Indeedは多くの企業が利用する人気の求人サイトですが、利用方法によっては求人情報を掲載できない場合があります。これは単なる技術的なエラーではなく、利用規約や掲載基準に則っていないことが原因です。
この記事では、Indeedで求人情報が掲載できない主な原因と、その対処法について解説します。
また、以前は掲載されていた求人情報が突然非掲載になるケースについては、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
【この記事で分かること】
・indeedで無料掲載する際の基本
・indeedで無料掲載できない原因
・indeedが無料掲載できない場合に見るべきポイント
Indeedで無料求人掲載できない主な原因例と対処法
Indeedで求人情報が掲載できない場合は、利用規約や掲載基準に違反している可能性が考えられます。これらの問題は大きく3つに分類できます。
・求人の内容自体に問題がある
・求人の書き方・作り方に問題がある
・求人の内容以外に問題がある
それぞれのケースについて、事例と共に対処法を見ていきましょう。
求人の内容自体に問題があるケース
Indeedでは、求人情報の掲載に関して厳格なガイドラインを設けています。これは求職者の利益を守り、質の高い求人情報を提供するためです。
法律違反や社会通念上問題がある内容など、常識的に考えて不適切な求人は掲載できません。具体的には、以下のようなケースが該当します。
・掲載内容に虚偽の内容が含まれている
・他社の求職情報を転載、コピーしている
・応募費用が発生する
・給与が最低賃金を満たしていない
・違法性がある内容が含まれている
・不快感を与える内容が含まれる
上記のうちいずれかに該当する場合は、求人情報の内容を見直し、適切な内容に修正する必要があります。詳細については、Indeed公式サイトの「求人向けガイドライン」を参照してください。
求人の書き方・作り方に問題があるケース
Indeedでは、求人情報の書き方や作り方についても細かなルールが設けられています。ルールに沿って書かないと掲載できない可能性が高くなるため、どのような書き方がルール違反になりやすいのか、事前に確認しておきましょう。
複数の職種を1つの求人ページにまとめて記載している
Indeedでは、原則1つの求人において、職種と勤務地を1つずつ掲載するルールが設けられています。これは、求職者が勤務地や職種を軸に検索することを考慮し、検索結果の内容が適切になるよう配慮されているためです。
複数の職種での募集や1つの職種で勤務地が2つ以上ある場合は、求人ページを分けて作成しましょう。
雇用形態ごとに求人ページを分けている
1つの職種と1つの勤務地に対して、「正社員」「パート」など複数の雇用形態がある場合は、雇用形態ごとに求人ページを分けてはいけません。
職種や勤務地を1つずつ求人ページに分ける必要があるため、雇用形態も同じように1つずつ分ける必要があると誤解しているケースが多くあります。
しかし、同一職種に対して雇用形態の違いだけで別の求人ページにしてしまうと、同じ求人情報を再投稿していると見なされる可能性があります。このような誤解を避けるためにも、1つの職種・勤務地で複数の雇用形態がある場合は、すべての雇用形態を同一のページ内に記載しましょう。
勤務地情報の詳細が記載されていない
求職者に正確な情報を提供するために、勤務地の住所は詳細な記載が求められます。そのため、大まかな記載や広域の勤務地登録しか記載していないケースや、隣接する市区町村まで含めて記載しているケースは、掲載できない場合があります。
例えば、「東京都新宿区」といった大まかな記載ではなく、番地まで記載することが望ましいです。市区町村名や最寄り駅名といった情報から勤務地周辺は特定できますが、正確な勤務地が特定できないため、詳細な住所を記載しましょう。
複数の勤務地がある場合は、求人ページを分けてそれぞれの住所の詳細を記載してください。これにより、求職者は正確な勤務地情報を得ることができ、求人のミスマッチを防ぐことにつながります。
原稿内で必要以上にキーワードを使用している
求人情報の露出を高めるためには、必要なキーワードを選定し取り入れることが大切です。
しかし必要以上にキーワードを入れると、検索結果の信頼性が低くなってしまいます。これはIndeedの方針に反しているため、場合によっては掲載できなくなるリスクが高くなります。
また、実際に検索する求職者側からしても期待する情報が得にくくなり、採用企業の信頼性を損なうことにもつながりかねません。求人情報を記入する際は、適切なキーワードを選び、自然に取り入れるように意識しましょう。
年齢・性別・国籍などを制限する表現になっている
年齢、性別、国籍などによる制限は、男女雇用機会均等法、雇用対策法、職業安定法などの法律に触れる可能性があります。そのため、こうした表現を含んだ求人情報は掲載できません。
例えば、「35歳未満の方、お待ちしています」といった表現はNGです。同様の意図を伝えたい場合は、「20代を中心に活躍中」といったように表記を工夫することで掲載可能になります。
また、求人情報を作成する際は、どのような求職者にアピールしたいかを定め、その人が応募したくなるような表現を考えましょう。求める人材像や職場の雰囲気を具体的に伝えることで、年齢や性別に関する表現を含まなくても、適切な人材を引き付けることができます。
求人情報に関係ない写真を掲載している
Indeedの求人情報は、テキストだけではなく、写真の掲載も可能です。しかし、写真を掲載する際は、原則として求人情報に関連した内容でなければなりません。例えば、企業に関係するものであっても、製品やサービスの宣伝になるような見せ方は掲載不可です。
写真は実際に働いている従業員の様子やオフィスの雰囲気など、テキストでは表現しづらい内容を視覚的に伝えられます。このような写真は、採用後の働き方のイメージにもつながるため、求人目的として効果的です。
ただし、個人情報保護の観点から、写真に写っている人物の同意を得ることも忘れずに行いましょう。
求人内容以外の設定等に問題があるケース
求人内容の内容に問題がなくても、設定面の不備や長期間更新されていない場合は同様に掲載できません。具体的にどのようなケースなのか見ていきましょう。
90日間掲載情報を更新していない
Indeedでは登録している求人情報が90日間更新されていない場合、自動的に「休止中」のステータスになり、掲載が停止してしまいます。
休止中のステータスになった求人は、有料掲載に切り替えることは可能ですが、そのまま無料で掲載し続けることができません。求人情報を無料で掲載し続ける場合は、新たに求人ページを作り直す必要があります。
また、定期的に求人情報を確認し、内容の更新を行うことで休止中のステータスを回避できます。こまめな更新は、求人情報の鮮度を保つだけでなく、企業の採用に対する積極性も伝えられるため、求人情報は定期的に見直しましょう。
Indeedのアカウント設定が完了していない
Indeedのアカウントは、メールアドレスの認証を行わないと設定が完了しません。そのため、設定が完了していないことに気づかず、求人情報が掲載できていないケースも起こり得ます。
また、Indeedの審査は長いときで数日かかることもあり、その間は審査中のステータスとなり、同様に求人情報が掲載できません。
アカウント設定に関して不明な点がある場合は、Indeedの採用企業ヘルプセンターでトピックを検索するか、直接問い合わせることをおすすめします。
求人情報の審査中
Indeedでは、アカウントの審査とは別に、個々の求人情報にも審査があります。この審査には数日かかる場合があり、たとえ内容に問題がなくても審査を通過するまでは求人情報が掲載されません。
とくに、求人内容が複雑な場合や、特殊な職種の場合、大量の求人を一度に投稿した場合などは、審査中の状態が長く続く可能性があります。数日経過しても掲載されない場合は、Indeedのサポートに問い合わせてみてください。
Indeedで求人情報が無料掲載されない場合のまとめ
Indeedで求人情報が無料掲載されない原因には、求人内容そのものや、求人の書き方、設定などに問題がある可能性があります。
求人情報を作成する際は、Indeedのガイドラインをよく確認し、正確な情報を入力することが重要です。多くの場合、原因となっている問題に適切に対処することで、無料掲載が可能になります。
無料掲載で成果を上げるコツについては、以下の記事で詳しく解説しているため、気になる人はこちらも参考にしてみてください。
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