebookフィードのカルーセル」、「Instagramフィードのカルーセル」、Meta「広告に使用できる画像形式」)

文字・ロゴ・自動加工の見え方をプレビューする

広告の画面には、アカウント名やボタンなども表示されます。それらに隠れたり切れたりせず、重要な文字やロゴを見せられる範囲が「セーフゾーン」です。縦長の素材では画面の端へ重要な情報を寄せすぎず、配置ごとのプレビューで見ておきましょう。

 

メインテキストは、Instagramフィードの画像広告では125文字以内が推奨されています。ただし、Metaによると配置やデバイスによってさらに省略される場合もあるため、文字数だけで全文が表示されるとは判断できません。

そのため、商品や対象者に関わる大事な内容は冒頭へ置き、細かな説明より先に伝えます。最後は広告プレビューで、写真の切れ方、文字の読みやすさ、画面上のボタンとの重なり、文章の省略を確かめます。「Advantage+ クリエイティブ」のエンハンスなど、画像やテキストを自動調整する機能を使うときも、意図した見え方になっているかが大切です。一部は初期設定でオンになっているため、自分で有効にした機能だけでなく、現在の適用状況も見ておきましょう。

 

私たちは、音楽や画像・動画への自動加工は基本的にオフから始め、配信量や成果が十分でない場合に、影響を確認しやすい機能から試す考え方をとっています。自動加工によって商品の見せ方が変わるためです。

(出典:Meta「FacebookとInstagramの広告のテキストオーバーレイとセーフゾーンについて」、Meta「広告内テキストのクリエイティブのベストプラクティス」)

配信結果から、次に作るクリエイティブを決める

配信後は、どの広告のCPAがよかったかを確認し、その広告の何を次の制作に活かすかまで決めます。好成績だったレイアウトで写真違いを作るのか、メインテキストの呼びかけを変えるのか。結果を見ながら、次に試す変更を具体的にしていきましょう。

▶ 素材以外の原因や、配信結果を比較するときの確認事項は、こちらで解説しています。インスタ広告は効果ない?原因の見つけ方と改善策を事例付きで徹底解説

好成績の案を展開するか、新しい切り口を試すか決める

すでに成果の出ている案があるなら、不動産事例のように写真違いを作る方法もあります。一方、伝えたい魅力そのものを変えるなら、もとの案の修正に混ぜず、別の案として用意した方が、何を試しているかを共有しやすくなります。

 

好成績の案も、使い続けるうちに反応が落ちることがあります。同じ広告を繰り返し見た人が反応しにくくなる「広告疲れ」も、その一因です。慌てて作り始めるのではなく、写真違いや別の切り口を候補として用意しておきます。

(出典:Meta「広告疲れに関するMeta広告マネージャでの推奨事項について」)

修正箇所だけでなく、使う素材と判断の理由を渡す

素材を作る担当者へ「もっと目立たせて」「もう少しよい感じに」と伝えるだけでは、何を変えるかの判断を相手へ預けることになります。直したい対象と、その理由まで一緒に伝えると、修正したあとに何を確かめるかも共有できます。

依頼時に渡すもの 担当者と共有する内容
現在の広告と、その配信結果 どの広告を見直すのか。好成績の案を展開するのか、新しい案を試すのか
次の案に使える写真・動画・商品情報 手元にある素材と、撮影や原稿作成が必要なもの
変更したい部分と、その理由 何を差し替え、何を引き継ぎたいのか
完成後に確かめたいこと 相手にまず気づいてほしい魅力と、広告を見たあとにしてほしい行動

 

たとえば写真の差し替えなら、候補の写真まで渡すと、制作担当は使う素材を探すところから始めずに済みます。コピーを変える場合も、押し出したい商品の特徴や根拠となる情報があれば、表現を一緒に検討できます。

 

制作した枚数だけを報告して終わるのではなく、試した内容と、その結果から次に作るものまで話し合う。ここまでを制作担当と運用担当でつなげたいところです。

まとめ。問い合わせや購入につながるクリエイティブを目指そう

Meta広告クリエイティブは、画像や動画を完成させて終わりではありません。顧客が求めることを言葉や写真にし、配信結果を次の案へ活かしながら、問い合わせや購入につながる伝え方を探していきましょう。

 

まずは手元の広告から、キャッチコピー・写真・構成・メインテキストのどこを変えてみるか、ひとつ具体的に考えてみてください。自社で作る場合も外注する場合も、現在の素材と配信結果、伝えたい魅力を一緒に共有すると、依頼する内容が明確になります。

 

「素材を増やしたいが、何を作るべきか決まらない」「社内や代理店との打ち合わせで、次に作る案まで決められない」という場合は、スリーカウントの30分無料コンサルティングをご利用ください。いま使っている広告やお困りのことを伺い、制作と運用のどこから見直すかを一緒に考えます。

広告の制作と運用に関する支援内容はMeta広告運用サービスでご紹介しています。

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Webマーケティングのお役立ち資料

この記事はわたしが書きました

スリーカウント株式会社 代表取締役鈴木悠資

2007年、静岡大学在学中に大学のメンバーとスリーカウント株式会社を創業。2011年にインターネット広告運用を本格化して以来、約15年にわたりWebマーケティングを活用した「集客」と「求人」の課題解決に取り組む。
現在は浜松・静岡・東京の3拠点・20期目のWebマーケティング会社の代表を務める。

専門は、インターネット広告・SEO・SNS・サイト改善などを“バラバラの施策”で終わらせず、お客様と見込み客の間の「コミュニケーション」を設計するコミュニケーションマーケティング。自社の支援だけでなく、静岡県内の広告代理店やWebマーケティング会社に向けた技術教育も継続して行っている。

広告領域では Google Premier Partner(2024年・2025年認定)、LINEヤフー Sales Partner、Meta(Instagram・Facebook)正規パートナー、採用領域では Indeed 認定ブロンズパートナー、求人ボックス ダブルスターパートナーの認定を受け、運用データに基づく戦略設計とWebサイト改善を強みとする。

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