リスティング広告の運用代行についてのノウハウやテクニックを公開します!

【保存版】Indeed運用方法のコツと改善策。応募を増やす仕組みをプロが徹底解説

Indeedに求人を出しているのに、思ったほど応募が集まらない。半年前までは来ていたのに、最近パタッと止まった。表示回数だけは多いのにクリックされない。こうした違和感を抱えながら運用を続けている採用担当の方は、少なくないのではないでしょうか。

 

実のところ、Indeedの表示の仕組みはここ数年で大きく変わっていて、以前の感覚のまま運用していると成果がじわじわ落ちていきます。3指標の動かし方、キャンペーンの分け方、PDCAの回し方など、運用者に求められる打ち手が少しずつ違ってきているためです。中途採用市場は「必要な人数を確保できなかった企業」の割合が過去最高に達しており(出典:株式会社リクルート「中途採用実態調査結果(2023年度実績、正規社員)」)、AIに選ばれない求人は表示すらされないという前提で動かないと、このあと差はさらに開いていきます。

 

本記事ではIndeedの運用方法について、全体像と、応募数・獲得単価・面接化の3本柱、PDCAの回し方、自社運用と代行の判断基準までを一本にまとめています。原稿・料金・掲載トラブルは各テーマの専用記事に切り分けているため、本記事では運用者の打ち手に集中して読み進められます。読み終えたときに「次はここを動かそう」という一手が決まっている状態を目指す内容です。

【この記事で分かること】

・Indeedの仕組みと「AI配信時代」の前提(求職者ファースト/運用で押さえる3つの軸)

・Indeed運用の全体フローと、掲載〜改善〜トラブル対処まで5ステップの見取り図

・応募数/獲得単価/面接化の3本柱で効かせる運用者側の打ち手

・Indeedアナリティクスで見るべき3つの数字とPDCAの回し方

・自社運用と運用代行の判断基準・代行費用の考え方

目 次 非表示

この記事を書いているスリーカウントについて

改めて、私たちスリーカウント株式会社について少しだけお話しさせてください。
私たちは、WEBマーケティングを専門とし、これまで全国で700社以上の集客・採用支援に携わってきました。

 

採用支援ではIndeedのブロンズパートナー、求人ボックスのDouble Star認定、スタンバイの公式代理店として、求人原稿の作成から媒体運用までを一気通貫でサポートしています。Indeed運用代行は2015年から手掛けており、浜松・静岡を拠点に全国の中小企業様の採用課題と日々向き合っています。

 

例えば空調設備の東海サーモエンジニアリング様では、応募ゼロの状態から月10件の応募が入る状態までお手伝いしました。

本記事では、そうした現場での経験をもとに「Indeed運用の全体像を押さえて、自社の数字を動かす一手を見つける」という視点でお伝えしていきます。まずは、運用の前提となる媒体の仕組みから見ていきましょう。

Indeed運用とは?仕組みと「AI配信時代」の前提

Indeedの運用を語る前に、そもそも「Indeedはどういう仕組みで動いている媒体なのか」を押さえておかないと、このあとのコツが空回りしてしまいます。というのも、Indeedはここ数年で表示の仕組みが大きく変わっていて、以前の感覚のまま運用しているとなかなか応募が増えない状態になっているためです。

ここでは、掲載方法の基本/媒体の時代からAI配信の時代への変化/運用の成果がどこで決まるのかの3点を、順番に見ていきます。この前提を共有してから各コツに入ると、「なぜそれが効くのか」が判断できる状態で読み進められます。

Indeedの基本と掲載方法の違い

Indeedは「求人情報の検索エンジン」と呼ばれる媒体で、GoogleやYahoo!と同じように求職者がキーワードで仕事を探します。月間訪問数は日本国内だけで数千万規模に達しており、採用活動を考えるうえで避けて通れないメディアと言っていい状況です。

 

掲載には大きく分けて無料掲載と有料掲載(スポンサー求人)の2種類があり、さらに無料掲載には「直接投稿」と「自社サイトのクローリング」の2パターンが存在します。どちらを選ぶかで、掲載開始までの手間・修正のしやすさ・掲載審査の通りやすさがそれぞれ変わってくるのですが、この章で詳しく扱うと本記事の運用論から話が逸れてしまいます。掲載の入口そのものについては次章の運用フローで整理し、そこから該当記事へ案内していきます。まずはIndeedという媒体がどういう性質を持っているのかを、もう少し押さえていきましょう。

媒体の時代から「AI配信の時代」へ

少し前までの求人広告は、「出せば求職者が自分で見に来てくれる」という前提で成り立っていました。ところが今のIndeedや求人ボックスには、求職者ごとに「この人にはこの求人が合いそう」と判断するAIアルゴリズムが搭載されていて、AIに選ばれなければ求職者の画面に表示すらされない状態に変わっています。

 

Indeedが公表しているアルゴリズム要素を踏まえ、運用で効かせるべき要点を整理すると、以下の3つの軸で捉えると動かしやすくなります。

  • 検索一致度:求職者が検索した言葉と求人内容が合っているか

  • クリック率:表示された求人がクリックされているか

  • 応募率:クリック後に実際に応募に至っているか

 

この3つの軸が弱いと、AIに「この求人は求職者に届ける価値が低い」と判断され、表示回数は徐々に減っていきます。逆にこの3つを上げていける運用ができれば、有料にしなくても表示は安定し、同じ予算でも応募数が伸びていく方向に進みます。運用の打ち手は、この3軸のどこを動かす施策なのかで捉えると整理しやすくなります。

 

なお、この3指標を実際の求人原稿にどう落とし込むかは、内容がかなり深いため原稿側の専用記事に委ねています(次章の運用フローで送客先をまとめています)。本記事では運用者側の打ち手に集中します。

運用の成果は『広告×原稿×サイト×SNS』で決まる

もうひとつ、運用に入る前に共有しておきたい視点があります。それは、Indeed広告の成果は、広告管理画面の中だけでは決まらないということです。

 

Indeedが果たしている役割はあくまで「求職者を自社の求人情報まで連れてくる」という部分で、そこから先の「応募する/しない」を決めているのは、求職者が目にする求人原稿や自社採用サイト、そしてGoogleマップの口コミやSNSでの印象です。どれだけ広告配信でアクセスを増やしても、遷移先の情報が弱ければ応募には繋がりません。

 

実際、弊社が運用改善のご相談をいただくときも、Indeed上の操作だけで解決するケースはほぼありません。原稿の切り口・採用サイトの情報量・口コミの内容がそろって初めて、「応募が安定して入る状態」が作れます。本記事は運用(広告側)の打ち手を中心に解説しますが、運用だけで応募が伸びない時には、併せて原稿と遷移先も見直すという視点を持っておいてください。

Indeed運用の全体フロー。掲載から改善までの5ステップ

ここからは、Indeedの運用を実際にどういう順番で進めていくのかを5ステップで整理します。このあとの章(コツ・PDCA・代行判断)は、このフローのどこに効く話なのかを意識しながら読むと、自社の運用に当てはめやすくなります。なお、各ステップで詳しく深掘りしたくなったときの参照先も、併せて置いておきます。

STEP1:掲載の入口を決める(無料か有料か・投稿方法)

最初に決めるのは、どの形でIndeedに載せるかです。無料掲載で様子を見るのか、最初からスポンサー求人(有料掲載)でスピード感を出すのか。そして無料でいくなら直接投稿かクローリングか、という分岐が入ってきます。

 

目安としては、まずは採用の緊急度と予算で考えてみてください。半年〜1年かけて採用できれば良い/まず反応を見たいという段階なら無料掲載スタート、3ヶ月以内に確実に採用したい/表示回数から意図的に積みに行きたいなら有料掲載スタートが現実的です。具体的な判断材料は以下の記事にまとめています。

 

▶ 無料掲載の手順・条件はこちらです。 Indeedで求人を無料掲載する方法は?条件や注意点を紹介

 

▶ 有料掲載の料金と予算の考え方はこちらです。 Indeedの掲載料はいくらかかる?求人掲載料金の仕組みを解説

STEP2:求人原稿を作成する

次にやることは、求人原稿の作成です。Indeedの運用で一番成果を左右するのが、実はこの原稿部分です。いくら広告側の設定を調整しても、原稿が求職者に刺さらなければ、クリックも応募も生まれません。

 

原稿を書くときのポイントは、前章で触れたAI評価3指標(検索一致度/クリック率/応募率)を、それぞれ原稿内で成立させることです。具体的にはキーワードの掘り下げ方・職種名の付け方・条件ごとの分割・情報の鮮度維持など、押さえるべき要素が7つほどあります。内容が一記事分あるので、ここでは詳細を別記事にまとめています。

 

▶ 応募を増やす求人原稿の書き方7選はこちらです。 【2026年版】Indeed無料掲載のコツ7選。応募を増やす原稿の書き方をプロが解説

STEP3:公開後は3指標をモニタリングする

原稿を公開したら、運用フェーズに入ります。ここから先がまさに本記事の中心になる部分です。

 

公開後に見るべきなのは、Indeedアナリティクスで確認できる表示回数・クリック率・応募開始率の3つの数字です。1週間〜2週間単位で動きを見ていき、「どこでユーザーがこぼれているか」を特定していきます。具体的な見方はこのあとのPDCA章で詳しく扱います。

STEP4:数字をもとに改善する

モニタリングでボトルネックが見えたら、そこに効く打ち手を実行します。表示回数が伸びないならキーワードや求人分割、クリック率が低いなら職種名や給与の見せ方、応募率が低いなら原稿本文や応募動線、という具合です。

 

この打ち手を「①応募数を増やす/②獲得単価を抑える/③応募を面接・採用につなげる」の3本柱に整理したのが、次の章から続く運用のコツです。自社のどこが詰まっているかに合わせて、必要な章を拾い読みしてみてください。

STEP5:掲載トラブル時の対処

運用を進めていると、「突然求人が表示されなくなる」「そもそも一度も公開されない」といったトラブルに遭遇することがあります。Indeedは独自のガイドラインで審査を行っていて、内容によっては非掲載の対象になるためです。

 

原因が「初めて載せたが審査に通らない」のか「一度は載ったのに途中で消えた」のかで、チェックするポイントが変わります。該当する状況があれば、以下の記事で原因と対処をまとめています。

 

▶ 一度も公開されなかった場合の原因と対処はこちらです。 Indeedに無料求人掲載できないのはなぜ?よくある原因を確認しよう

 

▶ 公開後に非掲載になってしまった場合の原因と対処はこちらです。 Indeedで求人が非掲載になる理由は?よくあるケースと解除方法も紹介

Indeed運用のコツ①応募数を増やす

ここからは、実際の運用で押さえておきたいコツを、3本柱に分けて解説していきます。最初は「応募数を増やす」ための打ち手です。

 

応募数は表示回数 × クリック率 × 応募率という掛け算で決まります。つまり、どれか一つだけを頑張っても、他が低ければ応募数は伸びません。逆に、今自社のどの段階でこぼれているかが分かれば、そこだけを動かすことで応募数は大きく変わります。この章では表示回数/クリック率/応募率の3層それぞれに効く打ち手を、運用者側の視点で整理していきます。

表示回数を増やす(AIに見つけてもらう)

表示回数は、AIに「この求人は求職者に届ける価値がある」と判断してもらうことで増えていきます。ここで効く打ち手は、主に以下の3つです。

 

まず第一に、求人を「地域 × 職種」で分けることです。よくあるのが、複数の拠点や複数の職種を1つの求人原稿にまとめて掲載しているケースですが、これはIndeedのAIから見ると「何の求人か判断しづらい原稿」になってしまいます。例えば「東京と大阪のオフィスで事務と営業を同時募集」としていたら、「東京・事務」「東京・営業」「大阪・事務」「大阪・営業」の4本に分けるイメージです。分けることで一つひとつのキーワード一致度が上がり、該当する検索に確実にヒットするようになります。

 

第二に、情報を最新に保つことです。Indeedは古い情報を嫌う媒体で、更新が止まった求人は徐々に表示が減っていきます。目安として30日に一度は原稿を見直して、小さな修正でも良いので更新の手を入れてみてください。

 

第三に、掲載予算を増やすという選択肢です。有料掲載(スポンサー求人)を使うと、無料掲載よりも優先的に表示されるため、同じ原稿でも表示回数を底上げできます。ただし予算の決め方を誤ると費用が跳ね上がるので、業界別のクリック単価の相場を見てから判断するのが安全です(相場感は次章以降の獲得単価の話でも触れます)。

 

なお、キーワードの掘り下げ方や、求人原稿に盛り込むべき具体表現については原稿側の話になるため、本記事では扱いません。表示回数が伸びない根本原因が原稿側にあるケースは多いので、運用フロー章のリンクから原稿記事を併読してみてください。

クリック率を上げる(一覧で選ばれる)

表示回数が出るようになったら、次は一覧画面で自社の求人がクリックされるかが勝負になります。Indeedの検索結果には同業他社が並んでいるので、そのなかで求職者が「この求人を見てみよう」と指を止めるかどうかです。

 

一覧画面で目に入るのは、職種名・給与・勤務地・会社名の4項目が中心です。ここで効くのが、誰が見ても仕事内容がイメージできる職種名にする、給与は実数で明示する、勤務地は駅名まで入れるといった基本の徹底になります。詳しい書き方は原稿側の話なので、本記事では運用者側の打ち手に絞ります。

 

運用側で動かせる打ち手としては、有料掲載の活用があります。スポンサー求人にするとおすすめの求人など目に付きやすい位置に表示されやすくなるため、同じクリック率でもクリック数の絶対量が増えます。「原稿は十分磨いたのに伸びない」時の次の一手として検討してみてください。

応募率を上げる(詳細画面から応募に進む)

クリックしてもらっても、詳細画面で「なんか違うな」と感じられれば応募には進みません。応募率は3指標のなかでもっとも原稿の力が問われる部分ですが、ここでは運用側から見た打ち手に絞って整理します。

 

運用側で改善できるのは、応募ボタンまでの動線です。Indeedでは「Indeed上で直接応募」する形と「自社サイトに遷移して応募する」形のどちらかを選べます。自社サイトへの遷移フォームが入力項目だらけで離脱される、自社サイト側の応募ページにたどり着きにくい、といった運用側の詰まりが、応募率の低下要因になっているケースはかなり多く見かけます。

 

改善の最初の一手は、Indeed応募を使う方に切り替えてみることです。Indeed応募はワンクリックで応募が完結するため、自社サイト経由より応募率が上がる傾向があります。その上で、採用サイトに遷移させる運用をしたい場合は、入力項目を最小限にするなどの見直しを進めてみてください。

Indeed運用のコツ②応募の獲得単価を抑える

応募数が増えてくると、次に気になってくるのが1件あたりの応募にいくらかかっているか、いわゆる獲得単価です。Indeedはクリック課金制のため、応募数が伸びても単価が上がり続けていては予算が持ちません。単価を抑えるコツは、広告運用の考え方と近いところがあるので、一つずつ見ていきましょう。

キャンペーンを「地域 × 職種」で細分化する

単価を抑えるうえで、最初にやってほしいのがキャンペーンの細分化です。Indeedの管理画面では、1つのキャンペーンに複数の求人をまとめて入れることもできるのですが、これをやってしまうと単価の高い求人と低い求人が同じ予算を奪い合う状態になります。結果として、成果の悪い求人に予算を吸われてしまい、全体の獲得単価が上がっていきます。

 

基本は「東京の事務」「大阪の営業」「名古屋の製造」といった形で、地域 × 職種で細かく分けることです。こうすることで、予算が成果の良いキャンペーンに集中し、単価をコントロールしやすくなります。弊社が運用改善のご相談を受けたお客様でも、まずこのキャンペーン分割だけで獲得単価が大きく下がるケースは珍しくありません。

見るべき指標は「応募開始数」と「応募開始率」

以前のIndeedはクリック単価を手動で調整できる機能があったのですが、2023年に完全自動入札へ切り替わっています。AIが自動で単価を調整する仕組みになったため、運用者ができることは「AIに何を学習させるか」を整えることに変わりました。

 

自動入札の時代で見るべき数字が、応募開始数と応募開始率です。応募開始数はその名の通り、応募ボタンが押された回数。応募開始率は、クリックに対して応募が始まった割合を示します。この2つが増えていくと、AIは「この求人は求職者を最終行動に導ける良い求人だ」と判断して、自動的にクリック単価を下げてくれます。逆にクリックは取れているのに応募に繋がっていないと、AIは「クリック数のわりに成果が出ない求人」と見なして単価が下がりません。

 

運用で数字を見るときも、クリック率やクリック単価だけでなく、必ず応募開始系の指標をセットで確認してみてください。

月初は掲載を控える

Indeedは月初にクリック単価が上がる傾向があります。これは、多くの企業が月次予算を新しくしたタイミングで一斉に予算を投下するためで、結果として入札が激しくなり、単価が上昇します。

 

獲得単価を抑えたい時は、月初の1週間は掲載を控えめにし、中旬〜下旬に寄せるのも一つの手です。もちろん採用の緊急度によっては月初から全力で回す必要がありますが、じっくり採用したい場合はこのリズムで回すと、同じ応募数でも月の予算を2〜3割抑えられることがあります。

クリック単価の業界相場を把握する

獲得単価を適切にコントロールするには、そもそも自社の業界でクリック単価がいくらくらいが相場なのかを知っておく必要があります。相場を知らないままに高い単価で入札していると、運用改善の伸びしろが見えなくなってしまうためです。

 

業界別・職種別のクリック単価の相場、そして予算を決めるときの考え方については、料金の記事で詳しくまとめています。「今の単価は高いのか?適正なのか?」を判断するときに参考にしてみてください。

 

▶ 業界別クリック単価の相場と予算組みの考え方はこちらです。 Indeedの掲載料はいくらかかる?求人掲載料金の仕組みを解説

Indeed運用のコツ③応募を面接・採用につなげる

応募が集まり始めても、面接に来ない内定を出しても辞退されるという壁にぶつかる企業様は多く、「採用できるかどうか」はここで決まります。ここでは応募後の運用で気をつけたいポイントと、実際の改善事例を紹介します。

迅速な連絡・丁寧なコミュニケーションをとる

応募者から連絡があったら、24時間以内に返信することを目標にしてください。求職者は複数の企業に並行して応募していることが多く、返信が遅れるとその間に他社の面接が先に決まってしまいます。理想は当日中、遅くとも翌営業日の午前中までに一次返信を入れる運用が安定します。

 

返信時の日程調整も、応募率と同じく小さな工夫で変わります。「ご都合の良い日時を教えてください」と相手に投げるより、こちら側から3〜5パターンの候補日時を提示するほうが、応募者の心理的なハードルが下がります。面接までのステップを短くできるかどうかが、面接率を左右する現実的な差になります。

オンライン面接を選択肢に入れる

対面での面接にこだわってしまうと、「今の仕事の昼休み中に面接できない」「遠方で行けない」という理由で一次面接を辞退されるケースが出てきます。そこで取り入れたいのがオンライン面接です。

 

実際、2024年の中途採用の面接全体で「WEB面接が50%以上」の企業は48.1%に達しており、2025年は「WEB面接を増やす/WEB面接のみにする」と回答した企業が前年比2.6ポイント増で30.7%まで伸びています(出典:マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」)。採用市場全体でオンライン面接が当たり前の選択肢になっているので、一次面接までのハードルを下げる手段として用意しておくのがおすすめです。対面とオンラインを応募者に選んでもらう形にすると、面接の成立率がぐっと上がります。

求職者理解が応募と採用を動かす(改善事例)

応募〜採用まで一気通貫で数字が動かないときは、求人の切り口そのものが求職者の実態と合っていないという根本の部分にメスを入れる必要があります。ここで一つ、弊社支援先の事例を紹介します。

 

ある物流会社様では、大型トラックドライバーの募集をかけていたのですが、3ヶ月で応募1件という状態が続いていました。媒体を変えてもダメ、原稿の表現を磨いてもダメ。ところが詳しく仕事内容をヒアリングしてみると、募集していたドライバーが日常一番乗っているのは5〜7tの中型トラックで、大型の業務は一部だけという事実が分かりました。

 

つまり、求職者が「大型ドライバー募集」で検索して求人を見ても、体の負担や荷物量を大型基準で想像してしまい、「自分には無理そう」と離脱していたわけです。このお客様では求人原稿と職種名を「5〜7t中型中心」の表現に切り替えたところ、応募が継続的に入るようになり、その後8名の採用に繋がりました。

 

このように、応募〜採用の数字が動かない時の根本的な打ち手は、自社の仕事を求職者の目線で捉え直して原稿に反映することになります。

Indeed運用のPDCA。アナリティクスで見るべき数字と打ち手

ここまで見てきた運用のコツを、継続的に成果につなげていくのがPDCAのフェーズです。Indeed対策は出して終わりではなく、数字を見て、ボトルネックを特定し、打ち手を変え、また数字を見る。この繰り返しで安定した応募数が作られていきます。この章では、Indeedアナリティクスで何を見るか、その数字から何をすべきかの変換、そして運用の土台となるKPIの立て方までをまとめます。

Indeedアナリティクスで見るべき3つの数字

Indeedアナリティクスには多くの指標が並びますが、まずは以下の3つを押さえれば大丈夫です。

 

  • 表示回数:AIが自社の求人を求職者の検索結果にどれだけ見せたか

  • クリック率:表示された求人のうち何%がクリックされたか

  • 応募開始率:クリックしたユーザーのうち何%が応募ボタンを押したか

 

この3つは、先ほどからお伝えしているAI評価3指標(検索一致度/クリック率/応募率)とそのまま対応しています。週次〜2週次で推移を見て、どこに変化があるかを追いかけていきます。

数字からボトルネックを特定する

3つの数字を見るときは、「絶対値の良し悪し」ではなくどこで求職者がこぼれているかを特定するのがポイントです。下にボトルネック別の打ち手の対応表を置いておきます。

 

症状 原因の切り分け 打ち手の方向性
表示回数が伸びない AIに見つけてもらえていない 求人の地域×職種分割/更新頻度/キーワード追加/予算増
表示はあるがクリック率が低い 一覧で選ばれていない 職種名の具体化/給与の明示/有料での露出強化
クリックはあるが応募開始率が低い 詳細画面で離脱されている 原稿の書き込み/応募動線の短縮/Indeed応募への切替
応募はあるが面接・採用まで進まない 応募後の運用または原稿の切り口 返信スピード/オンライン面接/仕事理解を反映した原稿刷新

自社の数字をこの表に当てはめてみると、次に動かすべきポイントが明確になります。全部を同時に触ろうとせず、一番詰まっている箇所から順番に改善するのが現実的です。

KPIの立て方:採用人数から逆算する

運用の数字を見る前に、そもそも月に何人採用したいのかから逆算して、必要な応募数・クリック数・表示回数を設定しておくと、数字の良し悪しが判断できるようになります。

 

考え方の順序は以下の通りです。

  • 1. 採用したい人数(KGI)を決める

  • 2. 過去の採用率から、必要な応募数を出す(例:採用率20%なら、1人採用するのに5応募)

  • 3. 過去の応募開始率から、必要なクリック数を出す(例:応募率5%なら、5応募に100クリック)

  • 4. 過去のクリック率から、必要な表示回数を出す(例:クリック率2%なら、100クリックに5,000表示)

  • 5. 予算と照らし合わせて実行可能か確認する

例えば「月2名採用したい/採用率20%/応募率5%/クリック率2%」なら、月に1万表示・200クリック・10応募が必要、という逆算ができます。ここから現状との差分を見ることで、どこに力を入れるべきかが見えてきます。

AIの出力は鵜呑みにしない

最後に、運用の現場でよくある落とし穴を一つ。最近はChatGPTなどの生成AIで求人原稿を作るケースが増えていますが、AIの出力はそのまま使うと効果が出ないどころか逆効果になることがあります。

 

AIはそれっぽい文章を出力しますが、自社固有の強みや、実際の職場のリアルな雰囲気までは知りません。ハルシネーション(事実と違う内容の生成)が混ざることもありますし、ターゲット設定が実態と噛み合っていない時もあります。AIに書かせた原稿は必ず現場を知っている人間の目で確認・修正する工程を挟んでください。土台を素早く作るためにAIを使い、最後の仕上げは人がやる、という役割分担が現実的な使い方です。

Indeed運用は自社でやる?代行に頼む?

ここまで読んでいただくと「運用は分かったけれど、自社のリソースで回しきれるだろうか」という疑問が湧いてくると思います。実際、Indeed運用は自社でやるべきか、代行に頼むべきかの判断は多くの企業様が悩むところです。この章では、判断の軸・代行に頼む場合の費用・代行会社の選び方までをまとめます。

自社運用に必要な4つの要素

自社でIndeedを運用するには、時間・知識・技術・継続の4つが必要です。

 

  • 時間:求人原稿作成から毎週のデータ分析まで。月あたり少なくとも20〜30時間は見ておきたい

  • 知識:Indeedの仕組み・AI評価3指標・競合の動向を理解していること

  • 技術:求人原稿を書ける文章力/データから改善案を出せる分析力

  • 継続:片手間ではなく、ある程度専任的に動けるリソースがあること

 

特に兼任で運用しているケースでよくあるのが、忙しい時期に更新が止まり、AI評価が下がって表示回数が急落するというパターンです。一度評価が下がった求人を戻すには、数週間〜数ヶ月の時間がかかります。この「止められない」ことが、自社運用の意外と大きなハードルになります。

自社運用と代行の判断基準

自社でやるか代行に頼むかは、以下の軸で判断してみてください。

 

判断軸 自社運用が向くケース 代行が向くケース
採用の緊急度 半年〜1年かけても良い 3ヶ月以内に確実に結果を出したい
社内リソース 専任で動ける担当者がいる 兼任で時間を取りにくい
Webマーケの知識 広告運用の経験あり ゼロから学ぶ時間は取れない
求人原稿の経験 応募が集まる原稿を書けた実績あり 原稿の書き方から一緒に考えてほしい
予算規模 月5万円未満の小規模運用 月10万円以上の運用/複数職種同時運用

 

右側(代行が向く)のチェックが多い場合は、無理に自社で頑張るより代行を選んだ方が、結果的に採用単価は下がることが多いです。

代行に頼む場合の費用目安

Indeed運用代行の費用は、大きく分けて3つの型があります。

 

  • 月額固定型:広告費とは別に、運用費として月額いくらかを支払う形式

  • 広告費連動型:広告費の一定割合を手数料として支払う形式

  • 成果報酬型:応募1件あたり・採用1件あたりで課金される形式

 

どの型も、広告費とは別に数万円〜数十万円の運用費がかかるイメージを持っておくと、見積もりを見るときに妥当性を判断しやすくなります。安さだけで選ぶと原稿の質や応募の質が落ちて本末転倒になることもあるので、費用の前に「何をやってくれるのか」を確認するのが大切になります。

代行会社選びで確認すべきポイント

代行会社を比較する時は、以下の4点を必ず確認してみてください。

  1. Indeedの公式パートナー認定を持っているか(ブロンズ/シルバー/ゴールド/プラチナ)
  2. 求人原稿を代行会社側で書いてくれるのか、依頼主側で書く必要があるのか
  3. 月次のレポートで「数字の報告」だけでなく「次に打つ改善策」まで提案してくれるか
  4. 自社の業種・職種の運用実績があるか

このうち、意外と見落とされがちなのが2番目の原稿作成です。代行会社のなかには「広告の設定だけやって、原稿は依頼主側でお願いします」という業者も多く、結局社内のリソースが必要になるケースがあります。原稿からお願いしたい場合は、契約前に必ず確認してみてください。

スリーカウントのIndeed運用代行について

私たちスリーカウント株式会社は、Indeedのブロンズパートナー/求人ボックスのDouble Star認定/スタンバイの公式代理店として、求人原稿の作成から媒体運用までを一気通貫でご支援しています。浜松・静岡を拠点に、全国のお客様を対応しています。

 

サービスの詳細や対応できる範囲(求人原稿の作成・キャンペーン設計・PDCAレポートなど)は、以下のサービスページでまとめています。

 

▶ サービス内容・対応範囲・ご契約の流れはこちらでご確認いただけます。 Indeed・求人ボックス広告運用代行

 

「今の運用で合っているのか相談したい」「代行に頼むべきか迷っている」という段階のご相談も歓迎しています。月3社限定で30分の無料コンサルティングを実施しているので、まずはお気軽にご活用ください。

Indeed運用でよくある質問

最後に、Indeed運用を始める直前・始めた後によく受ける質問を5つまとめておきます。自社の状況に近いものがあれば、判断材料にしてみてください。

Q. Indeed運用は何人体制で回すのが現実的?

1人専任が理想ですが、中小企業様では採用担当が他の業務と兼任で回しているケースがほとんどです。兼任でも運用は可能ですが、週に2〜3時間は確実に確保することが最低ラインになります。この時間が取れない場合は、代行を入れた方が長期的には効率が良くなります。

 

Q. 運用開始から効果が出るまでどのくらい?

無料掲載で応募が出始めるまでは1〜2ヶ月、有料掲載なら2〜3週間が目安です。ただしAIに学習が進むまでに時間がかかるため、本当に安定して応募が入る状態になるまでは3ヶ月ほど見ておくと良いです。「1ヶ月やってダメだから即撤退」ではなく、最低3ヶ月は改善サイクルを回す前提で始めてみてください。

 

Q. 広告予算はいくらから始められる?

スポンサー求人は少額の予算からでも始められるため、まずは月数万円レベルで試してみることも可能です。ただし、小さな予算で意味のある応募数を狙うのは現実的に難しく、有料掲載でそれなりの成果を出すなら月10〜30万円あたりが一般的なレンジです。業界や職種によって相場がかなり違うので、予算の決め方は以下の記事を参考にしてみてください。

 

▶ 予算の決め方や業界別相場はこちらです。 Indeedの掲載料はいくらかかる?求人掲載料金の仕組みを解説

 

Q. AIに求人原稿を作らせても大丈夫?

下書きのたたき台としては問題ないが、そのまま使うのは避けた方が安全です。AIが作った原稿は無難ですが、他社との差別化要素や、実際の職場のリアルな雰囲気までは表現できません。AIには「市場調査」「競合分析」「原稿の土台作り」を任せつつ、仕上げは自社の実態を知っている人が手を入れる、という使い分けが現実的です。原稿の書き方のコツは以下の記事でまとめています。

 

▶ 応募が集まる原稿の書き方のコツはこちらです。 【2026年版】Indeed無料掲載のコツ7選。応募を増やす原稿の書き方をプロが解説

 

Q. 手動でクリック単価の調整ができなくなったと聞きました。何を見ればいい?

以前のIndeedは手動でクリック単価を設定できましたが、現在は完全自動入札に切り替わっています。運用者が見るべきなのは、クリック単価そのものではなく応募開始数と応募開始率です。この2指標が伸びていれば、AIは自動的にクリック単価を下げる方向に動いてくれます。クリック単価ばかり気にしていた時代の運用イメージのままだと、動かしどころを誤るので注意してください。

まとめ。Indeed運用を成功させるための要点振り返り

ここまでIndeedの運用方法について、全体像から、応募数・獲得単価・面接化の3本柱、PDCAのサイクル、そして自社 vs 代行の判断基準までを見てきました。最後に要点を振り返ります。

  • IndeedはAI配信の時代に入っており、AIに選ばれない求人は表示すらされない

  • 運用で押さえる3つの軸(検索一致度/クリック率/応募率)を上げていくことが、運用改善の中心になる

  • 応募数は表示回数×クリック率×応募率の掛け算。詰まっている層を特定して打ち手を変える

  • 獲得単価は地域×職種でキャンペーン分割と応募開始数・率を指標にすることが基本

  • 面接・採用までつなげるには、返信スピードとオンライン面接、そして求職者の目線で原稿を見直す

  • PDCAはIndeedアナリティクスの3指標 → ボトルネック特定 → 打ち手の変換で回す

  • 自社か代行かは、採用の緊急度・社内リソース・知識と経験で判断する

Indeed運用は一度仕組みを作れば、中長期で応募が安定して入る状態を作れる施策です。一方で、仕組みを作るまでには原稿・広告・遷移先の全体を見渡す必要があり、自社だけで進めるのが難しく感じる瞬間もあると思います。

 

私たちスリーカウントでは、2015年からIndeed運用代行を手掛けており、現在も浜松・静岡を拠点に全国のお客様をご支援しています。「今の運用が合っているか相談したい」「自社で続けるべきか代行を入れるべきか迷っている」という段階のお話も歓迎していますので、まずは30分の無料コンサルティングからお気軽にご相談ください。Indeed・求人ボックス広告運用代行サービスの詳細もあわせてご覧いただけます。

 

この記事に「共感できた」と感じた方は
私たちと自社の課題について話してみませんか?

この記事はわたしが書きました

スリーカウント株式会社 代表取締役鈴木悠資

2007年に静岡大学3年次に同じ大学のメンバーとスリーカウント株式会社を起業。
2011年より本格的にインターネット広告運用業務をスタートし、現在静岡県のトップ代理店の代表として、
自社のお客様のみならず県内の各種広告代理店様へのセミナーや、チームビルディングを積極的に行う。
インターネット広告運用全般、戦略設計に基づくWEBサイトの改善が得意。

最近よく読まれた記事

「WEBマーケティングを活用して集客の問題を解決したい」
「ホームページの成果をもっと伸ばしたい」
「採用の問題を解決したい」
など、お気軽にお問い合わせください!