
求人ボックスに掲載しているのに応募が少ない。有料掲載を続けても、かけた費用に見合う応募が得られない。そんなとき、求人原稿と配信設定のどちらから見直すか、迷うことがあると思います。
求人ボックスは、掲載後の運用の仕方によって成果が大きく変わる媒体です。求人票の見直し・有料掲載の運用調整・効果測定に基づく改善を継続的に行うことで、応募数や応募単価に変化が表れます。
この記事では、求人ボックスの運用で成果を出すための基本の進め方から、有料掲載のテクニック、効果測定で比べる数字、そして実際の改善事例まで、私たちが公式代理店として支援してきた現場の知見をもとに解説します。自社で運用している方にも、これから有料掲載を検討している方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事で分かること】
・求人ボックスの運用で成果を出すための基本の進め方(募集内容の整理・職種名と仕事内容の書き方・画像活用・募集条件の更新)
・有料掲載の運用単位(求人単位/キャンペーン)と入札方法(手動/自動)の選び方、キーワード・ユーザー・時間帯の配信設定
・効果測定で見るべき5つの指標と、採用ボードのレポートで確認できる数字
・求人ボックスの運用と、求人原稿・応募フローを見直した3社の支援事例
・代理店に依頼すべきかの判断基準と選び方
この記事を書いているスリーカウントについて
私たちスリーカウント株式会社は、WEBマーケティングを専門に、これまで静岡県を中心に700社以上の集客・採用支援に携わってきました。
求人の分野では、求人ボックスのダブルスターパートナー、Indeedの認定シルバーパートナーとして、求人原稿の作成から広告の運用までを一気通貫でご支援しています。運用をお任せいただく場合も、管理画面の入札や配信の設定だけで終わらせず、求人原稿や応募までの手続きも一緒に見直していきます。
本記事では、「求人ボックスに出している求人で、どうすれば応募を増やせるのか」という視点でお伝えしていきます。まずは、運用の土台になる求人票の見直し方から見ていきましょう。
求人ボックスの運用で成果を出すための基本戦略

掲載した求人のどこを見直すかは、現在の表示回数・クリック数・応募数によって変わります。費用を増やす前に、求人票で仕事内容が伝わっているか、配信先の検索語句と募集内容が合っているかを確かめてみましょう。
求人ボックスの有料掲載では、入札単価だけでなく、検索キーワードと求人情報の関連性、求人の品質、推定クリック率なども掲載順位に関わります。そのため、入札単価を上げるだけで上位表示されるとは限りません。求人票で何を伝えるかと、どの検索に配信するかを合わせて見直すことが、運用の出発点です。
この章では、まず押さえておきたい基本戦略として「募集内容の整理」「職種名と仕事内容の書き方」「画像の活用」「募集条件の更新」の4つをお伝えしていきます。
募集する仕事と、求職者が知りたいことを整理する
求人票を書く前に、募集する仕事の内容と、働く人に必要な経験・資格、用意できる勤務条件を整理します。同じ職種名でも、任せる仕事や働き方が違えば、応募する人が確かめたい情報も変わります。
例えば経験者の募集なら、担当する業務の範囲や使う設備、入社後に任せたい役割を具体的に伝えます。未経験から育てる募集なら、研修の内容や、どこまでできるようになれば一人で仕事を担当するのかが判断材料になります。
年齢層などの一般的なイメージから人物像を決めるより、実際に働いている方の入社理由や、応募者から質問された内容を原稿に反映していく方が、自社の仕事に合う情報を用意しやすくなります。
職種名と仕事内容を具体的に伝える
求人タイトルには求職者が検索に使う職種名を含め、何をする仕事かが伝わる表現にします。勤務地や勤務条件も所定の項目に正確に記入し、仕事内容に必要な情報を補いましょう。
タイトルの良い例・悪い例を挙げると、以下のようになります。
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✕「スタッフ募集!」→ 何をする仕事かが分からない
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◯「注文住宅の施工管理スタッフ」→ 何をする仕事かが分かる
仕事内容も同様で、抽象的な表現を避け、数字を使って具体的に書くことがポイントです。「営業職」とだけ書くのではなく、「月間30〜40社の既存顧客を訪問し、設備のメンテナンス提案を行います」のように、読んだ人が働いている姿をイメージできるレベルまで具体化してください。
また、応募条件については「必須条件(MUST)」と「歓迎条件(WANT)」を分けて記載すると、求職者が「自分でも応募できるか」を判断しやすくなり、応募のハードルが下がります。
▶ 求職者に伝わる原稿を、AIも使いながら考える方法を資料にまとめています。
AIを使った求人原稿の作り方
職場の写真で仕事の様子を伝える
求人に職場の写真を添えると、文章だけでは伝わりにくい仕事場の広さや設備、働く様子を具体的に見てもらえます。写真を選ぶ際も、求職者が何を知りたいかを考えることが大切です。
掲載する画像としては、以下のようなものがおすすめです。
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実際の職場やオフィスの風景
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社員が働いている様子
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チームミーティングや社内イベントの写真
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使用する設備・機材の写真
ここで大事なのは、ストックフォト(素材写真)ではなく、自社のリアルな写真を使うことです。「笑顔のビジネスマン」のようなフリー素材だけでは、自社ならではの働く環境までは伝えにくくなります。スマートフォンで撮影したものでも構わないので、実際の職場の雰囲気が伝わる写真を用意してください。
求人票を見直し、現在の募集条件と揃える
給与や勤務時間、仕事内容が変わったら、掲載中の求人にも反映します。古い条件が残っていると、応募後の説明との食い違いが生じ、求職者を戸惑わせる原因になるためです。
月に一度など社内で確認日を決めておくと、更新漏れを見つけやすくなります。
条件が変わっていない場合も、応募者から質問された仕事内容や、入社前に不安だったことを補足できないか見てみてください。求職者の判断に必要な情報を増やすことが、原稿を見直す目的です。
▶ 掲載までの手順を確認したい方はこちらをご覧ください。
求人ボックスの掲載方法
▶ 求人ボックスの活用をまとめて確認できる資料をご用意しています。
求人ボックス活用徹底ガイド
求人ボックスの有料掲載で応募を加速させる運用テクニック

求人ボックスは無料でも掲載できますが、有料掲載は、求人を優先的に表示することで、求職者との接点を増やす方法です。ただし、有料にしたからといって自動的に成果が出るわけではありません。
有料掲載はクリック課金型(求職者が求人をクリックした時点で費用が発生する仕組み)なので、「誰にクリックされるか」「クリックされた後に応募してもらえるか」を意識した運用が求められます。ここでは、まず運用の単位と入札方法を決め、そのうえで単価・キーワード・ユーザー・時間帯の設定を使い分ける流れでお伝えします。
本章は採用ボードの有料オプションを中心に説明します。自社の採用サイトと連携している場合は、求人ボックスのリスティング広告の管理画面・ヘルプで、利用している機能の設定を確認してください。
まず、求人ごとに出すか、キャンペーンでまとめて出すかを決める
採用ボードの有料掲載には、求人ごとに予算を決める「求人単位」の運用と、複数の求人をまとめたグループ(キャンペーン)ごとに予算や入札を管理する「キャンペーン単位」の運用があります。手軽に始められるのは求人単位のほうで、求人を作成・編集する画面で有料オプションを利用する設定にチェックを入れて始められます。
ただ、このあと紹介する注力キーワード・注力ユーザー・スケジュール別の配信設定は、公式マニュアルではキャンペーン単位の手動運用の手順の中で説明されている機能で、求人単位の設定項目にはありません。配信抑制キーワード・配信抑制ユーザーも、キャンペーンで設定する項目です。そのため、狙った検索や時間帯に配信を寄せたいなら、マニュアルの手順に沿って、キャンペーンを作って手動運用を選ぶことになります。キーワードの設定を探して管理画面を行き来する前に、いまどちらの単位で運用しているかを確かめてみてください。
キャンペーンは、雇用形態や職種など、同じ入札の考え方で扱いたい求人をまとめて作ります。1つの求人は1つのキャンペーンにしか入れられないので、作る前に「どの求人どうしを比べたいか」を決めておくと、あとでキャンペーン別のレポートを見比べるときにも迷いません。
一方で、求人の数が少なく、まずは予算だけ決めて反応を見たい段階なら、求人単位で始めても問題ありません。求人単位には、日々の予算だけを決める「シンプルプラン」と、入札方法や単価も自分で選ぶ「アドバンスプラン」の2つがあります。
出典:求人ボックス「採用ボード有料オプション利用マニュアル」(2026年4月版・3・5〜6・9〜17頁)/求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】キャンペーンの掲載対象となる求人を絞り込みたい」
自動運用は「応募数重視」と「応募効率重視」のどちらにするかで選ぶ
入札方法に自動運用を選ぶと、あわせて「運用タイプ」を選ぶことになります。キャンペーン単位でも、求人単位のアドバンスプランでも同じで、マニュアルのアドバンスプランの説明では自動運用に「推奨」と表示されています。応募数重視は、できるだけ多くのクリックを集めて応募の総数を増やしたいときのタイプ、応募効率重視は、応募1件あたりの費用を抑えて効率よく応募を集めたいときのタイプと公式に説明されています。求人単位のシンプルプランを選んだ場合は、応募数重視が自動で適用されます。
どちらにするかは、いまの募集で何を優先するかで決めます。公式の説明に沿うと、採用の期限が近く、まず面接に進める人数を確保したい募集なら応募数重視、すでに一定の応募があり、ここから応募単価を下げたい募集なら応募効率重視が目安になります。
自動運用では、選んだ上限単価の範囲で、予算の使われ方に合わせて入札単価が上下します。予算に早く届きそうなら単価が下がり、届かないと判断されれば上がる仕組みです。ここで知っておきたいのが、キャンペーンの自動運用では、掲載対象の求人が少なく予算を使い切れない場合、上限単価で入札されるという点です。そのため、上限単価は「1クリックにここまでなら払える」という金額から選んでください。日々の単価の動きが心配なときは、少額の手動運用から始める方法もあります。
出典:求人ボックス「採用ボード有料オプション利用マニュアル」(2026年4月版・5〜6・17頁)/求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】有料オプションの設定方法」
入札単価を見直す前に、費用と応募の関係を見る
クリック単価が上がると、すぐに入札を下げたくなるかもしれません。ただ、応募につながっている検索への配信まで弱めると、必要な応募を減らすことがあります。まず、クリック単価だけでなく応募率と応募単価を一緒に見て、何に費用がかかっているかを確かめたいところです。
同じ職種・地域の過去の結果と比べ、クリック単価が上がった一方で応募率が変わっていないなら、現在の入札設定を確認し、求人ボックスで同じ職種・地域を実際に検索して、並んでいる他社の求人の条件も確かめます。応募率が下がっているなら、配信されている検索と仕事内容が合っているか、原稿や応募フォームに問題がないかを先に調べます。
手動運用では、基本の入札単価と、後述するスケジュール別の調整を確認します。注力キーワードを設定している場合は、その設定単価も見ておきましょう。表示やクリックが減ったときも、単価を下げた影響なのか、募集条件や検索需要の変化なのかを切り分けて確認します。
どちらの運用でも、実際のクリック単価は、入札単価を上限として都度決まります。
▶ 無料のままで足りるか、有料化するかの判断と費用の全体像はこちらをご覧ください。
求人ボックスの掲載料金と、無料・有料を選ぶ判断基準
出典:求人ボックス法人向けヘルプ「有料オプションの設定方法」/求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】有料オプションの料金体系」
注力キーワード・配信抑制キーワードを使い分ける
注力キーワードは、設定した単語が検索キーワードに一致した場合に、入札単価を高める機能です。注力キーワードの入札単価は、キャンペーンで設定している単価以上にします。登録できるのは1つにつき単語1語で、最大10個までです。半角スペースや記号は入れられないため、職種名や資格名を1語ずつ登録していきます。
配信抑制キーワード(いわゆる除外キーワード)は、募集と合わない検索での配信を抑える機能です。公式マニュアルでは、手動・自動を選ぶ入札方法の設定とは別の、キャンペーンの設定項目として説明されています(資料によっては「配信対象外キーワード」とも書かれています)。自動運用のキャンペーンで除外を使いたいときも、キャンペーンの設定画面でこの項目を確かめてみてください。
設定を決めるときは、キーワード別レポートで、応募につながった検索語句と、クリックはあるのに応募につながっていない検索語句を書き出します。後者をすぐに除外するのではなく、募集内容と合っているかまで見ることが大切です。仕事内容は合っているのに応募されないなら、求人原稿を直す余地もあるからです。
例えば、応募につながった検索に特定の職種名や資格名が含まれていれば、その単語への配信を強めることを検討します。反対に、長期の仕事だけを募集しているのに短期の仕事を探す検索からのクリックが多い場合は、条件に合わない単語を抑制する候補にします。少ないクリックや1回の応募だけで決めず、その言葉を使う人が自社の仕事に合うかも合わせて考えましょう。
ただし、配信抑制キーワードは完全な配信除外を保証するものではありません。単語の一致や反映までの時間などによって配信される場合もあるため、変更後もレポートで状況を確かめます。
出典:求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】キャンペーンの注力キーワードの配信設定」
出典:求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】キャンペーンの配信抑制キーワード」
出典:求人ボックス「採用ボード有料オプション利用マニュアル」(2026年4月版・10・14・18頁)
注力ユーザー・配信抑制ユーザーで、届けたい人への配信を強める
キーワードの次に使えるのが、仕事を探している人の属性で入札を変える設定です。注力ユーザーの配信設定では、性別・年齢・希望雇用形態を組み合わせて最大5つまで登録し、当てはまるユーザーへの入札単価を高められます。希望雇用形態とは、そのユーザーがいまの仕事探しで希望している雇用形態のことです。たとえば正社員の募集をまとめたキャンペーンなら、正社員の仕事を探している人への配信を強める、といった使い方になります。
反対に、配信抑制ユーザーを設定すると、指定した属性のユーザーへの配信を抑えられます。どちらも、属性を推定できる一部のユーザーにだけ適用されます。
ひとつ気をつけたいのが、性別と年齢の扱いです。どちらも設定項目としては用意されていますが、求人の募集・採用では、年齢を理由とした制限や、性別による異なる取扱いは、法律で原則として禁止されています。そのため私たちは、性別や年齢で配信を調整することはおすすめしていません。使うなら、希望雇用形態のように、募集内容と直接結びつく属性から試してみてください。
出典:求人ボックス「採用ボード有料オプション利用マニュアル」(2026年4月版・10・15・19頁)/求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】キャンペーンの注力ユーザーの配信設定」
出典:厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」/厚生労働省「均等法Q&A」
時間帯・曜日ごとに入札を調整する
スケジュール別の配信設定は、手動で設定した入札単価を基準に、曜日と時間帯ごとの単価を調整する機能です。時間帯は0〜7時・8〜15時・16〜23時の3区分で、調整の幅は基準の単価に対して0〜500%です。スケジュール別・注力キーワード・注力ユーザーの設定が重なったときは、最も高い入札単価が適用されます。
夜や週末に配信を強めたくなるかもしれませんが、どの時間帯が有利かは募集によって違うので、時間帯ごとの成果を確かめてから調整したいところです。ただし、採用ボードのレポートには時間帯別の画面がありません。時間別のレポート(過去60日分)を確認できるのは、自社の採用サイトと連携するリスティング広告の管理画面です。リスティング広告で応募の計測(コンバージョンタグ)を設定していれば、費用がかかっている時間帯と応募につながっている時間帯を比べてから調整できます。
採用ボードの場合は、まず日別のレポートで、曜日ごとの有料クリック数と費用を比べるところから始めます。日別の応募数は無料掲載の分と合算されているので、有料クリック数と費用で比べ、曜日の調整から試してみてください。時間帯は根拠になる数字が手元にないため、推測だけで大きく配信を絞ると、まだ出会えていない求職者との接点を減らす可能性もあります。
配信を弱める設定と、掲載を完全に止める操作も別です。公式ヘルプでは、倍率を0%にしても完全な掲載停止は保証されず、完全に停止する場合はステータスを一時停止へ変更すると説明されています。
出典:求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】キャンペーンのスケジュール別の配信設定」/「【採用ボード】有料利用状況ページの指標について」/「【リスティング広告】レポートで確認できる数字」
出典:求人ボックス「採用ボード有料オプション利用マニュアル」(2026年4月版・7・13〜15・24〜26頁)
求人ボックスの効果測定で見るべき5つの指標と改善の進め方

求人ボックスを運用していると、「なんとなく効果が出ていない気がする」「改善したいけど何から手をつければいいかわからない」という状況に陥ることがあります。こうした状態を脱するためには、感覚ではなくデータに基づいて判断することが不可欠です。
求人ボックスの管理画面には、運用に必要なデータがひと通り揃っています。ただ、数字がたくさん並んでいると「どこを見ればいいのか」がわかりづらいのも事実です。この章では、まず見るべき5つの指標と、数字が悪いときに何を変えればよいかをお伝えします。
5つの重要指標(IMP・CTR・CVR・CPC・CPA)の意味と確認ポイント
求人ボックスの運用では、次の5つを同じ職種・同じ期間で見ます。金額は税別か税込かを揃えて確認しましょう。
| 指標 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| インプレッション数(IMP) | 求人が検索結果に表示された回数 | そもそも求職者の目に触れているか |
| クリック率(CTR) | 表示された中でクリックされた割合(クリック数÷IMP×100) | 求人タイトルや条件が魅力的に映っているか |
| 応募率(CVR) | クリックした中で応募に至った割合(応募数÷クリック数×100) | 求人票の内容が応募の後押しになっているか |
| クリック単価(CPC) | 1クリックあたりの費用 | 費用効率よくクリックを獲得できているか |
| 応募単価(CPA) | 1応募あたりの費用(広告費÷応募数) | 応募を集める費用の効率はどうか |
応募単価は、応募を集める費用を比べるための指標です。ただし、安い応募が増えても面接や採用につながらなければ、採用の課題は残ります。応募数・応募単価とともに、募集条件に合う応募か、面接へ進めたかも確認し、その結果を原稿や配信の見直しへ戻しましょう。
応募単価はここでは広告費だけで見た金額です。運用手数料なども含む採用費用とは区別して確認します。
管理画面のレポートでは、これらは「有料表示回数」「有料クリック数」「クリック率」「平均クリック単価」「応募率」「応募単価」といった名前で表示されます。これらの数字は、管理画面のレポート機能(「レポート」タブ)で確認します。求人単位で運用している場合は求人別・日別・月別の3種類、キャンペーンを使っている場合はこれにキャンペーン別・キーワード別を加えた5種類です。キーワード別は、集計するキャンペーンを選んでダウンロードする形式なので、注力キーワードや配信抑制キーワードを見直すときに使います。レポートはリアルタイムではないので、数字の反映までに数時間かかることも知っておいてください。
管理画面の集計範囲にも注意が必要です。採用ボードの有料利用状況サマリには、無料・有料を合わせた応募数が表示されます。無料・有料を分けられない集計を、有料広告だけの応募率として計算しないようにしましょう。自分で計算する際も、クリックと応募の集計範囲を揃えます。
出典:求人ボックス「採用ボード有料オプション利用マニュアル」(2026年4月版・7・24〜26頁)/求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】有料利用状況ページの指標について」/求人ボックス法人向けヘルプ「【採用ボード】掲載を開始してもレポートに反映されない」
指標ごとの改善アクション
数字を見ること自体は難しくありませんが、大事なのは「この数字が悪いなら、何を変えればいいか」を判断できることです。私たちが実際の運用で使っている判断の考え方を、以下に整理します。
【インプレッション数(IMP)が少ない場合】
→ 表示回数が少ないときは、募集する職種・地域での検索需要、掲載状況、求人内容と検索語句の関係を確認します。有料掲載では予算や入札設定も見ますが、単価を上げるだけで表示されるとは限りません。また、日予算に届くとその日の有料配信は止まり、翌日0時頃に再開されます。日によって表示回数が大きく違うときは、予算に届いていないかも確かめましょう。
【CTR(クリック率)が低い場合】
→ 求人は表示されているのにクリックされていない状態です。求人タイトルの訴求力が弱い、または求職者が求める条件(給与・勤務地・雇用形態)が検索結果の一覧上で見えていない可能性があります。タイトルの変更や画像の追加を試してください。
【CVR(応募率)が低い場合】
→ クリックされて求人票は見られているのに、応募には至っていない状態です。仕事内容の説明が抽象的だったり、応募条件が厳しすぎたり、応募フォームが複雑だったりする可能性があります。求人票の内容を見直してください。
【CPC(クリック単価)が高い場合】
→ 現在の入札単価や、注力キーワード・時間帯別設定による調整を確認します。単価を下げる場合も、応募につながっている検索まで弱めていないか、変更後の応募数と合わせて判断します。
【CPA(応募単価)が高い場合】
→ 応募単価は、同じ対象・期間で見たクリック単価と応募率から捉えられます。クリック単価が上がったのか、クリック後の応募率が下がったのかを分け、検索語句・求人原稿・応募までの手続きを確認しましょう。
確認する日を社内で決め、何を変え、その後にどの数字が動いたかを記録すると、次の修正を考えやすくなります。短期間に複数の設定を変え続けると原因を捉えにくくなるため、確認したい点を絞って進めましょう。
▶ Indeedも併用している場合は、表示・クリック・応募・面接・応募単価のどこで求職者が離れているかを見分ける方法を、こちらで解説しています。
Indeed運用のコツと改善策
求人ボックス運用と採用改善の事例

ここでは、私たちがご支援した企業様の取り組みをご紹介します。最初は求人ボックスの運用事例です。続く2件は、媒体を問わず参考になる求人原稿・応募フローの改善事例として、仕事の伝え方と応募までの手続きに注目してご覧ください。
人材派遣・紹介会社様:求人ボックスの応募単価を2万円以下へ改善
人材派遣・紹介会社様では、求人ボックスの応募単価を2万円以下にすることが難しく、半ば諦めていたと伺いました。私たちに運用をご依頼いただいた後は2万円以下まで下がり、運用方法で成果が変わることを実感したとお話しいただいています。
また、成果が伸び悩んだ際には、求人ボックスへの出稿が過剰になっているのではないかと提案しました。同じ会社の求人が重複し、一つひとつのアカウントの効果が下がっている可能性があると考えたためです。複数のアカウントや代理店から求人を出している場合は、個々の配信設定だけでなく、全体の掲載状況も把握したいところです。
▶ 応募数だけでなく、その先の採用まで見据えた支援について、取材記事でご紹介しています。
求人ボックスの応募単価を2万円以下へ改善した事例
▶ この会社様の改善前後の数字や、予算を増やしたときの見直し方は、こちらで詳しくご紹介しています。
派遣会社の求人広告で応募を増やすには?応募単価を1万5千円以下にした運用の見直し方
音楽教室様:講師募集の応募フローと、働く姿が伝わる原稿を見直す
音楽教室の講師募集では、履歴書をダウンロードして郵送するなど、応募の手続きにアナログな部分が残っていました。そこで、Webで完結する応募フローの構築から、その後の広告運用までご支援しました。
お客様は、原稿改善のアドバイスを受けた際、実際に働く姿を想像できる文章や写真の掲載を心掛けたと話されています。また、ホームページに働く方の声を載せることで、応募する方が仕事をイメージしやすくなるとお話しくださいました。月に2回の打ち合わせでは、業界をよく知っているからこそ気づきにくい見方も含め、求職者にどう伝わるかを一緒に考えています。
応募の手続きを進めやすくすることと、仕事を具体的に伝えることを合わせて考える上で参考になる事例です。
▶ 応募フローの変更と継続的な改善の進め方は、こちらをご覧ください。
音楽教室の講師募集をWebで完結する形へ変えた事例
体育教室様:有料広告と原稿改善で、応募数と応募者の傾向に変化
体育教室様は、Indeedの無料掲載で月1〜2件程度の応募がある状態からご相談いただきました。有料広告を導入し、応募数は月7〜8件になったと伺っています。ただ、募集したい経歴と合わない方や、連絡がつかない方からの応募もあり、採用につながる応募を増やすことが課題でした。
そこで、実際に働くインストラクターの経歴や仕事を選んだ理由、教室を利用するお客様の声などを伺い、仕事の内容とやりがいが伝わる原稿へ見直しました。私たちの見立てでは3ヶ月ほどで応募者の傾向が変わり始め、お客様からも採用につながった手応えを伺っています。
応募数に加えて応募者の傾向も見ると、次に原稿で何を伝えるべきかを考えやすくなります。件数が増えても仕事とのミスマッチが残る場合に、参考になる取り組みです。
▶ 現場へのヒアリングを原稿に反映した経緯は、こちらで詳しくご紹介しています。
体育教室様の応募と採用を改善した事例
求人ボックスの運用は代理店への依頼も検討しよう

ここまで自社で運用するためのノウハウをお伝えしてきましたが、正直な話、すべてを自社で対応するのはかなりの労力です。求人票の作成・更新、キーワード設定、入札調整、効果測定…これらを採用担当者が通常業務と並行して行うのは、特に中小企業では現実的に難しいケースも多いのではないでしょうか。
そうした場合には、求人ボックスの運用を代理店に依頼する(運用代行を使う)のもひとつの選択肢です。ここでは、代理店に依頼するメリットと、判断のポイント、そして代理店選びで確認すべき点をお伝えします。
代理店への依頼で期待できること
代理店が持つ運用経験を活かし、原稿や配信の改善を相談できることがメリットです。
そしてもうひとつ大きいのが、運用の負担が減ることで、本来注力すべき選考・面接にリソースを集中できるという点です。採用活動は「応募を集める」だけでなく、その後の書類選考・面接・内定出しまで含めて成否が決まります。運用に時間を取られすぎて候補者対応が遅れてしまっては本末転倒なので、自社のリソース状況を冷静に見て判断することが大切です。
代理店に依頼すべきか判断する3つのチェックポイント
代理店への依頼を検討する際は、以下の3つの観点で自社の状況を振り返ってみてください。
1. 運用に充てられるリソースはあるか
求人ボックスの運用は、掲載して終わりではなく継続的な調整が必要です。週に数時間でも運用に充てられる担当者がいるかどうかが、自社で継続できるかを考える材料になります。担当者がいない、または他業務と兼任で手が回らない場合は、代理店を検討した方がよいでしょう。
2. 現状の採用活動に満足しているか
すでに自社運用で一定の応募が取れているなら、無理に代理店を使う必要はありません。ただし、「応募は来るがターゲット外が多い」「応募単価が高止まりしている」といった課題がある場合は、プロの視点で運用を見直してもらう価値があります。
3. 予算と依頼範囲は合っているか
代理店へ依頼する場合は、広告費とは別に運用手数料や初期費用がかかることがあります。社内で減らせる作業時間と、実際の支払額は分けて考えます。
▶ 代理店に依頼する場合の費用の内訳は、掲載料金の記事で整理しています。
求人ボックスの掲載料金と代理店費用
なお、自社運用には「社内にノウハウが蓄積される」「修正を即座に反映できる」というメリットもあります。どちらが正解というわけではなく、自社の状況に合わせて選ぶことが重要です。
代理店を選ぶ際に確認すべきポイント
代理店に依頼すると決めたら、次は「どの代理店を選ぶか」が重要になります。求人ボックスの代理店は数多くありますが、以下のポイントを確認することで、自社に合った代理店を見極めやすくなります。
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具体的な数値実績があるか:「応募数〇%アップ」「応募単価〇円に改善」など、実績を具体的な数字で示せる代理店は信頼性が高い
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自社の業界・職種への理解があるか:介護とITでは求職者の行動もまったく異なるため、業界ごとの知見があるかどうかは成果に直結する
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運用体制が明確か:担当者の経験やチーム体制を事前に確認しておくと安心
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レポーティングの質と頻度:月次レポートの内容を事前に見せてもらい、どこまで分析してくれるかを確認する
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料金体系が明確か:手数料の計算方法、最低契約期間、解約条件などを事前に確認する
▶ 初期費用・運用手数料の金額も明記した運用支援の内容は、こちらでご覧いただけます。
Indeed・求人ボックス広告の運用代行
▶ 原稿や採用ページも含めて、応募が少ない理由を考えたい方はこちらをご覧ください。
採用マーケティングの考え方と進め方
求人ボックスの運用まとめ
最後に、この記事でお伝えしたポイントを整理します。
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求人票の質が運用成果を左右する:募集する仕事を具体的に伝え、タイトル・仕事内容・画像を見直すことで、求職者が仕事を判断しやすい情報を用意する
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有料掲載は「出して終わり」ではなく、調整し続けることが大事:運用の単位と入札方法を先に決めたうえで、入札単価、キーワード・ユーザー、配信の曜日・時間帯の設定を組み合わせ、自社のレポートを見ながら費用対効果を高めていく
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効果測定は5つの指標(IMP・CTR・CVR・CPC・CPA)を軸に:応募数・応募単価と、面接や採用に進んだ状況を見て、ボトルネックを特定して改善する
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自社運用が難しければ代理店も選択肢:リソース・成果・予算の3軸で判断し、自社に合った運用体制を選ぶ
求人ボックスの運用では、費用と応募の結果を見ながら、原稿や配信を見直していきます。限られた予算をどこへ使うか判断するためにも、今回の指標と確認項目を自社の募集に当てはめてみてください。
私たちスリーカウントは、求人ボックスの公式代理店として多くの企業様の運用を支援してきました。「自社で運用しているが成果が伸び悩んでいる」「有料掲載を始めたいが何から手をつければいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。30分の無料コンサルティングを実施しています。

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