
「ホームページは作ったけれど、そこから体験の申し込みが来ない」「制作会社にリニューアルを勧められたけれど、本当にそれで生徒が増えるのか分からない」。学習塾の集客をご相談いただくとき、こうした声を本当によく聞きます。チラシの反応が年々落ちてきて、Webに力を入れなければいけないと感じている。それなのに、何にいくらかけるのが正解なのかが見えない、という状態です。
こうなってしまうのには理由があります。ホームページからの問い合わせを決めている要素は、実のところ2つしかありません。そしてその2つは、必要になる打ち手がまったく違います。ここを分けずに検討を進めてしまうことが、判断を難しくしています。
この記事では、本当に生徒が集まるホームページにするために、学習塾のホームページ制作で何を載せ、どう作り、誰に頼めばいいのかをお伝えしていきます。あわせて、見落とされやすい「公開したあとに手を入れていける作りかどうか」という視点もお伝えします。費用の見方や、制作会社に確認しておくべき質問まで具体的に書いていますので、これから制作やリニューアルを検討される方は、判断の材料にしていただければと思います。
▶ 先に自塾のホームページのどこを直すべきか確認したい方は、チェックリストをご用意しています。 【学習塾向け】ホームページ集客 12の改善チェックリスト
この記事は本気の改善を目指す方向けです
この記事を書いているスリーカウントについて
改めて、私たちスリーカウント株式会社について少しだけお話しさせてください。
私たちは、WEBマーケティングを専門とし、これまで全国で700社以上の集客・採用支援に携わってきました。
学習塾様の支援では、これまで30社・800教室以上に携わり、ホームページの制作だけでなく、公開後のリスティング広告の運用や、毎月の数字を見ながらの改善までを一緒に行っています。LINEヤフー Sales Partnerの認定を受けており、広告の運用と制作の両方を自社で手がけているため、「作ったあとにどうなるか」を前提にしたホームページのご提案ができるのが、私たちの立ち位置です。
ホームページ制作の会社でも、広告の会社でもなく、集客と求人の問題をWEBマーケティングで解決する会社として支援を続けてきました。本記事では、そうした現場での経験をもとに、「どうすれば本当に生徒が集まるホームページになるのか」という視点でお伝えしていきます。まずは、多くの塾がつまずいているポイントから見ていきましょう。
「作ったのに生徒が来ない」学習塾のホームページに共通していること

冒頭で、ホームページからの問い合わせを決めている要素は2つしかない、とお伝えしました。ここではその2つが何なのかを分解しながら、ホームページを新しくしただけでは、生徒は増えないことがある理由をお話しします。
先に結論をお伝えしておくと、生徒が集まるかどうかを分けているのは、ホームページの見た目ではなく作り方です。何を載せるか、どのページに力を入れるか、費用をどこにかけるか。この記事ではその一つひとつをお伝えしていきますが、見落とされやすい分かれ目がひとつだけあります。公開したあとに数字を見ながら手を入れていける作りになっているかという点です。これから見ていくアクセスも転換率も、公開してから動かして、はじめて上がっていくものだからです。
あとでご紹介する私たちの支援事例でアクセスが4倍になった塾も、公開の瞬間に何かが変わったわけではなく、ホームページの改善と広告の運用を毎月続けた先でそこに到達しています。ですからこの記事では、「どんな見た目にするか」ではなく「本当に生徒が集まる作り方になっているか」を軸に、何を載せ、どこに費用をかけ、誰に頼むのかをお伝えしていきます。公開したあとに動かせる作りかどうかは、それを見分けるチェックポイントのひとつとして、要所で触れていきます。「前回リニューアルしたけれど問い合わせは変わらなかった」というご相談は本当に多いのですが、その原因は担当された制作会社の腕にあるとは限りません。多くの場合、解決しようとしていた問題のほうが違っていただけです。ここを先に押さえておくと、このあとの制作の話がまったく違う景色に見えてきます。
塾の集客は「アクセス × 転換率」で決まっている
その2つとは、どれだけの人がホームページに来たか(アクセス)と、来た人のうち何%が問い合わせたか(転換率)です。この2つは足し算ではなく掛け算なので、片方がゼロに近ければ、もう片方をどれだけ磨いても結果はゼロに近いままです。
月に100人しか来ていないホームページで、体験申し込みが月1件だとします。転換率は1%なので、実はサイトの出来としては悪くありません。この塾に必要なのは、作り直しよりも「まず知られること」です。逆に、月に1,000人来ているのに申し込みが月1件なら転換率は0.1%です。この場合は見に来てくれた9割以上の保護者が、何も行動せずに帰っていることになります。
同じ「問い合わせが月1件」でも、やるべきことは正反対になります。ここを取り違えたまま制作会社に相談すると、お金をかけて的外れな打ち手を選ぶことになってしまいます。
ホームページのリニューアルは「転換率」を上げる施策でしかない
ここが一番の落とし穴です。ホームページを作り直すことで改善できるのは、基本的に転換率のほうだけです。デザインを新しくしても、コースの説明を丁寧にしても、それは「来てくれた保護者に選ばれる確率」を上げる行為であって、来てくれる人の数そのものを増やす行為ではありません。
「ホームページを新しくすれば生徒が集まる」と考えている塾長さんは多いのですが、正直な話、アクセスがほとんどない状態でリニューアルをしても、見る人がいないきれいなホームページができるだけです。逆に、広告を出せばアクセスは増えますが、広告でできるのもサイトへ人を連れてくるところまでで、その先で選ばれるかどうかはホームページ側の仕事になります。
つまり、作り直しと集客施策はどちらか一方では完結せず、両方の役割を分けて考える必要があるということです。この前提を持っているかどうかで、制作にかける費用の使い道が変わってきます。
あなたの塾は今、どちらの問題を抱えているか
では自塾がどちらなのかをどう見分けるかですが、専門的な分析までしなくても、おおよその見当はつけられます。判断の目安は次のとおりです。
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アクセスの問題が疑われる:ホームページへの月間訪問数が数十件程度しかない/教室名で検索しないと自塾が出てこない/地域名と「塾」で検索しても数ページ先まで出てこない
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転換率の問題が疑われる:それなりに見られているのに問い合わせが月に数件以下/フォームまで進んだ人が途中でやめている/電話番号は載せているが電話も鳴っていない
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両方の問題を抱えている:ホームページを数年間まったく更新していない/教室が増えたのにページが古いまま
実際の訪問数は、Googleアナリティクスやサーチコンソールといった無料ツールで確認できます。もし今どちらも入っていないのであれば、そのこと自体が最初に手を打つべきポイントです。
なお、アクセス側に問題があると分かった場合、費用をかけずにできる打ち手としてGoogleビジネスプロフィール(Googleマップ)の整備があります。教室名や住所、写真、営業時間を埋めておくだけでも、地域名で探している保護者に見つかる確率は変わります。どのチャネルから手をつけるかの順番については、後ほど関連記事でご案内します。数字が見えない状態では、リニューアルが成功したのかどうかも判断できません。
転換率1%の中身は「10% × 10%」になっている
もう少しだけ数字の話を続けます。ホームページの転換率は、業種にもよりますが1%あたりがひとつの目安になります。100人が見て1人が申し込む状態です。
この1%がどう作られているかというと、実はサイトを見た人のうち10%がフォームにたどり着き、そのフォームに来た人のうち10%が送信を完了するという2段階の掛け算になっています。ここで見落とされがちなのが後半です。せっかくフォームまで来てくれた保護者のうち、送信まで進むのが数%しかいないケースは珍しくありません。
原因の多くは、フォームそのものにあります。入力項目が多い、保護者の氏名だけでなく生徒の生年月日や在籍校まで最初から聞かれる、送信ボタンがどこにあるか分からない。こうした小さな引っかかりで人は離脱していきます。私たちは入力項目が1つ増えるごとに、送信される割合が1割ほど落ちると考えてフォームを作っています。ここは制作費をかけ直さなくても直せることが多く、しかも効果が出るまでの時間が短い部分です。
ホームページ制作を検討する前に、まずこの2つの数字がどうなっているかを掴んでおいてください。それだけで、制作会社との打ち合わせの解像度が変わります。
▶ アクセスを増やす側の打ち手として広告を検討している方は、費用の考え方をこちらでまとめています。 学習塾のリスティング広告。獲得単価3万円を切る運用手順と媒体の使い分け
母親の心理「どの学習塾がいいか分からない」を理解する

転換率を上げるというのは、言い換えれば「見に来た保護者に選んでもらえる確率を上げる」ことです。そのために最初にやるべきなのは、デザインを考えることでも、載せる情報を並べることでもなく、塾を探している保護者が何を考えているかを知ることです。学習塾の申し込みで最終的な決定権を持っているのは、多くの場合お子さんではなく母親です。ここでは、その母親がどんな気持ちでホームページを見に来ているのかを先に押さえておきます。
「うちの子に合った塾」が分からないまま探している
塾を探している母親の多くは、「近所にいくつも塾があるけれど、うちの子に合うのがどれなのか分からない」という状態で検索しています。そしてもうひとつ抱えているのが、「どの塾もいいことばかり書いてあるけれど、本当なの?」という疑いです。
塾選びは、子どもの受験や進路に直結します。習い事を1つ選ぶのとは違い、簡単には決められません。母親は単に成績を上げる場所を探しているのではなく、子どもの性格や学習のスタイルに合っていて、本当に伸びる場所を探しています。
ですからホームページ側でも、「うちはこういう子に向いています」という姿勢を出す必要があります。すべての保護者に好かれようとするより、「この先生、この塾なら任せられる」と一部の保護者に強く思ってもらうほうが、結果として申し込みにつながります。
コンセプトを絞るほど、選ばれる理由が伝わる
「子どもに合った塾」を伝える方法はいくつかありますが、分かりやすいのは対象を明確にすることです。「難関校を目指す中学受験対策」「〇〇高校の受験対策に特化」といった打ち出し方がこれにあたります。
逆に、「全年齢対応」「全科目対応」「学習レベルに合わせます」といった書き方だと、対象が広すぎて、どんな塾なのかが伝わりません。読んだ保護者は「自分の子どものための塾だ」と感じることができず、そのまま次の塾のサイトへ移っていきます。
実際には、どの塾にも得意な学年や、よく通ってくる生徒の傾向があるはずです。中学生の定期テスト対策に強い、地元の公立高校の受験に詳しい、部活と両立している生徒が多い。こうした実態をそのまま言葉にして、どんな生徒に向いている塾なのかをはっきり書くほうが、保護者には刺さります。
講師が見えないホームページは選ばれない
もうひとつ、母親が知りたがっているのに書かれていないことが多いのが、実際に教えるのは誰なのかです。塾の特徴やカリキュラムは載っているのに、塾長や講師の顔と名前がどこにもない、というホームページは今でもよく見かけます。
保護者からすると、大切な子どもを預ける相手が分からないまま申し込むことになります。「どんな先生が教えてくれるんだろう」という不安が残ったままだと、講師の情報がしっかり載っている他の塾に流れてしまいます。
載せる情報としては、塾長・講師のプロフィール、指導歴やキャリア、保有している資格、教育に対する考え方、これまでどんな生徒を伸ばしてきたか、といったところです。経歴を格好よく整える必要はありません。どれだけ真剣に生徒に向き合っているかが伝われば、それが信頼になり、教室見学や体験授業への一歩を後押ししてくれます。
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学習塾のホームページ制作で陥りがちなワナ・失敗例

保護者の心理が分かったところで、次は逆から見ていきます。多くの塾が無意識のうちにやってしまっている失敗です。ここで挙げるものは、書き出してしまえば当たり前のことばかりです。それでも、実際のホームページを見せていただくと対策できていないことが本当に多く、集客につながらない原因のかなりの部分を占めています。制作に入る前に、自塾が同じ状態になっていないかを確認してみてください。
発信している内容がバラバラになっている
塾を探している母親は、ホームページだけを見て決めているわけではありません。チラシ、SNS、口コミサイト、さらには保護者同士の評判まで、いろいろな情報を合わせて判断しています。
そのため、媒体ごとに言っていることが違うと、それだけで不信感につながります。チラシでは「地域密着の面倒見のよさ」を打ち出しているのに、ホームページでは「合格実績」ばかりが並んでいる。こうしたズレは、書いている側が思っている以上に保護者に伝わります。
どこから自塾を知った保護者がホームページに来ても、同じことが伝わる状態にしておく。ホームページは正確な情報がそろっている場所として位置づけておくと、他の媒体との役割分担も整理しやすくなります。
伝えたいことばかりが並んでいる
これも非常に多い失敗です。塾への思いが強いほど、「うちはこれだけやっています」という情報が前に出てしまい、保護者が知りたいことが後ろに追いやられていきます。
保護者が最初に知りたいのは、対象学年、指導形式、通える場所と時間、そして費用です。理念やこだわりが不要というわけではありませんが、それらは「知りたいことが分かったあと」に効いてくる情報です。順番が逆になっているホームページは、読み進めてもらう前に離脱されてしまいます。
作っている最中はどうしても内向きの視点になりがちなので、検討している保護者から見てどう見えるかを、都度確認しながら進めることをおすすめします。
口コミへの対策を何もしていない
口コミは塾選びの重要な判断材料になっていて、ネガティブな評価が付いたままだと信頼は大きく損なわれます。特にGoogleマップ上の口コミは、教室名で検索した保護者の目に必ず入ります。
悪い口コミが広がると、新規の生徒が集まりにくくなるだけでなく、通っている生徒の保護者にも影響が出ます。ここで大事なのは、口コミを消そうとすることではなく、事実と違う点があれば丁寧に返信し、日々の指導で挽回していくことです。
そのうえでホームページ側にできるのは、実際に通っている生徒や卒業した生徒の声を、自分たちの言葉でしっかり載せておくことです。第三者の評価だけが判断材料になっている状態を避けられます。
よさそうな事例に似せて作っても、生徒は集まらない
制作の前に、他の塾のホームページをいくつも見て回る方は多いと思います。参考にすること自体はまったく問題ないのですが、気に入った事例に似せて作っても、生徒は集まりません。
理由ははっきりしていて、参考にされやすいのは、全国に何百と教室があり、広告にも予算をかけて名前を知られている塾のサイトだからです。すでに名前を知られている塾と、まだ知られていない地域の塾とでは、ホームページが最初に越えなければならないハードルが違います。前者は「知っている塾の中身を確かめてもらう」ところから始められますが、後者は「そもそもこの塾を知ってもらい、選ぶ理由まで伝える」ところから始めなければなりません。見た目を同じにしても、この差は埋まりません。
事例から写せるのは見た目だけで、その塾がなぜその見せ方を選んだのかという判断までは写せません。参考にするなら「きれいだから」ではなく、「なぜこの塾はトップページの一番上に料金を置いたのか」と考えながら見てください。この記事の後半で4つのサイトを紹介していますが、そこでは見る前に自塾で決めておくべきことからお伝えします。
「安く早く作る」を優先して、あとから動かせなくなる
そしてもうひとつ、制作の段階でしか防げない失敗があります。費用を抑えることを最優先にした結果、公開したあとに手を入れられないホームページができてしまうケースです。
具体的には、次のような状態です。
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自分たちで更新できない:キャンペーンや合格実績を載せたいのに、そのたびに制作会社への依頼と費用が発生する
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教室を追加できない:新しい教室を開いたときにページを増やせず、既存ページに追記するしかない
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フォームを触れない:入力項目を1つ減らすだけの修正も自分たちではできない
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計測が入っていない:アクセス数も問い合わせ数も分からないまま運用することになる
これらは公開してから気づくことがほとんどで、あとから直そうとすると作り直しに近い費用がかかります。制作費を比べるときは、金額だけでなく公開後に自分たちで何ができる状態になるのかまで含めて確認しておいてください。
【制作編】生徒が集まる学習塾ホームページの作り方

ここからは具体的な作り方に入ります。ホームページに載せるべき項目を並べた記事はいくらでもありますが、項目を埋めただけでは問い合わせは増えません。合格実績もコース紹介も講師紹介も、載っているかどうかより、保護者が知りたい順番に並んでいるかで結果が変わります。全部を同じ強さで載せると、結局どこも読まれないまま帰られてしまいます。
そこでここでは、影響の大きいものから順に、何をどう見せるかという形でお伝えしていきます。あわせて、公開したあとに手を入れながら伸ばしていけるかどうかも判断の材料にしています。学習塾のホームページは、保護者が最初に塾と接触する場所であり、教室見学や資料請求につながる入口です。同時に、あとから広告を出すときの受け皿にもなります。ここで押さえておくべきポイントを、影響の大きいものから順に見ていきましょう。
トップページはコンセプトとキャンペーンを最初に見せる
トップページは、来た人が一番強く印象を受ける場所です。ここでは、イメージ画像とメッセージを使って、塾のコンセプトと今やっているキャンペーンを、開いてすぐ分かる位置に置いてください。
たとえば「『聞く』『読む』『話す』を伸ばす英検対策」「中学生の定期テストで結果を出す〇〇塾講座」といった具体的な言葉です。そこに期間限定の講習や無料体験のお知らせが乗ると、保護者が今すぐ動く理由になります。
そしてもうひとつ、保護者がこれを見ているのは、その多くがスマートフォンです。私たちが支援先の数字を見ている限り、一般の方に向けたサイトでは閲覧の7〜8割以上がスマートフォンというのが普通です。パソコンの画面で完璧に整えても、スマホで開いたときに一番上に来るのが大きな写真だけ、ということはよく起こります。トップに置くと決めた情報がスマホでは何番目に表示されるのかを、必ず実機で確認してください。
ひとつ補足しておくと、トップページで反応が取れているかどうかは数字で確認できます。私たちが支援先の数字を見ている限りでは、検索から来た人(教室名で調べた保護者も含みます)がトップページで何もせず離脱する割合が6割を超えていると、伝わり方に問題があることがほとんどです。
▼コンセプトが明確に伝わるHP例▼

「どんな塾なのか」を1ページで伝える
塾の教育方針や指導方法、特色をまとめたコンセプトページは、保護者が最も熱心に読むページのひとつです。どんな塾なのか、どんな環境で、どんな講師がいて、何を学べて、どこを目指せるのか。この5つが1ページで分かる状態にしておきましょう。
学習塾では中学生の問い合わせが中心になる塾が多い一方で、小学生向けのコースを求める保護者も増えています。提供しているコースに合わせて、「小学生向け」「中学生向け」「高校生向け」のページをそれぞれ用意しておくと、保護者は自分に関係するページだけを読めるようになります。検索する側が学年や地域名を組み合わせて調べるケースも少なくないので、ページを分けておくとSEOの面でもメリットがあります。
▼「小学生向け」「中学生向け」「高校生向け」の整理と訴求例▼

教室詳細ページは「第2のトップページ」だと考える
複数の教室を運営している場合、問い合わせ数を左右するのはトップページではなく教室詳細ページのほうです。理由は、保護者がホームページに来る経路にあります。
保護者はGoogle検索だけでなく、Googleマップや口コミサイトからもたどり着きます。マップや口コミサイトは教室単位で登録するものなので、そこに貼るリンクも各教室のページになります。つまり、多くの保護者にとって最初に開くページが教室詳細ページになるということです。トップページを丁寧に作り込んでいても、そこを通らずに判断されている可能性があります。
教室詳細ページには、立地とアクセス方法、教室の様子が分かる写真、そこで受けられるコース、在籍している講師の情報までを載せてください。折込チラシやポスティングをするときも、トップページではなく教室ページへ直接飛ぶQRコードにしておくと、来た人と情報が噛み合います。
▼教室ページの作り込み▼

カリキュラムは学年とテストに紐づけて具体的に書く
カリキュラムは出し惜しみせず公開したほうが、保護者は通ったあとをイメージしやすくなります。何を、どの順番で、どのテストや受験に向けて進めるのか。実際のカリキュラムをそのまま見せるくらいで構いません。
そこに過去の生徒がどう伸びたか、担当する講師からのひとことを添えると、内容の説得力が変わります。学年やコースによって進め方は違うはずなので、コースごとに用意しておきましょう。
▼コースごとのカリキュラム設定▼

見学・体験への導線は、迷いどころを先につぶしておく
保護者の中には、「教室見学や体験授業に行くと、何をするのか分からない」「そのまま入会を勧められそう」と感じて、申し込みをためらっている方が少なくありません。ここは説明を足すだけで前に進みます。
当日の流れ、所要時間、持ち物、保護者だけでの参加が可能かどうか。こうした情報を書き、実際に参加した様子の写真や、体験した保護者の感想を載せておくと、心理的なハードルが下がります。
そのうえで、申し込みフォームまでの距離を最短にしておいてください。前の章でお伝えしたとおり、フォームまで来た人のうち送信を完了するのは1割程度というのが目安で、ここで多くの保護者が離脱しています。項目を増やせば増やすほど完了率は落ちるので、最初に聞くのは保護者の名前と連絡先、希望日程くらいに絞り、生徒の詳しい情報は面談で聞けば十分です。
▼明確なアクション導線▼

動画で「行かなくても様子が分かる」状態をつくる
近年は文章を読まずに判断する保護者も増えていて、テキストだけで教室の雰囲気を伝えるのは難しくなっています。授業の風景、教室の様子、講師と生徒のやりとりを短い動画にしておくと、読まない人にも伝わります。
長い必要はありません。スマートフォンで撮った1分程度のものでも、教室の空気は十分に伝わります。
授業料は「1年間の総額」まで書く
保護者が最もシビアに見ているのが費用です。月謝だけを載せて、教材費や講習費が書かれていないホームページは、問い合わせて確認しなければならない状態になっているということです。その一手間を惜しんで離脱する保護者は確実にいます。
授業料に加えて、入会金、教材費、季節講習の費用、割引制度まで含めて、1年間でおおよそいくらかかるのかを示してください。生徒によって金額が変わる場合は、モデルケースを2〜3パターン用意すれば相場は伝わります。いくらかけてどんな成果が期待できるのかが分かれば、保護者は投資として判断できるようになります。
あとから直せる作りにしておく
最後に、公開後を見据えた話をひとつ。ホームページは作って終わりではなく、合格実績の更新、講習の告知、教室の追加と、運用しながら手を入れ続けるものです。
お知らせと合格実績の2つだけは、必ず自分たちで更新できる形にしてもらってください。この2つが自分たちで触れるかどうかで、運用のしやすさはまったく違ってきます。そしてもうひとつ、計測はページを1枚も作る前に入れる約束にしておくのが確実です。公開してから追加しても、それ以前のデータは戻ってきません。
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【費用】学習塾のホームページ制作にいくらかかるのか

制作を検討し始めると、必ず出てくるのが費用の話です。ところが調べてみると、数万円でできると書いてあるサイトもあれば、数百万円と書いてあるサイトもあって、結局いくら見ておけばいいのか分からない、という状態になりがちです。金額に幅があるのは、同じ「ホームページ制作」という言葉で、まったく違う範囲の仕事を指しているからです。ここでは、まず大まかな相場をお伝えしたうえで、その金額の差が何から生まれているのかまで分かるようにしておきます。見積もりを読み解けるようになれば、比較の精度が上がります。
費用の目安は20万〜300万円。教室数と「集客をどこまで本気でやるか」で3段階に分かれる
先に大まかな相場感をお伝えしておきます。私たちが学習塾様の支援でお伝えしているのは、次の3段階です。
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とにかくホームページがあればいい段階:20〜30万円。ページ数は2〜3ページで十分で、「ちゃんとした塾である」ことが伝わればいい段階です。集客はマップやチラシが中心になるので、この段階なら制作会社に頼まず、クラウドソーシングなどを使う選択肢もあります
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1〜2教室で、集客もしていきたい段階:100万円未満程度。コースのページを作り込み、塾に必要なページを一通り揃えます。広告を出す前提なら、その受け皿としての設計も必要になります
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複数教室で、集客が事業の生命線になっている段階:150〜300万円。教室検索と教室詳細ページの作り込み、講習時期のランディングページ、フォームの設計まで踏み込みます
金額の差はデザインの豪華さではなく、どこまで集客の仕掛けを作り込むかの差だと考えてください。
見積もりは「初期費用」と「その後にかかるもの」に分けて見る
制作会社から出てくる見積もりは、大きく2つに分けて考えてください。作るときに一度だけかかる初期費用と、公開後に毎月・毎年かかっていく費用です。
初期費用に含まれるのは、ページ構成の検討、デザイン、コーディング、原稿の作成、写真や動画の撮影といった項目です。ここで金額差が生まれる最大の要因はページ数と、原稿と写真をどちらが用意するかです。教室が10ある塾と1教室の塾では作るページ数がまったく違いますし、原稿を塾側で用意するのか制作会社が取材して書くのかでも変わります。
公開後にかかるのは、サーバーとドメインの費用、保守管理費、更新代行費です。ここは月額で発生し続けるので、初期費用が安くても保守費が高ければ数年で逆転します。比較するときは初期費用だけでなく、3年間の総額で並べてみてください。
撮影と原稿は、金額を大きく左右する
意外と見落とされるのがここです。学習塾のホームページは、教室の様子、授業風景、講師の顔写真といった写真が説得力を左右します。手元にある素材で足りるのか、撮影が必要なのかで見積もりは変わります。
原稿も同じで、コースの説明や講師紹介をすべて塾側で用意できるなら費用は抑えられますが、実際には日々の運営をしながら原稿を書き切るのは簡単ではありません。自分たちで用意するのか、任せるのかは、費用と同時にいつ公開できるかにも直結します。
作り直しと取り逃した問い合わせで、結局は高くつく
費用を抑えること自体は悪いことではありません。問題になるのは、抑えた結果として前の章で挙げたような状態、つまり自分たちで更新できない、教室を追加できない、計測が入っていないホームページができてしまう場合です。
そうなると、数年後に作り直しが必要になり、結果的に二重に費用がかかります。さらに見えにくいのが、その数年間に取り逃した問い合わせです。月に2件の体験申し込みを逃していたとすると、年間で24件です。入会につながる割合を考えれば、制作費の差額よりはるかに大きな金額になっていることも珍しくありません。
補助金が使える場合がある
ホームページ制作やWebを使った販路開拓については、国や自治体の補助制度の対象になる場合があります。年度によって内容も対象も変わりますし、申請には期限もあるので、まずはお住まいの自治体や商工会議所で使える制度がないかを確認し、制作会社にも「補助金を使った実績があるか」を聞いてみてください。ここを知らずに進めて、あとから対象だったと分かるのが一番もったいないパターンです。地域によっては自治体独自の補助金が用意されていることもあります。
▶ 費用をかける前に、今のホームページで直せるところが残っていないかを12項目で確認できます。 【学習塾向け】ホームページ集客 12の改善チェックリスト
【自作か依頼か】学習塾のホームページはどうやって作るのが正解か

何にお金がかかるのかが見えてくると、次に出てくるのが「そもそも外に頼む必要があるのか」という問いです。作り方には大きく分けて、自分たちで作るか、制作会社に依頼するかの2つがあります。どちらが正解ということはなく、塾の規模と、公開後にどこまで自分たちで運用するつもりかによって変わります。ここではそれぞれの向き不向きを整理したうえで、依頼する場合に何を基準に選べばいいのかまでお伝えします。
WordPressで自分たちで作る
WordPressは世界中で使われているシステムで、テンプレートと機能の追加によって比較的自由にホームページを作れます。初期費用を抑えたい、自分たちで手を入れながら育てていきたい、という場合には向いています。
ただし、システムの更新やセキュリティの対策、不具合が起きたときの対応は自分たちの仕事になります。デザインもテンプレートの範囲であればきれいに整いますが、独自性を出そうとすると専門的な知識が必要です。担当できる人が塾の中にいるかどうかが判断の分かれ目になります。
学習塾の場合は、合格実績とお知らせを更新する頻度が高いので、この2つを講師や事務のスタッフが触れるかどうかが実質的な判断基準になります。教室を増やす予定があるなら、教室ページをテンプレートから増やせる作りにしておくと、あとがかなり楽になります。
ノーコードツールで作る
WixやSquarespaceのようなホームページ作成ツールを使えば、プログラミングの知識がなくても、ドラッグ操作で見た目を整えられます。価格も抑えられ、公開までの期間も短くて済みます。1教室の個人塾で、まず名刺代わりのホームページを持ちたいという段階であれば、有力な選択肢です。
一方で、デザインの自由度に制限があること、ページ数が増えたときの管理がしづらいこと、使えるドメインに制約がある場合があることは知っておいてください。特に、教室ごとにページを持たせてGoogleマップから直接そこへ来てもらう、という塾で効く使い方は苦手なツールも多いので、多教室での展開を考えているなら最初から避けておくほうが無難です。
制作会社に依頼する
制作会社に頼む最大のメリットは、見やすい構成、伝わる文章、質の高い写真といった要素を、まとめて任せられることです。検索で見つけてもらうための設計や、安定して運用するための保守も含めて相談できます。
デメリットはやはり費用と期間で、自作より高くなります。期間も見落とされがちです。打ち合わせと要件の整理から、原稿と写真の準備、制作、確認と修正までを通すと数か月かかります。弊社の場合も、テンプレートを使う仕様で1〜4か月、しっかり作り込むプランで3〜4か月、規模の大きいもので4〜8か月を納期の目安としてお伝えしていて、短納期のご要望にはお応えできないのが実情です。
工程のなかで最も時間が読めないのは、塾側で用意していただく原稿と写真です。日々の運営をしながら書き切るのは簡単ではなく、「原稿は後で送ります」と言ったまま公開が半年遅れる、というのは本当によくある話です。新学期や講習の時期に間に合わせたいのであれば、公開したい月から逆算して半年ほど前には動き始めておいてください。ただ、ホームページは一度作れば数年は使うものなので、長く使うことを前提に、最初にきちんと作っておくほうが結果的に安く済むというのが、支援してきた実感です。
▶ 制作会社に依頼する場合の進め方や対応範囲については、こちらでご案内しています。 ホームページ制作サービス
学習塾のホームページを頼む会社をどう選ぶか
依頼すると決めたあと、どこに頼むかで悩む方は多いと思います。ここで「学習塾に強い制作会社◯選」といった比較記事を見比べる方が多いのですが、会社を比べる前に、自塾が何を解決したいのかを決めておかないと、どこに頼んでも同じ結果になります。最初にお伝えした、アクセスの問題なのか転換率の問題なのか、という話です。ここが決まっていれば、会社選びの質問はかなりシンプルになります。
制作会社によって得意分野はかなり違うので、次の4点を質問してみてください。回答の具体性で、かなり見分けがつきます。
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公開後の集客まで見てくれるか:「作って納品して終わり」なのか、公開後に数字を見ながら改善を一緒に考えてくれるのか。ここが一番大きな差になります
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自分たちで更新できる範囲はどこまでか:合格実績やお知らせを自分たちで更新できるか、教室を追加できるか。都度費用が発生する作りになっていないか
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計測の設定をしてくれるか:アクセス数と問い合わせ数が見られる状態で納品されるか。広告を出す予定があるなら、その計測まで含まれているか
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学習塾の集客を分かっているか:教室詳細ページの重要性や、保護者が決定権を持つことを前提に話ができるか。学習塾での制作実績があるか
ひとつ補足しておくと、制作会社は発注先というより、長く付き合うパートナーです。公開後に改善したい点が出てきたとき、背景を知らないまま結果だけを指摘するとうまくいきません。最初の段階で「公開したあとも一緒に見てもらえますか」と合意しておくと、その後の進み方がまったく違ってきます。
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【運用編】公開したあとにホームページ側でやること

依頼先が決まり、ホームページが公開できたら、そこからが本番です。ホームページは公開した瞬間から古くなっていくもので、置いておくだけで成果が積み上がることはありません。ここでは、ホームページそのものをどう運用していくかに絞ってお伝えします。広告やSNS、チラシまで含めてどう組み立てるかは、別の記事で施策ごとに詳しくまとめているので、そちらとあわせて読んでいただくのが分かりやすいと思います。この章では、サイト側で手を動かす部分だけを扱います。
キャンペーンは学校のテスト期間から逆算する
塾のキャンペーンは、保護者と生徒が「そろそろ何とかしないと」と感じるタイミングに当てるほど反応が変わります。中間テストや期末テストの前、入試シーズンの直前、成績表が返ってくる時期。この前後に無料模試や体験授業、入会金の割引を用意しておくと、動機が生まれているところに情報が届きます。
準備はテスト期間の1か月前から始めておくと間に合います。当日になってから告知しても、保護者の検討期間には間に合いません。
合格の実感が伝わるストーリーを載せる
合格実績を人数だけで載せている塾は多いのですが、保護者が本当に知りたいのは自分の子どもと似た状況の子が、どう変わったかです。
入塾したときの点数、つまずいていた単元、そこからどんな指導を受けて、最終的にどうなったか。ここまで書かれていると、保護者は自分の子どもを重ねて読むことができます。人数の羅列より、1人分の具体的な話のほうが強く届きます。
問い合わせの多い質問は、そのままページにする
日々の問い合わせで何度も同じことを聞かれているなら、それはホームページを見た保護者も同じ疑問を持っているということです。授業料、カリキュラム、指導方法、教材、入退会のルール、振替の可否。こうした内容をよくある質問としてまとめておきましょう。
このページは地味に見えて、実は申し込みに近い場所にいる保護者がよく読むページです。ここで疑問が解消されれば離脱を防げますし、教室スタッフの対応時間も減らせます。
更新が止まったホームページは、それだけで不安を与える
最後にこれが一番大事かもしれません。お知らせの最終更新が2年前で止まっているホームページは、保護者から見ると「今も本当にやっているのだろうか」と不安に映ります。合格実績が数年前のままなら、なおさらです。
毎日更新する必要はありません。合格実績を年に1回、講習の告知を季節ごと、教室の様子を月に1回。この程度でも、動いている塾だということは十分に伝わります。更新のルールを決めて担当者を置くところまでを、制作の計画に含めておいてください。
▶ LINE公式アカウントや紹介制度、SNS、チラシまで含めて何から手をつけるべきかを順番から考えたい方はこちらが参考になります。 塾の集客方法13選!生徒が集まる学習塾の実践手順を”正しい順番”で徹底解説
【事例】制作と運用支援で、アクセス4倍・問い合わせ3倍になった学習塾

ここまでお伝えしてきた考え方が、実際にどう成果につながるのかをご紹介します。静岡県浜松市で個別指導塾のフランチャイズを運営されている、株式会社ヒーローズホールディングス様の事例です。
ご支援の内容は、ホームページの制作に加えて、リスティング広告の運用、公開後のサイト改善、そして採用面ではIndeedの運用まで含んだものでした。つまり、ホームページを作っただけの結果ではなく、作ったあとに数字を見ながら手を入れ続けた結果です。
数字としては、ホームページへのアクセス数が4倍以上、新規のお問い合わせ数が3倍以上になりました。あわせて、問い合わせ1件を獲得するのにかかった費用は3,000円から5,000円程度で推移しています。
この事例で効いたのは、特別な手法ではありません。毎月の打ち合わせで、アクセス数と問い合わせ数を一緒に確認し、どのページで離脱が起きているか、どのキーワードから来た保護者が申し込んでいるかを見て、次の一手を決める。これを続けただけです。この記事の最初にお伝えした「アクセスと転換率のどちらに問題があるか」を毎月見直していた、と言い換えてもいいと思います。
▶ この塾でどんな支援を行ったのかは、事例ページで詳しくご覧いただけます。
【参考事例】学習塾のWebサイトで参考になるデザイン4選
最後に、実際のWebサイトを見ながら、自塾でも取り入れられる部分を探していきましょう。ここでは見た目を写すためではなく、その塾がなぜその見せ方を選んだのかを読み取るために見ていきます。紹介する4つは規模の大きい塾ばかりですが、判断の理由まで読み取れば、教室数に関係なく応用できます。
デザインを決める前に押さえておく3つのこと
参考サイトを見比べる前に、先に決めておいたほうがいいことが3つあります。ここが決まっていないまま「かっこいいデザイン」を探し始めると、制作会社との打ち合わせが好みの話に終始してしまいます。
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誰向けの塾なのかを言葉にしておく:色や写真のトーンは、対象学年と塾のコンセプトが決まって初めて選べます。順番が逆になると決め手がなくなります
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ファーストビューに何を置くかを決めておく:料金、選ばれる理由、体験授業への導線。この3つのうちどれを一番上に置くかで、Webデザインの方向性はほぼ決まります
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教室詳細ページの型を用意してもらう:教室が増えるたびにデザインから作り直す形になっていないか。同じ型で増やせる状態にしておくと、あとの運用がまったく違います
この3つを持ったうえで次の4サイトを見ると、「なぜこの見せ方をしているのか」が読み取れるようになります。
明光義塾のホームページ

全国に教室を展開する大手個別指導塾です。装飾を抑えて、伝えたいメッセージに自然と目が向く作りになっています。
参考にしたいのは、学年ごとにページを分けて、それぞれの学年で何ができるのかを明確に書いている点です。中学生のページであれば定期テスト対策と高校受験対策、というように、その学年の保護者が知りたいことだけが並んでいます。1教室の塾でも、対象学年ごとにページを分けるという考え方はそのまま取り入れられます。
参照:明光義塾
個別指導学院ヒーローズのホームページ

全国250校以上を展開する個別指導塾です。先ほど事例でご紹介した株式会社ヒーローズホールディングス様が運営されているブランドのサイトでもあります。ファーストビューに、料金、選ばれる理由、テスト対策の訴求が詰め込まれていて、塾を探している保護者が最初に確認したいことに先回りしています。
学年やニーズ別のコンセプトページを用意している点、電話・メール・LINEと複数の連絡手段を並べている点も参考になります。保護者が使いやすい連絡手段を選べる状態にしておくのは、そのまま問い合わせのしやすさにつながります。
参照:個別指導学院ヒーローズ
個別教室のトライのホームページ

全国47都道府県で個別指導を展開している大手です。AIを使った学習分析という、塾では珍しい特徴を前面に出しています。
コース紹介のページでは学習プランの進め方を図で見せ、教室詳細ページには合格校の一覧を掲載しています。前の章で触れた「教室詳細ページは第2のトップページ」という考え方が、そのまま形になっている例です。デザインもあえて人の気配を残しており、大手でありながら親しみやすさを保っています。
参照:個別教室のトライ
湘南ゼミナールのホームページ

神奈川県を中心に展開している学習塾です。生徒と講師の顔を積極的に掲載し、授業を受けている雰囲気が伝わる作りになっています。
特に教室詳細ページでは、講師の顔写真とメッセージが添えられています。「誰が教えてくれるのか分からない」という保護者の不安に、ページ単位で答えている形です。率直に言って、教室の写真を撮り直すだけでも印象はかなり変わります。ここは費用をかけずに今日から手をつけられる部分です。
参照:湘南ゼミナール
まとめ
今回は、学習塾のホームページ制作について、公開したあとに生徒が集まる状態から逆算する形でお伝えしてきました。
最後にもう一度整理しておくと、ホームページの作り直しで改善できるのは転換率であって、アクセスそのものではありません。だからこそ、制作に入る前に自塾がどちらの問題を抱えているのかを確認しておくことが、限られた予算を無駄にしない一番の近道になります。そのうえで、教室詳細ページ、費用の記載、フォームの項目数、公開後に自分たちで更新できる作りかどうかを押さえていけば、作ったあとに動かせるホームページになります。
ここまでお伝えしてきたことは、突き詰めると見た目ではなく作り方で決まるという一点です。誰に向けた塾なのかを言葉にし、保護者が知りたい順番でページを組み、教室詳細ページとフォームに手をかける。そこに「公開したあとも自分たちで手を入れていけるか」という条件が加われば、ホームページは公開してからのほうが強くなっていきます。
制作会社を選ぶときも、デザインや金額だけでなく、公開後の数字まで一緒に見てくれるかどうかを基準にしてみてください。
インターネット集客に本格的に取り組むとなると、限られた予算をどう使うかで悩まれることと思います。弊社では、費用を抑えながら成果を出していくためのご相談を無料で承っていますので、よければこの機会にご利用ください。
\ご相談枠に限りがあります/
▶ ホームページを整えたあと、集客施策全体をどの順番で進めるかはこちらでまとめています。 塾の集客方法13選!生徒が集まる学習塾の実践手順を”正しい順番”で徹底解説

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